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工学部建築デザイン学科の金 政秀教授が公益社団法人空気調和・衛生工学会において「第63回学会賞技術賞」を受賞しました

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工学部建築デザイン学科の金 政秀教授が、公益社団法人空気調和・衛生工学会において応募作品「Port Plus」により「第63回学会賞技術賞」を受賞しました。
本賞は、空調、給排水、衛生設備、建築環境工学などの分野において、優れた技術的成果を収めた研究・プロジェクトに贈られる権威ある賞です。

金政秀教授の受賞作品「Port Plus」は、延べ床面積3,500㎡の宿泊・研修施設で、日本初の高層純木造耐火建築物です。このプロジェクトでは、ゼロカーボンの実現とウェルビーイングを考慮した多くの取り組みが行われました。特に、木造建築物におけるエンボディドカーボンの詳細な計算や、バイオフィリアによる快適性の向上、自然換気を活用した研修集中度や宿泊室での睡眠の質向上など、難易度の高い課題に対する挑戦が評価されました。ゼロカーボンとウェルビーイングの両立を目指す先進的なアプローチが認められ、今回の受賞に繋がりました。

Port Plus 外観

公益社団法人空気調和・衛生工学会とは

日本の建築設備分野における学術団体であり、空調、給排水、衛生設備、建築環境工学などの技術的進展を支援する活動を行っています。学術研究発表、技術基準の策定、資格認定などを通じて、建築環境の改善と持続可能な社会の実現に貢献しています。

コメント

金 政秀教授(工学部建築デザイン学科)
この度、栄誉ある賞を受賞できましたことを大変光栄に存じます。受賞までの8年間、建築設備設計の計画段階から携わらせていただいた本プロジェクトは、私にとって特別な思い入れのある建物です。日本初の高層純木造耐火建築物として、特にカーボンニュートラル(低炭素化)への寄与が高く評価されました。さらに、本学の学生による最先端のAI、シミュレーション、睡眠評価などの研究成果を応募資料に随所に盛り込み、受賞に大きく貢献いたしました。教育面においても非常に貴重な機会となり、建物のオーナーであり設計施工を担当された大林組の皆様に、心より感謝申し上げます。

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