2025年4月30日付の日本経済新聞(朝刊17面)に、本学の外国人留学生の就職活動支援に関する取り組みが紹介され、グローバル学部長の島田 徳子教授のコメントが掲載されました。
グローバルコミュニケーション学科では、1年次からのアカデミック日本語の授業に加え、2年次後期から3年次前期にかけて、外国人留学生を対象にビジネスシーンに特化した日本語や、就職活動に必要な日本語コミュニケーション能力の修得を支援する授業を必修科目として展開しています。特にインターンシップが本格化する3年次前期には、キャリアセンターとの連携を強化し、授業内にキャリア支援を組み込むなど、実践的なサポートを行っています。その一例として、「日本語2D」の授業では、キャリアセンターへの訪問をカリキュラムに組み込み、就職活動と日本語教育を結びつける取り組みが行われていることが記事内で紹介されました。
また、同記事では、外国人留学生の離職率が日本人よりも高いという現状にも言及されており、島田教授は、外国人社員が孤立感や孤独感を覚えることが一因であり、企業側も“選ばれている”という意識を持たなければ、日本企業を志望する留学生は減ってしまうおそれがあると述べ、企業側の意識改革の重要性を指摘しています。
本記事は、外国人留学生が日本でキャリアを築くための支援体制の現状と課題を明らかにしたものであり、今後の学内での取り組みにも多くの示唆を与える内容となっています。島田教授のコメントは、本学の社会的責任と留学生支援に対する姿勢を明確に示すものであり、大変意義深いものです。
関連リンク
- グローバル学部 グローバルコミュニケーション学科
https://www.musashino-u.ac.jp/academics/faculty/global_studies/global_communication/ - 武蔵野大、仕事向け日本語授業(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO88369100Z20C25A4TCN000/