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角田さん(左)-戸邉さん(中央)-安藤さん(右)

No.002
人間科学部 社会福祉学科

戸邉 美咲さん (2年:中央)
角田 実優さん (4年:左、リーダー)
安藤 千里さん (4年:右、リーダー)

長野県栄村と社会福祉学会が10年間紡いできた絆

について

私たちは学科が運営主体の社会福祉学会に所属しています。この学会は、学年を越えた会員間の交流を図りながら社会福祉に関わる研究及び諸活動を行うことを目的としています。社会福祉学科の1~4年生が所属しており、地域貢献活動の実施と共に地域の関係機関、福祉に関わる人々との交流に努めています。

この活動の一環として、2021年9月に長野県栄村の高齢者施設とオンラインで繋ぎ、ボランティア活動を行いました。社会福祉学会では約10年に渡り、栄村でのボランティア活動を行っています。ボランティアが始まったきっかけは、震災復興支援です。2011年の東日本大震災の翌日、大々的には報道されていませんでしたが、栄村にも震災がありました。栄村には、武蔵野大学卒業生の山路さんの絵手紙美術館があったこともあり、2011年の夏から栄村への災害復興ボランティアを開始しました。その後、現在まで集落のお祭り支援や児童領域、高齢領域など、ニーズに合わせてボランティア活動を続けています。

例年は直接足を運んでいましたが、2020年からは新型コロナウイルスの影響によりオンラインでの実施となっています。今回実施した高齢者施設でのボランティア活動も、Zoomを通じて約20名の施設の方とイントロクイズや連想ゲームなどのレクリエーションを行いました。施設の方と直接関わることができない中で、企画を一から考えることは大変でしたが、画面越しに笑顔で手を振っていただくなど、コミュニケーションをとることができ、交流を深めることができました。その後も、職員の方や利用者の方に向けたメッセージカードを作成して送るなど、交流を続けています。

今後の

戸邉さん:私が社会福祉学会に所属したきっかけは、1年生の時に学会が主催していた新入生ウェルカムプロジェクトに参加したことです。先輩と交流する中でボランティア活動を行っていることを知り、興味をもちました。

現在は社会福祉学科において学びを深めながら、ソーシャルワーカーを目指しています。きっかけは、高校時代、陸上部に所属する中で挫折しかけた際に先輩が相談に乗ってくれたことです。当時はそれが私にとって大きな支えとなりました。そして、自分も困っている人の相談に乗り、支援していきたいと考えるようになりました。

そのような中で、以前から高齢者福祉に興味があったこともあり、今回の栄村のボランティア活動は貴重な経験になりました。また、高齢者福祉だけでなく、児童福祉や地域福祉にも興味を持っています。今後は、子ども食堂や赤い羽根共同募金、リサイクル活動などのボランティア活動にも幅広く参加する予定です。

あなたの身のまわりにも、児童虐待や貧困、自然災害などで、困っている人がたくさんいるかもしれません。ボランティアではなく、そっと声をかけるだけでもその人の支えになれると思います。誰もが健康で、幸せな生活を送れる世界を一緒に作っていきませんか。

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