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お知らせ

法学部政治学科「地方自治」の授業で公務員を目指す学生が江東区立有明こども図書館を見学

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法学部政治学科の一條 義治教授が担当する「地方自治」の授業は、履修する3・4年生の多くが公務員を目指しています。一條教授は前職で東京都三鷹市の部長職を務め、その経験を活かし、地方行政を教室の中だけで学ぶのではなく、自治体職員や公共施設の現場から学ぶ実践的な授業を行っています。

2026年度の「地方自治」の授業では、7月14日に江東区立図書館の指定管理者である株式会社ヴィアックスのスタッフによる特別講義、21日には有明こども図書館の見学会を実施しました。特別講義や図書館見学会には約50名の学生が参加し、江東区の図書館行政と指定管理者による公共図書館運営について学びました。

小さな子どもたちも利用する図書館内を見学する学生

指定管理者による公共図書館運営の「制度」を学ぶ

7月14日の授業では、株式会社ヴィアックス図書館事業本部より沼田 健太郎課長、内田 ちはる有明こども図書館長らをゲストスピーカーに迎え、「全国の公共図書館における事業展開と有明こども図書館の取組について」をテーマに講義を行いました。
講義では、江東区における図書館運営と指定管理者制度、同社が運営する公共図書館の取組、有明こども図書館の事例などが紹介されました。学生は、公共図書館が本の貸出だけを行う場所ではなく、学習・交流、イベント、ICTなど、多様な機能を持つ公共施設へと役割を広げていることを学びました。
講義後、学生からは指定管理者による図書館運営について「民間が公共サービスを担う場合の役割分担を考えるきっかけになった」「図書館は地域の居場所や学びの場でもあることが分かった」といった趣旨の感想が寄せられ、翌週の施設見学への期待も多く示されました。

※「指定管理者制度」とは、自治体が設置した公共施設(公の施設)の管理・運営を、民間企業やNPO法人などの幅広い団体に包括的に委託する制度です。

「現場」である有明こども図書館で、江東区の図書館行政を学ぶ

7月21日は、江東区教育委員会事務局課長職の吉木 一浩江東図書館長から「江東区の図書館行政」について説明を受けた後、有明こども図書館の館内を見学しました。
吉木課長の説明では、現代の図書館の役割、江東区の図書館の概要、江東区の図書館行政計画、今後の図書館ビジョンの策定などについて解説がありました。

子ども向けに工夫された館内を見学
親子で利用しやすい本の配架の説明を受ける

指定管理者と行政、それぞれの役割を考え、見えたこと

館内見学では、子ども向けの本の配架、読書や学習のためのスペース、利用者が過ごしやすい環境づくりなどについて、実際の施設を見ながら説明を受けました。また、見学後の質疑応答では、学生から図書館運営や利用者サービス、行政と指定管理者との役割分担などについて質問が相次ぎ、江東区(吉木課長)と指定管理者(内田館長・沼田課長)の双方から回答をいただきました。

質疑応答では多くの学生がさまざまな質問を投げかけた

学生のコメントから-制度と現場の両面から得た理解-

見学会後には、学生から次のような学びの声が多く寄せられました。

  • 図書館について、「本を借りるための場所」という従来のイメージが変わり、子どもの居場所、学習や交流の場としての役割を具体的に理解できた。
  • 図書の配置やスペースのつくり方など、実際の施設を見たことで、利用者の年齢や目的に応じてサービスや空間が工夫されていることが分かった。
  • 行政だけでなく民間事業者が公共サービスを担う意味や、行政と民間の指定管理者との役割分担を考えるきっかけになった。
  • 前週の指定管理者の講義と今回の江東区による説明・館内見学を組み合わせたことで、図書館行政を制度と現場の両面から理解できた。

実践的な地方自治の学びが育む、これからの自治行政の担い手

2週にわたって実施した今回の特別企画の授業では、制度や政策を知識として学ぶだけでなく、公共施設が実際にどのように運営され、利用者のニーズにどのように応えているのかを現場で確かめることで、地方自治における行政と民間事業者の連携、公共サービスのあり方についてより深く、多面的に考える機会となりました。

政治学科では、自治体の現場や地域社会との接点を重視し、今後もゲストスピーカーの講演や施設見学・自治体訪問調査などを通じて、実践的な地方自治の学びを進め、これからの自治行政の担い手を育成していきます。

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