学科紹介
人間と環境に対する深い理解と尊重に基づいて、
建築で未来を構想できる人材を育成する

工学部 建築デザイン学科 ポータルサイト
https://www.musashino-u.ac.jp/environment/design/
https://www.musashino-u.ac.jp/environment/design/
学科DATA
取得できる学位
学士(工学)
入学定員数 (2023年度)
70名
キャンパス
1年 | 2年 | 3年 | 4年 |
武蔵野キャンパス |
学生男女比 (2022年5月1日現在)
男子143名 | 女子149名 |
49% | 51% |
目指す資格
● 一級建築士
● 二級建築士
● 木造建築士
● インテリアプランナー
● 商業施設士
● 一級建築施工管理技士 など
将来の職業イメージ
建築
● 建築設計事務所 ● 建設会社 ● 地方自治体の都市開発・建築部門(公務員) ● ハウスメーカー ● その他建築関連会社 ● 大学院進学
空間デザイン
● インテリア デザイン事務所 ● 店舗企画・開発会社 ● 家具メーカー ● リノベーション関連会社 ● 照明メーカー ● 大学院進学
デジタルデザイン
● 広告・印刷会社 ● 制作・デザイン会社
● 建築設計事務所 ● 建設会社 ● 地方自治体の都市開発・建築部門(公務員) ● ハウスメーカー ● その他建築関連会社 ● 大学院進学
空間デザイン
● インテリア デザイン事務所 ● 店舗企画・開発会社 ● 家具メーカー ● リノベーション関連会社 ● 照明メーカー ● 大学院進学
デジタルデザイン
● 広告・印刷会社 ● 制作・デザイン会社
先輩たちの就職先
大成建設/清水建設/フジタ/大和ハウス工業/大東建託/東京電力ホールディングス/東京消防庁/富山市役所/オムニ設計/NTT都市開発ビルサービス/三栄建設設計/一条工務店/トランスコスモス/東京工業大学大学院/慶応大学大学院/明治大学大学院/武蔵野大学大学院 他
就職率(2021年度実績)
建築デザイン学科のブランドビジョンは「武蔵野の青い空、手で、足で、醒めた頭で、今日も建築まみれ」。青い空の下、緑豊かな武蔵野キャンパスは建築家、伊東忠太先生が初期のマスタープランに顧問として参画、その一角にある「実習棟」が学びの拠点。ここで、本学科の特徴である1~4年次の学生が一緒に学ぶ「プロジェクト」などが行われています。実習棟はとても小さな建物、2階から1階を全て見渡せる空間構成で、教員と学生の距離が近く、また女子学生が比較的多い中で、学際的な場として今日も建築にまみれています。
私の専門は、学校や地域を対象とした防災教育です。防災には、建物の耐震化を進める、耐火性の強い建材を選ぶ、災害に強いまちをつくるなどハード面も大切ですが、安全なところで寝るようにする、災害時の連絡方法を決めておく、家具のレイアウトに配慮するなど、生活面においても防災の視点が必要です。なかでも重要なのは、子どもたちへの防災教育。私のゼミでは市民教育を扱っており、これまで小学生と幼稚園児向けの防災教材づくりをしました。指導する上で心がけているのは、社会還元につながる研究にすること。そのため、学生たちは、教材を制作する前に、小学校の先生や幼稚園の先生、保育士の方にヒアリングをするなど、実用的な教材づくりに取り組みました。フィールドに出て、頭・手・足を動かし、試行錯誤を繰り返しながら完成させた教材。これを実際に学校や地域で使ってもらうことで、学生たちは、研究成果が社会に役立つ喜びを実感し、学びのやる気につなげています。世の中に貢献できる学問の魅力と手応えを、皆さんにもぜひ感じてほしいと思います。
不確実性が高く、多様な価値観に溢れる現代社会において、私たちは今ある世界を「あたりまえ」だと見做してしまわず、一度距離を置いてじっくりと建築・都市のあり方を考えることが重要ではないでしょうか。建築デザインでは、今ここにある人間と環境の関係性、場所に固有なポテンシャル、人々の多様な認識を読み取り、それらを未来に紡ぎ、「ありうべき」一つのカタチにする建築的思考が鍛えられます。そもそもデザインには唯一の正解はありません。実際の状況に身を置き、問題自体を問い直したり、対話によってアイデアを共有・鍛錬し、集団で実装したり、身体的・実践的な知を駆使してより良い未来の提案を試みます。これは建築に関わらず、これからの時代に不可欠な学びの一つです。