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子どもたちの可能性を広げる未来の教育者を増やす!

No.012

教育学部 教育学科 4年

田中 勇輝さん

※所属・内容は取材当時(2023年1月)のものです。

活動について

2022年3月に「学生団体CREATORS(以下:CREATORS)」という団体を立ち上げ、運営メンバーとして活動しています。CREATORSには現在武蔵野大学教育学部の学生が16名所属しており、小学生を対象とした「教育系イベントの開催」を軸に幅広い活動を行っています。

私は大学在学中に保育園や幼稚園での短期アルバイトや小学校でのTA(ティーチング・アシスタント)、宿泊行事の引率ボランティア、教育実習など、様々な教育現場を体験しました。そしてこれらの活動を通じて、教育者を目指す学生にとっての現場経験の重要性をより一層実感し、「大学の学びを超えた体験の場を学生に提供したい」という思いで学部の友人2名と学生団体の立ち上げを決意しました。

立ち上げ後の最初の活動として、4月に教育学部の卒業生が理事を務める一般社団法人デジタル教育推進協会と協力し、同学部の学生を対象に「プログラミング教育」のセミナーを開催しました。そのつながりから派生して、7~8月には川崎市の学童保育施設(15カ所)、11月にはさいたま市の体育館でプログラミングイベントを行いました。また、並行して8月には「地域活性化」を目的とした横浜市青葉台の夏祭りを企画・運営、9月からは三鷹市立第六小学校で放課後遊びプロジェクトを継続して行っています。

今後の目標

様々な活動を同時並行で行っているため、先方との調整や企画の考案などは大変ですが、普段とは違った教育を提供することで、少しでも子どもたちの可能性を広げられたらと思って活動しています。一方で、教員を目指す学生にとっても子どもたちと過ごす時間、子どもたちのことを考えて企画する時間は貴重な経験となっており、両者にとって価値のある活動ができていると自負しています。

私は「自分と出会う子どもたちの可能性を広げてあげられる先生になりたい」という想いで教育学部に入学しました。しかし、在学中に色々な教育現場を体験する中で自分が先生になると1年間に関わる子どもの数が限られることに気づきました。そのため現在は、自分と同じ想いを持った「教育者の卵」を増やし、より多くの子どもの可能性を広げていきたいと考えています。大学卒業後は小中学生向けのプログラミングスクールやオンライン英会話などを運営する企業へ就職する予定で、同時にCREATORSの活動も続けていきます。

今後の目標として、CREATORSの活動を通じて2つの輪を広げてきたいです。1つ目は教育者を目指す「仲間の輪」を広げ、多くの仲間と一緒に切磋琢磨できる環境を作ることです。2つ目は協力団体や学校との「繋がりの輪」を広げ、CREATORSが提供する価値を受け取る子どもを増やしていくことです。2つの輪を広げた先が未来のより良い教育につながることを目指し、これからも活動を続けていきます。

関連URL

川崎市の学童保育施設で実施したプログラミングイベント

さいたま市の体育館で行ったプログラミングイベント

横浜市で行った青葉台夏祭2022

青葉台夏祭の来場者全員で創り上げたアート

三鷹市立第六小学校での放課後遊びプロジェクト

プロジェクトの運営メンバー(1番右:田中さん)