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プロフィール

No.017
法学部
政治学科 3年
芦澤 時さん

「弁論」を通じて社会に新たな価値観を広める

※所属・内容は取材当時(2023年8月)のものです。

について

私は3年前からインカレ弁論部「SHH」に所属しています。これまでに2回、弁論大会に参加し、2023年2月に参加した「福澤杯争奪全国学生辯論大会」では「日本のコンクリート産業」をテーマに弁論を行い、3位に入賞しました。

弁論は10分間の演説と15分間の質疑応答で構成されています。大会では内容・熱意・声調などの観点で審査員が評価を行い、順位を競います。大学生の弁論大会では、「野次(やじ)」が認められており、国会の議場ように聴衆から大きな声が飛んでくるのも特徴です。
 
私が弁論部に入ったのは、大学で学んだことに対する自分の意見を同年代の人と共有し、議論する場が欲しいと思ったからです。弁論のテーマは人それぞれであり、自分が興味関心のある分野、社会問題に関して主張を展開します。弁論部では大会で弁論を発表することに留まらず、大学の垣根を超えたコミュニティで自分や仲間の弁論について議論を交わすこともできます。

弁論は原稿を作成する過程で、テーマに関する書籍や論文などの資料を読み、そこから得た膨大なデータと、自分の持つ主張を結びつけ、テーマに対する具体的な「政策」を考えていきます。そのため、自分独自の政策を「新たな価値観」として発信することができます。私は過去に「日本の死生観」「日本のコンクリート産業」について論じました。「日本のコンクリート産業」の弁論を作成した時は、コンクリート産業の最前線で働く方へのインタビューや工場見学も行いました。

今後の

大会は毎回とても緊張します。しかし弁論後、聴衆の方が私のところに集まって感想や質問を言いに来てくれた時に、自分の弁論を多くの人が聞いてくれて、真剣に考えてくれているのだ、という実感が湧いてとても嬉しくなります。

弁論の一番の醍醐味は「聴衆に新しい価値観を提供できること」だと思います。直接社会に問題提起をする活動ではありませんが、自分の主張を自由に論じることができます。聴衆が「知らなかったこと」を論じていく中で、自分が取り上げたテーマに興味を持ち、今後アクションを起こしてくれる人がいるかもしれません。過去には総理大臣を輩出している弁論部もあります。今後も聴衆に影響を与えられるような弁論ができればと思っています。

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