環境分野に関心を持つ中高生が集う研究イベントに参加
12月13日、日本大学会館にて一般社団法人環境情報科学センター主催の「集まれ環境が学べる大学の研究室」が開催され、工学部サステナビリティ学科の三坂研究室(都市環境研究室)が参加しました。当日は、首都圏を中心とする18大学の環境・サステナビリティ関連研究室が一堂に会し、各大学の研究内容や教育の特色、社会課題への取り組みをポスター展示や対話形式で紹介しました。
暑熱環境に適応したまちづくりに向けた研究の紹介
三坂研究室は展示ブースにて、「暑さに強いまちづくり」を目指した研究について紹介しました。これは、猛暑が続く現代において、熱中症リスクを低減し、快適に過ごせる都市空間を創出するとともに、それを地域振興にも結びつけることを目指すものです。 研究室では、2025年に新潟県上越市や東京都内等でのフィールド調査を実施しており、地域資源を活用した暑熱対策や緑地保全による環境改善効果の評価など、実社会をフィールドにした活きた研究活動の具体例を高校生に共有しました。


新潟県上越市雁木調査時の写真
研究と大学生活を直接伝えるブース展示
当日のブースには研究室の学生も参加し、高校生や保護者に向けて、ポスター展示を通じた研究内容の紹介を行いました。あわせて、サステナビリティ学科の学びの特徴についても説明しました。サステナビリティ学科では、現実社会の課題を自ら見つけ、その解決に挑戦する1~3年次の必修科目「サステナビリティプロジェクト」を設けています。企業や地域社会と連携して課題解決に取り組む実践型プロジェクトや、先進的なテーマを探究する探究型プロジェクトを通じて、段階的に学びを深めていく点が特徴です。
学生たちは、自身の研究やプロジェクトでの経験を交えながら、本学が「持続可能な未来のビジョンを持って社会と環境をデザインし、実現を担う人材」の育成に力を入れていることを、来場者にわかりやすく伝えました。
サステナビリティプロジェクトの詳細はこちら


都市環境研究を通じて未来の進路選択を後押し
今回のイベント参加は、三坂研究室が長年培ってきた都市環境研究の専門性を高校生に直接アピールし、進路選択に貢献する貴重な機会となりました。高校生の皆さんが、今回の経験を通じて環境への関心を深め、将来、社会の課題解決を担う一員として活躍してくれることを期待しています。
関連リンク
- 工学部サステナビリティ学科
https://www.musashino-u.ac.jp/academics/faculty/engineering/sustainability_studies/ - 工学部サステナビリティ学科 特設サイト
https://esg.musashino-u.ac.jp/ - 三坂 育正教授 研究者紹介-学問の地平から-
https://www.musashino-u.ac.jp/research/interview/54_misaka/ - 集まれ環境が学べる大学の研究室
https://www.ceis.or.jp/gathering_environmental_universitylabs.html