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お知らせ

経営学部経営学科の平野貴士ゼミの学生チームが「産学連携ビジネスコンペティション2025」でダブル受賞(オーディエンス賞・奨励賞)

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経営学部経営学科の平野 貴士ゼミの学生チームが、AKKODiSコンサルティング株式会社と株式会社志結舎が共催する「産学連携ビジネスコンペティション2025」に出場し、Chapsチームがオーディエンス賞、なんくるないさチームが奨励賞を受賞しました。
本大会は2025年12月6日にオンライン(Zoom)で開催され、全国9大学から計31チームが参加しました。 ※オーディエンス賞は参加者全員の投票、奨励賞は審査員により決定されます。

産学共創での育成プログラム

本大会は、AKKODiSコンサルティング株式会社と株式会社志結舎が共催し、2020年より開催されているビジネスコンペティションです。大学生と社会人が一つのチームでタッグを組み、約8カ月間社会に目を向け、社会課題を解決するビジネスモデルを共創します。単なるアイデアコンテストではなく、全チームが実証実験を実施することで実践知を身に着け、社会に目を向けて事業を切り拓くリーダーの育成に主眼を置いた、産学共創での育成プログラム(PBL※)です。

※PBL(Project-Based Learning)は「課題解決型学習」と呼ばれ、学生が実社会の複雑な課題に対して、グループでリサーチ、仮説構築、解決策の提案を行う能動的な教育手法です

参加チーム一覧及びコメント

【オーディエンス賞】
Chaps:「手取りライフ8」

写真左より、金子 有来さん、李 曼嘉さん、門馬 陽向さん、加藤 大地さん(リーダー)

Chapsは、若者の投票率が低いという社会課題に着目し、高校生向けアクティブラーニング教材「手取りライフ8」を開発しました。カードゲームを通じて、選挙や政策が税金や手取り、生活に与える影響を疑似体験できることが特徴です。短時間で授業に導入でき、教師が中立性を保ちやすい点も強みです。実証実験では、生徒の政治への関心や投票意欲の向上が確認されました。開発では夏休み中も研究室で議論を重ね、ゲーム会社訪問や高校での実験を通して改良を行いました。顧客視点で試行錯誤する難しさと、事業づくりのやりがいを実感しました。

【奨励賞】
なんくるないさ:「Greemo~光を食べるペット~」

写真左より、甲斐 智也さん、栗林 航生さん(リーダー)、欠席:石垣 有那さん

自然に触れ合う機会が少ない子どもたちに、自然環境を学ぶ体験を提供する事業「Greemo~光を食べるペット~」を提案し、奨励賞を受賞しました。本事業は体験型を特徴としており、参加者がミドリムシ入りのボールを実際にすくい、その場でキーホルダーに加工します。さらに、持ち帰った後も自宅で育てることで、継続的に自然への関心を深めてもらうことを目的としています。実証の場として、千代田区役所で開催された「ちよだ環境フェア」に参加し、多くの来場者に体験していただき、事業として実際に販売することもできました。 他大学の教授や社会環境活動に取り組む企業の方々にもご協力いただき、現場から学び、事業として磨き上げる貴重な経験になりました。

ぽん:「体験型!特殊詐欺対策」

写真左より、飯田 颯来さん、熊谷 愛さん、白井さん(リーダー)、留学中:櫃本 花奈さん

日本の特殊詐欺は被害の深刻化が指摘されており、対策の継続的な工夫が求められています。私たちはこの状況に課題意識を持ち、既存の特殊詐欺対策とは異なる「体験型」の対策事業として「体験型!特殊詐欺対策」を提案しました。本ビジネスの価値は、従来の対策では十分にカバーできていない「自分が詐欺に引っかかったときの状況」を、能動的な疑似体験を通じて学べる点にあります。実際に約50名の高齢者の方にご参加いただいた結果、本ビジネスは高い評価を得ました。今回のビジネスコンテストを通じて、社会問題の解決や社会貢献への関心が高まりました。また、多くの方にご協力いただきながら、試行錯誤を重ねて一つのサービスを形にしていくことの重要性を学びました。

よいのま:「スーパーdeガチャ」

写真左より、小林 優大さん、丸山 稜太さん(リーダー)、神谷 叶怜さん

「よいのま」は、中小食品メーカーが抱える「棚の端に置かれてしまい、商品が見つけてもらえない」という構造的課題に向き合った新規事業です。私たちは「棚ではなく“ガチャ”で商品と出会う」という発想で、購買までの新しい導線を設計しました。実証実験を重ねる中で、仮説が外れる難しさや現場調整の大変さも経験しました。ですが、チームで試行錯誤を繰り返しながらデータをもとに改善を続けることで、購入につながる手応えを得ることができました。この経験を今後の挑戦にも生かしていきたいです。

教員コメント:ばかもの精神を大切に

経営学部経営学科 平野 貴士講師

本ゼミのコンセプトは「ばかもの」です。一見すると変わったアイデアでも、実際の現場で試しながら、ビジネスとして成り立つ形にすることを大切にしています。今年度はその取り組みが評価され、ダブル受賞となりました。Chapsチームはオーディエンス賞を受賞し、若者の投票率という課題に向き合った高校向け教材「手取りライフ8」を提案しました。短い時間で授業に取り入れやすく、先生が中立的に使える点が特長です。なんくるないさチームは奨励賞を受賞し、子どもたちが自然に親しむ体験型事業 「Greemo ~光を食べるペット~」を提案しました。小瓶の中に地球を再現するというかわいらしくも壮大なコンセプトです。
本ゼミの活動を支えてくださったAKKODiSコンサルティング株式会社、株式会社志結舎、審査員の皆様、実証に協力してくださった企業や地域の方々、そして武蔵野大学の関係者の皆様に感謝いたします。今後もばかもの精神を大切にし、社会に役立つ学びと実践を続けていきます。

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