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お知らせ

数理工学の知見を世界へ発信ー工学部数理工学科の学生がアメリカで開催された国際シンポジウムNCUR2026で研究成果を発表─

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4月12日~15日、アメリカのバージニア州リッチモンド(The Greater Richmond Convention Center)にて開催された国際シンポジウム National Conference on Undergraduate Research 2026(NCUR 2026)において、工学部数理工学科3年生の4名(水野 虹泳さん、玉川 一真さん、酒井 遙哉さん、館林 裕太さん)が英語による研究成果発表を行いました。
同学科の東 康平助教の指導のもと進められた4件の研究は、厳正な審査を経てすべて採択され、世界の舞台でその成果を披露しました。

基調講演が行われたホール
会場入口

学部生の研究促進を目指して

NCURは、学部生の研究活動の促進と支援を目的として1987年に設立された、アメリカの国際シンポジウムです。世界中の大学から学生が集い、人文科学から理工学まで多岐にわたる分野の研究成果を競い合います。採択にあたっては専門家による査読(審査)が行われるため、この場での発表は、学部生として国際的に通用する高い研究水準にあることの証明となります。

社会課題を数学で解き明かす、多角的な4つの研究テーマ

今回採択された研究は、数理工学の知見を現代社会の諸課題に応用した以下の4件です。

First Author: 水野 虹泳さん(工学部数理工学科 3年生)
Title: Optimization of Marine Debris Collection Considering Environmental Factors
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コメント:
私は今回、NCURという国際学会に参加させていただきました。発表では、数学を専門としない参加者も多い中で、自分の研究内容をいかに簡潔かつ分かりやすく伝えるかに苦労しました。
また、多様な分野の研究発表を聞き、多くの刺激を受けるとともに、英語での質疑応答や専門的な議論に十分に参加する難しさも実感しました。
しかし、さまざまな背景や文化を持つ人々と研究について意見を交わす中で、自分の研究を異なる視点から見直すことができ、多くの学びを得ることができました。
今後はこの経験を活かし、専門分野の知識を深めるとともに、英語でも自分の考えを的確に伝えられる力を身につけていきたいです。
今回このような貴重な経験を支えてくださった先生方、本当にありがとうございました。

First Author: 玉川 一真さん(工学部数理工学科 3年生)
Title: Optimization of Learning Schedules Considering Individual Concentration
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コメント:
NCURへの参加を通して、海外の学生の積極的なコミュニケーションの姿勢を体感するとともに、数学を通して世界で議論を行えることに感銘を受けました。英語での議論は難易度が高い場面も多くありましたが、自分の考えを何としても説明したいと思う気持ちや、伝えたいという熱意を肌で感じることができました。また、自身の興味や関心を数学の言葉で表現して解決を試みるプロセスを通じて、数学への純粋な興味を社会への応用に拡張できたことは、私にとって大きな成果でした。現代は、効率が重視される傾向がありますが、専門外の分野にも広く目を向け、日々の生活や多様な人との交流から新たな着想を得ようとする姿勢を、これからも大切にしていきたいと思います。

First Author: 酒井 遙哉さん(工学部数理工学科 3年生)
Title: Comparative analysis of Dementia Patients and Non-Dementia Patients Using Text Mining
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コメント:
今回、NCURに参加し、英語での発表をしました。本番前は言葉の壁に対する不安で胸がいっぱいでした。でも、いざ発表が始まるとたくさんの外国人の方が私の拙い英語を一生懸命に理解しようと熱心に耳を傾けてくれて嬉しかったです。一方で、自分の言葉足らずゆえに、伝えたいことが正確に伝わっていないのではないかというもどかしさが残ったのも事実です。また、他者の発表を聴くことで海外特有の自由な発想や多角的なアプローチに触れることができ、参考になることがたくさんありました。それらはこの体験がなかったら辿り着けない興味深い着眼点ばかりでした。そのため、もし英語を完璧に理解できていれば、さらに深い議論ができたと思い、悔しさも残りました。しかし、この異文化ならではの視点に触れたことで、自身の研究を客観的に見つめ直す貴重な経験を得られたことはとても大きな収穫だと思います。今回の経験で味わった手応えと反省を単なる後悔で終わらせないで今回得た学びを自信に変えて世界を視野に入れた研究活動と語学力の向上に向け、これからの成長の糧にしたいと思います。

First Author: 館林 裕太さん(工学部数理工学科 3年生)
Title: An Optimization Model for Emergency Patient Allocation with Fairness and Medical Compatibility
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コメント:
NCURに参加し、各国の学生が自分の研究に自信と誇りを持って発表している姿に大きな刺激を受けました。私自身も救急搬送の最適化に関する研究発表を行い、英語で自分の研究内容を伝える難しさと同時に、その面白さを実感しました。特に印象的だったのは、研究成果の完成度だけでなく、自分の考えを主体的に伝える姿勢の大切さです。この経験を通して、研究への向き合い方や英語での発信力をさらに高めたいと感じました。

指導教員コメント:学生が自らの学びや将来の可能性を大きく広げる大変意義深い機会

工学部 数理工学科
東 康平助教

現地では、学部生による研究発表が非常に活発に行われており、学生同士が分野を越えて議論する場の熱量を直接感じることができました。また、発表された研究課題には、それぞれの国や地域の文化的背景が反映されているものも多く、研究テーマの多様性を改めて実感する機会となりました。
本学の学生たちも、英語での発表や各国の学生・研究者との交流を通じて、大いに刺激を受けたように思います。自分たちとは異なる視点からの質問やフィードバックに触れることで、自身の研究内容をどのように相手に伝えるか、また今後どのように学びを深めていくかについて、主体的に考える貴重な機会となりました。
特に、研究成果を国際的な場で発信することの重要性を実感できたことは、学生たちにとって大きな成長につながったと感じています。今回の経験をきっかけに、自身の研究をさらに深めたいと考える学生や、アメリカの大学院への進学を視野に入れ始めた学生もおり、今後の学修や研究活動に対する意欲の高まりが見られました。
今回のNCURへの参加は、単なる海外渡航や研究発表にとどまらず、学生が自らの学びや将来の可能性を大きく広げる大変意義深い機会であったと感じています。学生たちがこの経験を今後の学修・研究活動へとつなげていけるよう、引き続きサポートしてまいります。

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