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No.018
アントレプレナーシップ学部
アントレプレナーシップ学科 3年(休学中)
納田 薫さん

活気ある地方を徳島から創る!「心は徳島」

※所属・内容は取材当時(2023年10月)のものです。

について

私は徳島県海陽町でローカル線「阿佐海岸鉄道」の再建を目指し、県全体の観光客誘致や旅行のツアー企画、イベントの開催などを行っています。
「阿佐海岸鉄道」は徳島県海陽町と高知県東洋町を結ぶ1両編成の鉄道です。住民の移動手段として1988年に建設されましたが、人口減少の影響で30年ほど赤字が続いています。赤字回復のため、2021年には車両に道路と線路の両方を走るデュアル・モード・ビークル(DMV)が世界で初めて導入されましたが、現状大きな効果を得られていません。

私は鉄道に乗ったり写真を撮ったりすることが好きで、中学、高校では鉄道研究部に所属して部長を務めながら全国の鉄道に乗りに行きました。そこで、祖父母の住む徳島県の阿佐海岸鉄道に出会いました。また、高校1年生のときに福島県葛尾村で震災の復興支援を行ったことがきっかけで地域創生に興味を持つようになりました。その後、葛尾村での経験を活かして自分の手で街づくりをしたいと考えたときに阿佐海岸鉄道の再建が頭に浮かび、徳島県に関わり始めました。

大学入学後は地域創生を学ぶゼミに所属し、自宅のある千葉県から徳島県に通ってDMVを使ったイベントの企画や「eureka(エウレカ)」という若者向けの“交流”と“挑戦”の場所づくりをしました。2023年4月からは徳島県最南端の町(海部郡海陽町)に移住し、観光客へのツアーの案内や8月の阿波おどりのお祭り合わせて全国から社会課題に関心を持つ若者を100人集めるイベント「変化連(へんげれん)」を企画するなど県内外の人に徳島県の魅力を伝える活動を行っています。

今後の

DMVという珍しい乗り物が導入されてもなお、上手く観光客を誘致できていない理由の一つに、徳島県の魅力を県外の人に発信できていないことがあると考えています。例えば、徳島県の人にとって当たり前の景色や食べ物は、県外からきた私にとっては格別です。その素晴らしさを伝え、多くの人に知ってもらうことが大切だと思っています。また、多くの人に来てもらうためには観光客を受け入れる仕組みの強化も必要です。今後も徳島県に県外の若者を集め、様々なアイデアやフィードバックをもらいながら、地元住民も巻き込んだ地域づくりを進めていきたいです。

私の最終的な目標は徳島と首都圏を結ぶ架け橋として広告塔になることです。エウレカや変化連の活動では、若者の挑戦に伴走し、機会格差の是正を行うとともに、徳島並びに地方の活性化を目指します。そして、「旅行業務取扱管理者」という資格の取得に向けて勉強しています。この資格は旅行業者に必要な資格です。将来は徳島県の魅力を伝えるため、旅行業や観光分野で起業ができたらいいなと考えています。

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