データサイエンス学科 学科の特長
データサイエンス学科は、データサイエンス、人工知能(AI)、データマイニングに関する知識とスキルを身に付け、さまざまな社会的場面で収集される膨大なデータを分析し、新たなビジネスを創出する次世代データサイエンティストを育成します。
データサイエンスで必要な能力を養う3つのコース
本学科は、データサイエンティストに求められる3つの能力(創造力、イノベーション力、エンジニアリング力)を学生が身に付けられるよう、3つのコース(履修モデル)を用意しています。1年次から実際に社会で活躍するデータサイエンティストによる講義・実習を通して、イノベーションに向けたアイデアや実践的なデータ活用スキルを学びます。さらに、2年次後期から、3つのコースからメインとサブの2つのコースを選び、学びを深めます。
ソーシャルイノベーションコース
AIクリエーションコース
AIアルゴリズムデザインコース
社会で活かせる知識とスキルを学ぶ実践型授業 「未来創造プロジェクト(PJ)」
本学科は、知識修得だけの座学を行うのではなく、実社会における重要な課題(イシュー)の発見と実際の解決策(ソリューション)の提案により実社会に貢献していくような、イシュー志向・解決型データサイエンスを実現する実践的な学びを展開します。学生は、1年次後半から卒業まで行われる「未来創造プロジェクト(PJ)」を通じて、研究グループ・企業との共同研究や官公庁との委託研究に携わるなど、実課題の解決に向けた実践的な学修を行います。さらに共同研究を通じて、データとその分析を社会に活かすための視点・考え方・手法を身に付けて、国際的に活躍できるデータサイエンティストになるためのスキルを学びます。
「未来創造プロジェクト(PJ)」成果発表会
「未来創造プロジェクト(PJ)」の学びや研究成果を学生一人ひとりが発表する機会もあります。2020年1月の未来創造プロジェクト成果発表会では、1年生の口頭・ポスターによるプレゼンテーションが行われ、データサイエンス分野に力を入れている他大学教員、包括連携協定を締結している企業及び協力企業18社、計40名が参加し、活発な質疑応答や意見交換が行われました。
「未来創造プロジェクト(PJ)」成果発表会の様子
成果発表会参加者インタビュー
未来創造プロジェクトは優劣をつけがたいワクワクする様な提案が目白押しで、投票には大変悩みました。
どのプロジェクトも利用者・企業・社会の課題を意識し、ユニークな解決策を提案していたところが素晴らしいと思います。自由にテーマを決め、主体的にプロジェクトをすすめられる学習環境を羨ましく思います。
入学して10ヶ月でここまで達成したことに自信を持ち、今後の学生生活で将来どうやって社会に貢献したいのか考えてみてください。学生のみなさんの更なる成長を楽しみにしています。
紣川 謙
(株式会社CustomerPerspective代表取締役。デジタル戦略・マーケティングコンサルタント。武蔵野大学データサイエンス学部客員教授。)
3つのコースと将来活躍が期待できる業界
創造力、イノベーション力、エンジニアリング力を備えたデータサイエンティストは、情報通信分野のみならず製造、金融、医療・介護・福祉、広告、農業などさまざまな分野で求められます。ビッグデータ、AI を自分のアイデアと掛け合わせることで、あらゆる分野で活躍することができます。
Q&A
A :はい、可能です。ただし、今や文系・理系を分けて考えることは時代遅れです。イノベーションのためには、技術だけに偏らずに文学・音楽・芸術などの要素も必要です。数学(線形代数、微分積分、確率統計)・情報に関しても、主体的に学びを進められるように、応用をまじえた内容、グループワーク、eラーニング等、充実した授業を行っています。
(林 康弘 准教授)
A :データサイエンティストは、AIを使った新たなサービスを提供するようなIT業界にとどまらず、製造業、金融業、運輸業、医療、環境など様々な分野で就職し活躍することができます。例えば、AIを使ってこれまでにない仕掛けを組み込んだ商品・サービスを提供したり、マーケティング業界では、アンケートデータや行動データからユーザの動向を予測し、新製品展開を考えたりするのもデータサイエンティストの仕事です。
(中西 崇文 学科長/准教授)
A :特長的なのは1年次後半から始まるプロジェクト型講義である「未来創造PJ(プロジェクト)」です。学内でのグループ学修のみならず、企業との共同研究に携わるなど、実社会の問題にデータサイエンスの知識やスキルを実践的に活用していく力を身につけます。これらの成果を企業の方を交えた成果発表会や国内外の学会での発表を1年次から挑戦し、実績を残しています。つまり、社会に密着したテーマをプロジェクトとして推進し、実践をするだけでなく、その成果を社会に発信しアピールするところまで、1年次から取り組むことができます。
(中西 崇文 学科長/准教授)