
グローバル学部日本語コミュニケーション学科4年生の櫻井 理子さんが5月31日に江戸川スポーツランドのスケートリンクで開催された「第2回PAINT ON ICE&勅使川原郁恵スケート教室」に参加しました。当日はシンクロナイズドスケーティングのエキシビション演技を披露したほか、子どもたちがスケートリンクに自由に絵を描く「PAINT ON ICE」、スケート教室での指導、カーリング体験のサポートなどを行い、スポーツを通じた交流の場づくりに貢献しました。
世界での競技経験から、「子どもたちに多様な価値観に触れる機会を届けたい」
櫻井さんは、シンクロナイズドスケーティングの日本代表選手として高校1年生から大学2年生まで活動し、その後2年間休学してカナダ代表チームに所属しました。カナダでは、多国籍の選手が集まるチームで練習や大会に取り組み、異なる文化や価値観の中で競技力を磨きました。2025年度に復学してからは再び日本のチームで競技を続けており、これまでに世界大会にも出場しています。
カナダ代表チームでの競技経験を通じて、「言語や文化の違いが考え方や価値観の違いにつながり、時に誤解を生むこともある一方で、互いを理解しようとする姿勢があれば、言葉や文化の壁を越えてつながることができることを実感した」という櫻井さん。当初は、異なる文化や価値観を持つメンバーとの関わり方に戸惑い、自分の考えを十分に伝えられないこともありましたが、日々の練習を通じて積極的にコミュニケーションを重ねた結果、相手の価値観を理解し、自身の考えも発信できるようになりました。
この経験から、「子どもの頃から多様な文化や価値観に触れる機会を持つことが大切だ」と強く感じるようになり、現在はゼミにおいて「スポーツを通じた国際交流」をテーマとした個人プロジェクトに取り組んでいます。
スポーツを通じた交流の場づくりを実践するため、地域イベントに参加
活動を進める中で、ゼミの指導教員である神吉 宇一教授から、元ショートトラックスピードスケート日本代表でオリンピアンの勅使川原 郁恵さんが主催するイベントを紹介されました。櫻井さんは、子どもたちがスポーツを通じて多様な経験を得られる場を創出するというこのイベントの趣旨に共感し、自身の目指す「スポーツを通じた国際交流」と重なるものであると感じ、参加するようになりました。
その後は、単に参加するだけでなく、自身の競技経験を生かしながら、子どもたちに新たな体験や交流の機会を届ける役割を担っています。同じスケート競技に携わり、出身地も近いという共通点から勅使川原さんとの交流も深まり、活動の幅を広げてきました。
現在も継続的にイベントに関わりながら、スポーツを通じて子どもたちが自然に交流し、互いに理解を深められる場づくりに取り組んでいます。
シンクロナイズドスケーティングの魅力を伝え、子どもたちの挑戦を後押し
イベントには300人を超える来場者が訪れ、チケットも早い段階で完売するなど、大きな注目を集めました。会場では、子どもたちが氷上に自由に絵を描く「PAINT ON ICE」をはじめ、カーリング体験やスケート教室など、多彩なプログラムが実施されました。
櫻井さんは日本代表チームのメンバーに声をかけ、通常は16人で行うシンクロナイズドスケーティングの演技を5人編成にアレンジし、約2週間かけて準備した特別プログラムを披露しました。
また、スケート教室では、参加した子どもたちや保護者に対し、基礎的な滑走や動きを丁寧に指導しました。シンクロナイズドスケーティングを初めて見る来場者も多く、演技後には「一緒に写真を撮りたい」と声をかける参加者の列ができたほか、「とても綺麗でした」といった感想も寄せられ、競技の魅力を伝える貴重な機会となりました。


スケートを教えるだけでなく、氷の上に自由に絵を描く「PAINT ON ICE」のサポートも行いました。
コメント「スポーツを通じた交流の価値を実感」
グローバル学部日本語コミュニケーション学科4年生
櫻井 理子さん(写真右)
スケートを通じたイベントに、ゼミの活動を通して関わることができ、とても光栄に思います。当日は、子どもたちが氷の上に自由に絵を描いたり、カーリングやスケート教室に参加したりする姿を見て、あらゆる経験が学びにつながることを改めて実感しました。表現することや他者を尊重すること、順番を守ることや思いやりを持つことなど、子どもたちは楽しみながら多くのことを学んでいたように感じます。また、シンクロナイズドスケーティングを多くの方に知っていただく機会にもなり、大変嬉しく思いました。今後も卒業論文の研究と並行しながら、スポーツを通じた交流活動に積極的に取り組んでいきたいです。
関連リンク
- グローバル学部日本語コミュニケーション学科
https://www.musashino-u.ac.jp/academics/faculty/global_studies/japanese_communication/ - 輝け!武蔵野大生 Happiness Creators(No.014 シンクロナイズドスケーティングで世界へ)
https://www.musashino-u.ac.jp/happiness_creators/no014.html - NATURAL BODY BALANCE ASSOCIATION
http://star.nbba.or.jp/
※元ショートトラックスピードスケート日本代表選手として3度のオリンピックに出場し、現在はヘルスケアスペシャリストとして活躍する勅使川原 郁恵氏が代表を務める社団法人。