バトントワーリングで世界へ
No.016
グローバル学部 日本語コミュニケーション学科 2年
桑野 花音さん
※所属・内容は取材当時(2023年7月)のものです。活動について
私はバトントワーリングの選手として活動しています。日本代表選手として、8月9日~13日に英国・リバプールで行われる「2023IBTF世界バトントワーリング選手権大会(以下:世界大会)」に出場します。
バトントワーリングとは音楽に合わせて「バトン」を回転させるスポーツです。競技種目は団体、ペア、個人と分かれており、個人ではバトンを2本や3本使う種目もあります。私はバトンを3本使用して1分半の演技をする「スリーバトン」という種目を行っています。
私がバトントワーリングを始めたのは幼稚園の時です。母と習い事を探しているとき、私はあまり覚えていませんが、体育館でバトンを回している方を私がすごく楽しそうに見ていたそうです。小学3年生まではキッズコース、4年生からは選手権コースに所属しました。「スリーバトン」を始めたのは5年生の時です。チームの先輩が3本のバトンを操る姿に憧れ、挑戦してみたいと思いました。しかし当初は難易度が高く、大会でも満足できる結果を残すことができませんでした。中学3年生の時に初めて「全日本バトントワーリング選手権大会」に出場し、7位になることができてからは少しずつ自分の演技に自信を持てるようになりました。
今後の目標
2019年の世界大会の予選では6位までが日本代表選手に選ばれる中、私は7位でした。同じチームの後輩が選ばれ、とても悔しい思いをしました。2021年の予選はコロナウイルスの影響でなくなり、2023年3月に行われた予選で、やっと2位をとることができました。上位の順位になるという経験が初めてだったので、喜びというよりは驚きの方が大きかったです。その後、6月に行われた関東大会では、日本バトン協会のみなさんや観客に演技を披露する機会がありました。以前から憧れていた他の選手の方々と一緒に並び、激励の言葉をいただいたときに、改めて日本代表選手という自覚が持てました。
世界大会での目標は、自分が納得できる演技を披露することです。大会ではいつも緊張してしまい、練習の成果がだせずに後悔してばかりです。今回は怯むことなく攻めの姿勢で演技をしたいと思っています。また、所属チームのキッズコースの子どもたちがすごく応援してくれているので、胸を張って帰ってこられるように頑張りたいです。私の活躍を見て、夢を与えられればと思っています。
関連URL
- 一般社団法人日本バトン協会
https://www.baton-jp.org/
スリーバトンの演技の様子①
スリーバトンの演技の様子②
世界大会へ行く所属チームのメンバー(左からコーチ、一緒に出場するスリーバトンの選手、桑野さん)
所属チームのメンバー