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お知らせ

工学研究科建築デザイン専攻の大学院生が福島県いわき市で卒業設計作品の展示会を開催しました

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2025年3月に本学工学部建築デザイン学科を卒業し、現在工学研究科建築デザイン専攻1年生の宮田 麗さんが、5月23日~31日の計9日間、福島県いわき市で卒業設計作品の展示会を開催しました。
宮田さんは福島県いわき市中之作港周辺を敷地に設定し、卒業設計を行いました。卒業設計の講評会後、現地の方からお声がけいただき地域のゲストハウスにて模型やプレゼンテーションシートの展示を開催することになりました。
展示会場には地域住民だけでなく地域外からの来場者(住民の友人、DIY参加者、住民の親戚、地域内に職場のある方など)も多数来場くださいました。
地元の漁業の歴史や建築的な取り組みを紹介する展示は、来場者の関心を集め自然な会話のきっかけとなりました。地域住民が自身の体験を来場者に語り、展示に関する感想を交換する場面も見られました。年配の方が自身の幼少期に海で過ごした記憶を来場者に説明する様子や、若い訪問者が感想をノートに書き込む姿などが印象的でした。

コメント

■工学研究科建築デザイン専攻 修士課程1年生 宮田 麗さん
今回、大変光栄なことに、卒業設計で扱った地域の現地の方々からお声がけいただき、展示を行わせていただきました。学部4年間の集大成として、自らデザインした空間やプログラムを実際に現地の方々にご覧いただけたことは、大変貴重な経験となりました。今後の研究活動においても、現地の声に耳を傾けながら有意義な学びを重ね、修士に相応しい成果を上げられるよう、一層精進してまいります。

■工学部建築デザイン学科 太田 裕通講師(指導教員)
建築を学ぶ学生にとって、「卒業設計」は4年間の学びの集大成です。宮田さんは、これまで継続的に関わってきた福島県いわき市・中之作港周辺を対象に、緻密なリサーチをもとにした未来ビジョンを提案しました。通常は学内での発表に留まることが多い中、今回は特別に現地での展示機会を得ることができ、模型を通じて地域の方々との対話も生まれました。今後は、この経験を踏まえ、同じ敷地を対象に修士研究へと展開していく予定です。

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