3月20日に開催された「日本理科教育学会オンライン全国大会2026」において、教育学部教育学科の岩城 和奏さんが、発表賞を受賞しました。
理科教育の未来を議論する全国大会
日本理科教育学会は、理科教育の理論と実践に関する研究を行う国内有数の学術団体です。毎年春には、オンライン形式の全国大会が実施され、全国から多くの教育関係者や研究者が集まり、最新の教育手法や研究成果について活発な議論が交わされています。
博物館と遠隔配信を組み合わせた独自の視点
岩城さんは、教育学部教育学科の飯田 和也准教授の指導のもと、「博物館からの遠隔同時配信が来館への意欲に与える影響」というテーマで研究を行いました。デジタル技術を活用した教育環境の変化に着目し、対面での来館とデジタル配信の関係を分析した点が、理科教育におけるICT活用の新たな可能性を示すものとして評価されました。
学生コメント:研究の面白さを実感
教育学部教育学科 岩城 和奏さん
このたびは、このような賞をいただき、大変光栄に思います。受賞の知らせをいただいたときは、とても驚きました。今回の研究は、自分自身の経験の一つとして学会で発表しようという思いで取り組んでいたため、このような評価をいただけたことを大変嬉しく思っています。
このテーマを選んだ理由は、もともと博物館が好きで、博物館と教育を結び付けた研究をしてみたいと考えたからです。研究を進める中では、授業実践や分析を含め、楽しみながら取り組むことができました。
今回の経験を通して、研究することの面白さや、教育実践を振り返ることの大切さを改めて実感しました。今後は、この経験を生かしながら、教育現場で子どもたちの学びを支えられる教員を目指して努力していきたいと思います。
指導教員コメント:博物館への思いを研究と教育へ
教育学部教育学科 飯田 和也准教授
この研究は、「博物館のどういうところが好きなのか?」「教育現場でどのように活かせそうなのか?」という点を、岩城さんと議論しながら組み立てました。岩城さんがなんとなく感じていた博物館の「良さ」が、今回の研究の核になっています。普段から朧げに感じていることは、研究だけではなく、授業づくりにおいても重要なことだと思います。卒業後、教員になってからも、今回の経験を活かして欲しいと思います。
また、今回の研究では、学芸員の富澤 由規子氏をはじめ、御船町恐竜博物館(熊本県)の方々から多大なご協力をいただき、実現させることができました。この場を借りて御礼申し上げます。
教育学科が育む専門的な実践力・企画力
今回の受賞は、岩城さんの日頃の真摯な研究姿勢と、教育学科での専門的な学びが成果として現れたものです。この研究成果は、今後の博物館教育や学校教育におけるICT活用の指針となることが期待されます。岩城さんのさらなる飛躍を応援するとともに、教育学科はこれからも児童・生徒を健やかに育むための高い人格と専門的な実践力・企画力を持った教育者の育成に取り組んでまいります。
関連リンク
- 教育学部教育学科
https://www.musashino-u.ac.jp/academics/faculty/education/education/ - 日本理科教育学会オンライン全国大会2026
https://national.sjst.jp/past/2026_online