6月13日、法学部法律学科の4つのゼミ(片山ゼミ、佐々木ゼミ、古谷ゼミ、森下ゼミ)合同で、東京都社会保険労務士会の長﨑 明子氏を招き講演会を開催しました。労働に関わる法律と、労働と社会保険のつながりについて、身近な出来事をまじえてお話しいただきました。
講演会では、社会保険労務士(社労士)とはどのような資格であるのか、労働時間や賃金の決まり、求人票で確認するべき項目等、就職活動・就職を控える学生にとって身近であり重要な点をご説明いただきました。また、公的医療保険制度や公的年金制度のご説明を通して、誰もが保障を受けられる仕組みであることをはじめ、産前・産後休業や介護休業、傷病手当金等の具体的な制度についても分かりやすく教えていただきました。
質疑応答では「勤務時間の計算方法について」「勤務先の都合でシフトに入れない場合の補償」など、アルバイト先での出来事を例に学生から質問が寄せられ、長﨑氏の見解についてご回答いただくとともに、こういった相談が社労士に寄せられる事例のひとつであることを教えていただき、社労士が、誰もが安心して働ける環境のために重要な役割を果たす立場であることを実感できました。
長﨑氏は武蔵野女子大学(現・武蔵野大学)の卒業生であり、学生にとっては先輩の立場にある方からの講演で、大変貴重な機会となりました。

