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工学研究科

建築デザイン専攻[修士課程]

研究科概要

建築デザインによって未来を切り拓く高度専門職業人の養成

社会構造が大きく転換していく現代においては、変化に柔軟に対応できるサステナブルでレジリエントな都市を高度な工学的方法に基づいて再構築することが求められています。一方で、幸せな社会を築き持続させるためには、文化の多様性のなかで育まれる生きる喜びや希望が不可欠になります。
すなわち、科学技術を幸せな人間社会の構築へつなげるための創意と工夫が強く求められており、そこに、多様な生活文化をデザインする技術として発展してきた建築の根源的な役割があります。
こうした時代認識から、本専攻では、建築デザインを工学から芸術まで広範な領域にまたがる建築学の知見を統合する術として捉え、この力を身に付けて希望ある未来を切り拓くことができる、高度専門職業人及び研究者を養成しています。

研究科DATA

取得できる学位

修士(工学)

入学定員

15名

修業年限とキャンパス

1年:武蔵野キャンパス
2年:武蔵野キャンパス

修了後の進路

建築家/空間デザイナー/一級建築士/建築設備エンジニア/建築構造エンジニア/地方自治体技術職/地域・都市開発コンサルタント など

TOPICS

一級建築士免許登録要件のための実務経験が得られる

建築系学部を卒業し、本専攻において一級建築士実務経験のための科目を得て科目を修了する学生は、一級建築士免許登録のための1年あるいは2年の実務経験を得られます。

教育訓練給付制度

2024年度現在、厚生労働大臣指定の教育訓練給付制度を利用することができます。次年度以降の扱いについては、入学後にご案内します。

長期履修制度

本専攻では、長期履修制度を利用して、履修年限を4年に延長することができます。

詳細はこちら

カリキュラム

カリキュラムおよび開講科目は下記の「履修要覧」よりご確認ください。

履修要覧(カリキュラム)

シラバス検索

授業紹介

建築デザインスタジオ

現実空間の諸課題に対して、建築デザインによる解決案を具体的に提示する演習を行い、建築学の専門知識を活用する高度な実践的方法と技術を学びます。

建築デザイン特論

建築物のデザインに関する詳細かつ全般的な検証と考察を通じて、建築設計手法の分析を行い、建築デザインを具体的に思考するための知識と方法を学びます。

空間デザイン特論

デザインテクノロジーを活用した現実空間の高度なシミュレーションを理解し、複雑な諸条件を前提に解決案を論理的に導く建築デザインの知識と方法を学びます。

建築環境特論

建築環境工学を体系的に理解し、具体的な業務ビル等の環境性能向上に必要な方策について考案するための高度な知識と方法を学びます。

建築構造特論

建築構造・構造力学系を体系的に理解し、応力や変形の挙動を可視化した情報をもとにして、必要に応じて建築形態の修正方法を考案するための高度な知識と方法を学びます。

地域防災特論

建築の立場から地域を総合的にとらえ、地域が対峙する災害事象を対象に、安全・安心・快適な地域のあり方を構想するための知識と方法を学びます。

建築設計演習

現実空間の諸課題に対して、建築デザインによる解決案を具体的かつ詳細に提示する演習を行い、講義で身に付けた建築学の専門知識を統合的に活用する高度な実践的方法と技術を学びます。

建築史特論

建築史学のはじまりから現代に至るまでの歴史的変遷を概観し各時代の建築をめぐる論点を整理しながら、現代と未来の建築のあり方を考えるための多様な視座を学びます。

地域計画特論

国内外のまちづくり事例や理論の理解を通して、場所の固有価値やコミュニティが共有する秩序を育む、これからの建築・都市・地域デザインの実践的な知識と方法を学びます。

教員紹介

2025年度担当予定教員一覧(担当科目等は変更になる可能性があります)。

※職位、担当科目は2024年度時点の情報です。

● : エントリーシートの「希望指導教員」欄に記入可能な教員

※担当教員等は大学院修了までに変更となる場合があります。 ※研究指導が可能な教員とその専門分野、および希望する研究内容についても相違がないことを確認した上で、出願を行ってください。

教員情報の詳細につきましては武蔵野大学 研究者情報をご覧ください。

名前 職位 担当科目 研究領域
伊藤 泰彦
イトウ ヤスヒコ
教授(一級建築士) □建築デザインスタジオ
□建築計画特論
□インターンシップ1〜3
□建築デザイン特別研究1〜4
都市計画・建築計画、農村計画、建築意匠、子ども学(子ども環境学)
伊村 則子
イムラ ノリコ
教授 □地域防災特論
□インターンシップ1〜3
□建築デザイン特別研究1〜4
防災教育、防災学、都市計画・建築計画、住居学、地域コミュニティ
金 政秀
キム チョンス
教授 □建築デザインスタジオ
□建築環境特論
□建築設計演習
□インターンシップ1〜3
□建築デザイン特別研究1〜4
建築環境、建築設備、ICT(情報通信技術)
風袋 宏幸
フウタイ ヒロユキ
教授(一級建築士) □建築デザインスタジオ
□空間デザイン特論
□インターンシップ1〜3
□建築デザイン特別研究1〜4
建築意匠、デザイン学、芸術一般、空間デザイン、デザインテクノロジー
水谷 俊博
ミズタニ トシヒロ
教授(一級建築士) □建築デザイン特論
□建築設計演習
□インターンシップ1〜3
□建築デザイン特別研究1〜4
建築史・意匠、都市計画・建築計画、デザイン学
佐藤 桂
サトウ カツラ
准教授 □建築史特論
□インターンシップ1〜3
□建築デザイン特別研究1〜4
建築史・都市史・文化遺産
太田 裕通
オオタ ヒロト
講師 □建築デザインスタジオ
□地域計画特論
□インターンシップ1〜3
□建築デザイン特別研究1〜4
建築都市デザイン、建築計画・都市計画、デザイン学、人間環境学
小池 啓介
コイケ ケイスケ
非常勤講師 □建築設計演習 空間デザイン、建築設計