6月22日、経営学部会計ガバナンス学科の授業において、東急ファイナンスアンドアカウンティング株式会社(TFA)取締役社長の佐野 陽司氏を講師に迎え、特別講義を実施しました。
本講義は、「これからの経理職」「求められる経理人材」というテーマのもと、実務の最前線に立つ企業の視点から、経理職の役割や魅力について詳しく解説が行われました。


実務的視点から経理の重要性を学ぶ
本講義は、実際の企業活動に基づいた知見を共有いただくことで、学生たちが経理職の役割をより具体的に理解することを目的に企画されました。現場で活躍する企業の担当者が直接教壇に立つことで、理論だけでは得られない具体的な業務の広がりや、現代のビジネスシーンにおける経理の重要性について深く学ぶ場となりました。
シェアードサービスが実現する業務の標準化とガバナンス強化
講義前半では、東急グループの経理業務や給与計算を集約して担うTFAの事業内容と、シェアードサービスの仕組みについて詳細な説明が行われました。複数の企業が共通業務を集約することで、コスト削減や業務の標準化のみならず、グループ全体のガバナンス強化を実現している点が示されました。経理部門が単なる事務処理の場にとどまらず、企業経営の屋台骨を支える戦略的な役割を果たしていることについて、理解を深めました。
正確な処理から「経営の意思決定を支える仕事」へ
講義後半では、近年の経理業務を取り巻く環境の変化についての説明が行われました。制度の高度化やグローバル化、DXやAI技術の進展により、経理業務は従来の「正確に処理する仕事」から、「経営の意思決定を支える仕事」へと大きく変化していることが挙げられました。
さらに、今後求められる人材像として、単に専門知識や正確性を持つだけでなく、課題を発見し解決に導く力や、周囲と連携しながら業務を推進するコミュニケーション能力、自ら考えて行動する主体性が重要であること、経理職は企業の「数字を扱う仕事」から、「経営を支えるパートナー」へと変化していることを、具体例を交えて分かりやすく解説されました。
社長が語る採用面接で大切にしている軸
質疑応答では、採用面接で重視している点について学生から質問が寄せられ、佐野氏からは「幼少期からの経験を掘り下げることで、“自ら仕事を拾いに行く主体性”や“周囲に良い影響を与えるリーダーシップ”があるかを確認している。また、自分を磨く努力に加え、周囲を巻き込み目標達成に貢献できる学生を高く評価している。」とのご回答をいただきました。就職活動を控える学生たちにとって、参考となるご意見を伺えました。
実践的な学びの機会を提供
今回の講義は、実務視点から経理職について理解するとともに、今後求められる経理人材を把握することで、自らのキャリアについても考える貴重な機会となりました。会計ガバナンス学科では、今後もこのような機会を継続して提供し、国内外のビジネスシーンで活躍できる会計のスペシャリストを育成していきます。
関連リンク
- 経営学部会計ガバナンス学科
https://www.musashino-u.ac.jp/academics/faculty/business_administration/accounting_and_governance/ - 東急ファイナンスアンドアカウンティング株式会社
https://www.tokyu-tfa.co.jp/company/