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岡田奈那美-さん プロフィール写真_2

No.008
人間科学部
社会福祉学科 3年
岡田 奈那美さん

フェアトレードで世界を変えるムーブメントを起こす

※所属・内容は取材当時(2022年11月)のものです。

について

‟SDGsへの貢献を目的にソーシャルアクションを起こす”というテーマのゼミで2021年11月~12月の約1カ月間、フェアトレード商品の販売を行いました。フェアトレードとは、対等な貿易を通して途上国の生産者や家族の生活環境を改善し、自然環境にもやさしい配慮がなされる持続可能な取引のサイクルのことをいいます。

活動では「大学生がフェアトレード商品の購入を通して世界の貧困問題・児童労働問題に目を向けること」を目標に掲げ、学内の売店でチョコレートやクッキー、ドライフルーツなどの食品を全4種類販売しました。結果、準備していた355個の商品は完売し、合計71,000円の売り上げになりました。
 
活動後に行った社会福祉学科の1・2年生を対象としたアンケートでは、回答者134名中43名が商品を購入、そのうち全員が今後もフェアトレード商品を販売してほしいという回答を得ることができました。この結果から、学生がフェアトレードの仕組みを知り、関心を持つきっかけづくりができたと実感しています。また、大学主催のSDGs Awardでは、今後の活動が期待できるとして奨励賞を受賞しました。
 
その後の活動としては、「フェアトレードを普及する活動を継続的に広めたい」という強い思いから、2022年2月にフェアトレードに関心を持った5人の仲間と「フェアトレード推進団体 FAIRSTA(以下、FAIRSTA)」を立ち上げました。FAIRSTAでは5月に他大学のフェアトレードサークルとコラボしたトークイベントや、武蔵野キャンパスで学生に向けたフェアトレードクイズ大会を開催しました。今後は学内外でフェアトレード商品を販売し、フェアトレードへの理解をより一層広めていきたいです。

今後の

ゼミでの活動は半年という限られた期間の中で、フェアトレード・ラベル・ジャパンの方々にお話を聞き、事前アンケートを実施して販売商品を決定、仕入先や在庫に関する企画書を作成するなど、初めてのことばかりでとても大変でした。売れなかったらどうしようといった不安もありました。しかし活動を終えて、商品の完売を仕入れ先であったわかちあいプロジェクトの方に喜んでいただいたことや、自分たちの活動が生産者やその家族への支援と、学科生の満足感につながるという理想のフェアトレードの形を実現できたことに大きな達成感を感じています。

私は社会貢献をしても、その行動で自分自身が何かを得られなければ、両者の間に力関係が生まれてしまうだけだと思っています。フェアトレードの商品を買うことは、その商品を得るという自己利益と、買ったことで生産者に適正なお金と仕事を与えるというフラットな支援ができます。このように、「自分の生活が社会貢献になっていた」というサイクルがどんどん広がっていくことを目標に、私は活動を続けていきます。

「何か行動を起こしたい!」「良いことをしてみたい!」という気持ちがある方は多いと思うので、ぜひそんな価値観を持った人はFAIRSTAに興味を持っていただけたら嬉しいです。まずは関心を持つことだけでも大きな1歩です! みなさんもフェアトレード商品を選ぶことを通して世界を変えるムーブメントを一緒に起こしませんか?

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