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SDGsの目標を達成するために一人ひとりができることを発信する!

No.013

グローバル学部 日本語コミュニケーション学科 2年

中久木 愛実さん

※所属・内容は取材当時(2023年4月)のものです。

活動について

2022年11月に「第3回 松下幸之助杯スピーチコンテスト」へ出場し、優良賞を受賞しました。このコンテストはパナソニックグループの創業者、松下 幸之助氏の「自分たちの使命は、この世から貧乏をなくし、豊かな社会をつくることにある」という志を次世代につなげるべく、年に1回開催されているものです。参加者は「2030年の世界に向けたビジョンと実践」をテーマに、SDGs17の目標達成に向けて取り組んだ自身の活動を発信します。

私は「フードロス」をテーマにスピーチ原稿を作成しました。「自分が捨てている生ごみを量り、それを記録することで捨てる量を減らすことができる」という内容です。私たちは「食べ物を捨てないようにしよう」と言いながら、自分が捨てている食べ物の量をあまり知りません。数値化することで「こんなに食べ物を捨てていたのか、気を付けよう」と危機感を持つことができます。そのため、まずは自分が捨てている食べ物の量を把握しようと意見を発信しました。

私が「フードロス」に興味を持ったのは小学生の時に牛肉の廃棄に関する本を読んだことがきっかけです。家庭では「ごはんを残さず食べなさい」と教えられていたため、当時はとても驚きました。また、大学でSDGsの授業を受けた際に、自分が当たり前だと思っていた日常生活が世界では達成目標となっていることを知りました。SDGsの目標に何か貢献したいと考える中でスピーチコンテストの開催を知り、自分の意見を発信してみようと思いました。

今後の目標

スピーチコンテストまでの1カ月、生ごみの量を量りました。最初は家庭で1日500gを超えていましたが、最終日には150gまで減らすことができました。野菜の穂先や芯を料理に入れるなど、少しの工夫がフードロス削減につながると実感しました。また、今回の活動には家族も積極的に協力してくました。私の行動が他者に影響を与えたことを嬉しく思います。

今後は大学入学以前から関心のある差別や偏見についても、何か発信ができればと思っています。私の所属する日本語コミュニケーション学科には多くの留学生がいます。留学生と交流していると、日本の文化にはない価値観に驚くこともあります。しかし、知っているからこそ差別や偏見に繋がらないことが日常には多くあります。自分の経験や意見を発信することで、あらゆる価値観があることを多くの人に知ってもらいたいです。

関連URL

優秀賞の賞状

生ごみの量をはかりで量る様子

生ごみの量を記録したノート