令和7年度行政書士試験において、法学部法律学科の学生6名が合格しました(2年生1名、3年生3名、4年生2名)。合格率14.54%と非常に狭き門であるにもかかわらず、学年を問わず多くの学生が挑戦し、優れた成果を収めました。
そして3月24日、行政書士試験合格者表彰式を実施し、法学部長・片山 直也教授より、合格者の皆さんに表彰盾が授与されました。

合格者の声-行政書士試験合格体験記
法学部法律学科3年 吉野 有美さん
私が行政書士試験への挑戦を決めた理由は、大学での法律学の学びを、客観的な成果として目に見える形に残したいと考えたからです。また所属するゼミの先生からの勧めも受験のきっかけでした。
学部2年次にも一度受験しましたが、当時は勉強時間が足りず、不合格という結果に終わりました。この経験から、再挑戦にあたっては勉強方法を根本から見直しました。具体的には、テキストの通読に時間を割きすぎていた反省を活かし、過去問中心の学習に切り替えました。過去問を繰り返し解いて出題傾向を正確に把握し、理解が不十分な箇所をテキストなどで復習することで知識を定着させました。そして、試験直前の1ヶ月間は記述式問題の対策に集中し、求められている条文のキーワードを正確に書き出す練習をしました。
これから資格試験に挑戦する皆さんにお伝えしたいのは、継続して学習する姿勢と、自分に合った勉強方法を見つけることの大切さです。資格によっては、長期間の勉強が必要となり、その中でモチベーションの低下や成績が伸び悩むこともあると思います。そんな時は、大きな目標だけでなく、「今日はこれだけやる」という目の前の小さな積み上げに集中してみてください。自分に合った勉強法は、そうした日々の試行錯誤の中から見つかると思います。
法学部法律学科3年 吉松 咲奈さん
私は、大学で学んだ内容を体系的に理解するため、行政書士試験に挑戦しました。勉強があまり得意ではなかったため、少しでも気楽に勉強できるよう、自分なりに以下の3つのことを工夫しました。
1つ目は、肢別過去問集を常に持ち歩いていたことです。隙間時間に勉強するというより、少しでも気が向いたときにすぐに取り組めるようにするためです。常に目の届く場所に置くことで、勉強を日常の中に溶け込ませることができたと思います。
2つ目は、机に向かって勉強する際に1回の勉強時間を25分に統一していたことです。休憩時間は厳密に決めず、自分が勉強を嫌にならないことを優先していました。
3つ目は、テキストや解説に線を引く際に色鉛筆を使っていたことです。蛍光ペンやボールペンは色が強くて見にくいと感じていました。色鉛筆は目が疲れにくく、後から見返すときにも見やすい点が良かったと思います。
以上のような工夫をしながら勉強を続けていく中で感じたのは、最初は内容が全く分からなくても、あまり気にしなくて大丈夫だということです。私も、特に行政法に関しては、最初は同じ日本語とは思えないほど意味が分からない状態が続きましたが、それでも勉強していくと慣れてくるので、深く考えすぎず、気楽に続けてみることが大切だと思います。
法学部法律学科3年 三瓶 貴翔さん
私は大学生になるまでは部活動に夢中で、勉強にはあまり励んできませんでした。そのような状況の中で法律学科に入学し、しばらくは平凡な大学生活を送っていました。しかしある時、せっかく法律を学んでいるのに、講義を受けて卒業するだけではもったいないと感じ、行政書士試験を受験することを決意しました。とはいえ、これまで本格的に勉強をしてこなかったため、何から始めればよいのかも分かりませんでした。とりあえず手探りで勉強を始めてみましたが、当然、上手くいくはずもなく挫折しそうになりました。そんな中、ゼミナールで出会った先生からアドバイスをいただいたことをきっかけに、徐々に勉強が順調に進むようになりました。しかし、直前期に受けた模試では、合格点にまったく届いておらず、大きなショックを受けました。先生は、落ち込む私に前向きな言葉をかけてくださり、励ましてくださいました。そのおかげで諦めずに勉強を続けることができ、最終的に合格を勝ち取ることができました。この経験を通して、諦めずに努力を続ければ結果はついてくるということを学びました。また、献身的にサポートしてくださった先生には、感謝の気持ちでいっぱいです。
法学部法律学科2年 廣瀬 弘来さん
まず、私が行政書士試験を受験した理由は、自分が法律学科において歩んできた道のりを確認するためです。現在、私は弁護士を志しており、司法試験合格に向けて、勉強を頑張っています。そのため、今回の受験は、行政書士試験と司法試験では受験科目に被りがあることから、実力試しという意味合いがとても強いものでした。
また、勉強量としては、具体的には、参考書を1周し、肢別本という問題集を5周するなどしました。なお、司法試験予備試験の短答式の対策をしていたことから、六法および行政法の7科目の短答問題に対応できていたことも大きな要因であったと思います。
最後に、行政書士試験は決して合格不可能な試験ではありません。一方で14%程度しか受からない試験でもあります。そのため、合格を志す方は自分の力を信じて、ひたむきな法律の勉強をすることが、近道になると感じました。勉強を続けていると、辛いと感じることも多分にあると思いますが、合格した時の喜びは、言葉では言い表せない程の達成感と自信へと繋がります。皆さんの合格を心から応援しています、頑張って下さい!
資格試験の合格を支える充実のサポート体制
法律学科では、各種士業の資格取得を、法律を学ぶ上での具体的な目標の一つとしています。
また、行政書士だけでなく、課外の法曹・士業プログラムでは、2つのコースを設けて、法曹(法科大学院進学者)および不動産鑑定士の養成にも力を入れてきました。さらに、昨年度からウェルビーイング社会を支える士業人材として、司法書士や社会保険労務士を目指す学生のサポートも開始しました。
今後も法律学科は、広く法律専門職の育成に取り組んでまいります。
関連リンク
- 法学部法律学科
https://www.musashino-u.ac.jp/academics/faculty/law/law/ - 令和7年度宅地建物取引士資格試験結果発表─法学部法律学科から10名が合格─(2026年1月30日掲載)
https://www.musashino-u.ac.jp/news/detail/20260130-7733.html - 法曹・士業プログラム
https://www.musashino-u.ac.jp/academics/faculty/law/lawer/lawyer_program.html