学科紹介
人間と環境に対する深い理解と尊重に基づいて、
建築で未来を構想できる人材を育成する

工学部 建築デザイン学科 ポータルサイト
https://www.musashino-u.ac.jp/environment/design/
https://www.musashino-u.ac.jp/environment/design/
学科DATA
取得できる学位
学士(工学)
入学定員数 (2021年度)
70名
キャンパス
1年 | 2年 | 3年 | 4年 |
武蔵野キャンパス |
学生男女比 (2020年5月1日現在)
男子137名 | 女子143名 |
49% | 51% |
目指す資格
● 一級建築士
● 二級建築士
● 木造建築士
● インテリアプランナー
● 商業施設士
● 一級建築施工管理技士 など
将来の職業イメージ
建築
● 建築設計事務所 ● 建設会社 ● 地方自治体の都市開発・建築部門(公務員) ● ハウスメーカー ● その他建築関連会社 ● 大学院進学
空間デザイン
● インテリア デザイン事務所 ● 店舗企画・開発会社 ● 家具メーカー ● リノベーション関連会社 ● 照明メーカー ● 大学院進学
デジタルデザイン
● 広告・印刷会社 ● 制作・デザイン会社
● 建築設計事務所 ● 建設会社 ● 地方自治体の都市開発・建築部門(公務員) ● ハウスメーカー ● その他建築関連会社 ● 大学院進学
空間デザイン
● インテリア デザイン事務所 ● 店舗企画・開発会社 ● 家具メーカー ● リノベーション関連会社 ● 照明メーカー ● 大学院進学
デジタルデザイン
● 広告・印刷会社 ● 制作・デザイン会社
先輩たちの就職先
大成建設/東急建設/スターツCAM/大和ハウス工業/積水ハウス/森村設計/東京電力ホールディングス/都市再生機構(UR)/NTT都市開発ビルサービス/日本テレビワーク24 /西武プロパティーズ/シミズオクト/横浜市/山田憲明構造設計事務所( 大学院進学後) 他
就職率(2019年度実績)
建築デザイン学科は1~4年次の学生が一緒に学ぶ「プロジェクト」が特長。チームビルディングやリーダーシップを養いながら、チームの発想を一丸となってカタチにしていきます。発想を作品にしていくプロセスにおける苦難と達成感を学生各々が学年の垣根を超えて実感するため、学科の結束力は強いです。建築は裾野が広い学問です。図面の読み書きはもちろん、CADを使った3D表現、DTP要素の入った紙面レイアウトなどさまざまな分野の素養を身に付けます。何よりも「ものづくりにおけるチームワークの重要性」を実感することは社会に出た時に役立つ学びだと思います。
私の専門は、学校や地域を対象とした防災教育です。防災には、建物の耐震化を進める、耐火性の強い建材を選ぶ、災害に強いまちをつくるなどハード面も大切ですが、安全なところで寝るようにする、災害時の連絡方法を決めておく、家具のレイアウトに配慮するなど、生活面においても防災の視点が必要です。なかでも重要なのは、子どもたちへの防災教育。私のゼミでは市民教育を扱っており、これまで小学生と幼稚園児向けの防災教材づくりをしました。指導する上で心がけているのは、社会還元につながる研究にすること。そのため、学生たちは、教材を制作する前に、小学校の先生や幼稚園の先生、保育士の方にヒアリングをするなど、実用的な教材づくりに取り組みました。フィールドに出て、頭・手・足を動かし、試行錯誤を繰り返しながら完成させた教材。これを実際に学校や地域で使ってもらうことで、学生たちは、研究成果が社会に役立つ喜びを実感し、学びのやる気につなげています。世の中に貢献できる学問の魅力と手応えを、皆さんにもぜひ感じてほしいと思います。
建築は、人文・理工・芸術など領域に関わらず、自分の得意なことを突破口にしながら社会で活躍できる面白い学問です。私は今、建築デザインから派生する3つの活動に取り組んでいます。1つ目は「子どもの建築教育」。「建築を」と「建築で」何を教えることが可能かをテーマにして、子どもを対象としたワークショップをゼミ生と一緒に行っています。2つ目は「都市・地域の景観」。岩手県遠野市で古い町家を改修・保存・活用するまちづくり事業に参画し、歴史文化を踏まえた地域再生に、建築的見地から携わっています。3つ目は「バイオミミクリ空間の試行」と銘打つデザイン研究。これは本学科のプロジェクトの1つで、建築の領域とは異なる視点から新しく独創的な空間デザインを考えることをコンセプトに、学生と一緒に取り組んでいる授業です。こうした幅広い活動を通じて、学生たちに伝えたいのは「一計百案」という言葉。1つのプランに対して100個の案を出し、とことん考え尽くしなさいという意味です。デザインの答えは1つではありません。建築デザインを通じて、その思考法を培ってほしいと思います。