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お知らせ

全員留学から帰国したグローバルコミュニケーション学科2年生が3日間の帰国後プログラムで留学経験を振り返りました

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グローバル学部グローバルコミュニケーション学科には、2年次前期に全員が海外留学をする「全員留学」プログラムがあります。2025年度の全員留学から帰国した学生が、9月3日~5日に実施した帰国後プログラムにおいて留学経験を振り返りました。

1日目は留学先で行ったリサーチの成果発表準備を行いました。グローバルコミュニケーション学科の学生は、1年次の「キャリアデザイン(留学準備)」の授業で、留学先で取り組むリサーチのテーマを設定し、調査方法や計画を立案します。
また、留学中はこれを基盤としてリサーチを進め、進捗をまとめたMonthly Reportを提出します。今年も学生たちは、アドバイザー教員のコメントやフィードバックを受けながら、リサーチを継続的に発展させていきました。

2日目は各自がまとめた成果を発表しあい、留学先での経験の共有やディスカッションを行いました。学生はそれぞれが設定したリサーチを英語で発表しあい、発表後の質疑応答の時間には、どのグループも英語で活発な意見交換を行いました。また、ディスカッションではファシリテーターの役割を交代で担いながら、印象に残った文化や、人との出会いについて、自身の経験を伝えあいました。下記は、リサーチのタイトルとリサーチ・クエスチョンの例です。

  • English Education Around the World
    Research Question: What are the differences in English education between Japan, the United States, and other countries?
  • Hate Crimes Against Asian Americans
    Research Question: What social, economic, and political factors have influenced the recent rise in hate crimes against Asian Americans, and how do local communities respond?
  • Cross-Cultural Exchange and Its Role in Student Identity Formation
    Research Question: How do cross-cultural exchange experiences shape students’ intercultural communication skills, worldview, and sense of identity, and what educational strategies can enhance these outcomes?
  • A Comparative Study of Vegetarian Culture in Japan and California: Social Acceptance and Potential Benefits
    Research Question: How does vegetarian culture differ between Japan and California, and what benefits does it provide for individuals and society?
  • The Evolution and Cultural Impact of Graffiti Art in Florida
    Research Question: How has the history of graffiti art in Florida evolved over time, and what cultural influences have shaped its development?

最終日となる3日目は、学修効果測定としてGPS-Academic※の結果を用いた研修とワークを行いました。

※GPS-Academic「思考力」「姿勢・態度」「経験」という3つの観点で「問題を解決する力」を測定するアセスメント

留学前後を比較した結果として「協働的思考力と創造的思考力に有意な差がみられ、課題を多角的に捉え、創造的に考える力が向上した」、「自己管理の下位項目であるストレスに対処する経験にも有意差があり、ストレスに対処する経験を積むことができたことが伺える」といった結果が出ています。 学生は自身の成長を個人結果レポートで客観的に確認するとともに、ワークを通して経験や学びを今後の学生生活やキャリアにどのように生かしていくか考えました。

3日間のプログラムを通して、学生からは「留学で経験したことを徹底的に振り返る機会になった」、「自分の強みと課題がより明確になり、今後どのように学びを深めるべきかの方向性を得られた」、「留学と自己分析の両方が、自分の成長を実感できる大切な経験になった」、「留学中に自分が意識していた部分が伸びていたことを確認できて嬉しかったし、結果をふまえてキャリアデザインを考えたことで、卒業後にやりたいことが発見できた」、「このプログラムは私にとって非常に意味があった」といった感想や思いが寄せられました。
帰国後プログラム及び全員留学プログラムの実施にあたりご協力いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。

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