大学院言語文化研究科言語文化専攻言語文化コースでは、2026年度から修士課程1年生を対象とした必修科目「言語文化研究基礎」を新設しました。
本科目は、「言語文化研究概論」「言語文化研究法」とともに、修士論文を作成するために必要となる基礎的なアカデミック・スキルを学び、自分の研究テーマにかかわる先行研究の調査や研究デザインの立案などを通して、修士論文に向けた研究計画を行ないます。
7月20日、前期の学びの集大成として、修士課程1年生13人が自身の研究計画についてポスター発表を行いました。指導教員や学生同士が活発に意見を交わし、研究計画をさらに深める貴重な機会となりました。

「研究とは何か」から始まる3カ月
「言語文化研究基礎」では、修士論文の作成に必要なアカデミック・スキルを学ぶだけでなく、自身の研究テーマに関する先行研究の調査や研究デザインの立案を通して、研究計画を構築します。
学生たちは4月から3カ月間、それぞれの研究に真摯に向き合ってきました。「研究とは何か」という哲学的な問いからスタートし、文献収集の方法や先行研究のクリティカルレビュー、研究目的を導き出すことの重要性について学んできました。その学びを研究計画に反映させ、教員や学生同士でディスカッションを重ねながら、内容をブラッシュアップしてきました。最終的に、これまでの成果をA0サイズのポスターとしてカタチにしました。
教員・学生が活発に議論-研究をさらに深める機会に-
ポスター発表には、学生たちの指導教員も参加し、一人ひとりの研究内容に対して専門的な視点からコメントやアドバイスが寄せられました。また、履修生同士も積極的に質問や意見を交わし、多様な視点から活発なディスカッションが展開されました。発表者にとっては、自身の研究を客観的に見つめ直し、研究計画の改善点や今後深めるべき課題を明確にする貴重な機会となりました。
大学院言語文化研究科 言語文化専攻言語文化コースでは、このような発表や交流の機会を通して、学生同士や教職員と交流を深め、研究コミュニティを育みながら、一人ひとりの研究活動がより豊かなものになるようサポートしていきます。


学生コメント
言語文化研究科言語文化専攻言語文化コース 修士課程1年
リ タクキンさん
「言語文化研究基礎」の授業を通して、研究テーマの考え方や先行研究の読み方、研究計画の立て方を一つずつ学ぶことができました。ポスター発表では、先生方や皆さんから温かく具体的な意見をいただき、自分の研究をさらに深めたいという気持ちが強くなりました。この大学で学べて本当によかったと、改めて心から感じています。
授業担当教員コメント
言語文化研究科 研究科長
島田 徳子教授
昨年度までは、異なる科目で研究の基礎を学ぶ機会を提供してきましたが、カリキュラムを見直して、「言語文化研究基礎」を新設し、「言語文化研究概論」「言語文化研究法」を含めた三つの必修科目で、研究を遂行するための基本知識とスキルの習得を支援することとしました。また同時に、修士1年生の早い段階から研究者マインドを醸成するとともに、自身の研究について、指導教員以外の教員や、同級生や先輩からコメントやアドバイスをもらう機会を拡充し、コース全体が研究コミュニティとして機能することを目指しています。
言語文化研究科
櫻田 怜佳講師
学生たちは、「研究とは何か」を考えるところから始め、先行研究を丁寧に読み解き、議論を重ねながら、3カ月かけて自分の問いを磨き上げてきました。本科目を通して培った研究の基礎と仲間とのつながりを大切にしながら、より精緻で説得力のある研究へと発展させ、充実した修士論文に繋げられることを期待しています。