このページの本文へ移動

お知らせ

日本の交通を守るトップマネジメントから学ぶ―法学部政治学科「公共政策論1」の授業で国土交通省関東運輸局の藤田礼子局長が講義を実施ー

学部・大学院
  • 政治学科
  • 法学部

国土交通行政の実務を知る特別講義

10月31日、法学部政治学科の渡辺 恵子教授が担当する「公共政策論1」の授業で、国土交通省関東運輸局の藤田 礼子局長をお招きし、東京航空局と関東運輸局を事例として、国土交通行政についてご講義いただきました。

空のインフラ提供と航空のルール作りを担う東京航空局

まず、東京航空局行政についてお話しいただきました。東京航空局は北海道から静岡県までの東日本を管轄し、日本の空の安全・安心を確保するために、空のインフラ提供(空港・航空路の整備・維持運営)と空のルール作り(航空に係る法令規則の整備・運用)を担っているとのご説明がありました。そのような業務を総合職と一般職、事務職と技術職といった多様な職種が互いに連携しあって実施していることのご説明とともに、藤田局長が東京航空局長として、それらの多様な職員にビジョンを示し、コミュニケーションの円滑化を図るなど、トップマネジメントを発揮されたご様子を具体的に教えていただきました。

交通政策の推進と広域観光に取り組む関東運輸局

次に、現在ご勤務されている関東運輸局行政についてお話しいただきました。1都7県を管轄する関東運輸局では、交通空白解消に取り組んだり、トラック運送事業の働き方改革の進展に伴って生じた物流の2024年問題の対策を講じたりしているだけでなく、広域観光推進のために江戸街道プロジェクトに取り組んでいることや、交通分野におけるジェンダー主流化にも取り組んでいることをご説明いただきました。また、そういった取組を進めるうえでのトップセールスの重要性とその具体的な様子もお話しいただきました。

航空行政・交通空白解消行政のリアルに迫る質疑応答

その後活発な質疑応答が行われました。学生からは、東京航空局における働き方改革の具体的な内容や、首都圏における交通空白解消のための実際の取組など、業務の具体的な内容を尋ねる質問や、トップマネジメントとして大事にしていることは何か、といった藤田局長ご自身の仕事に対する姿勢を尋ねる質問、また、航空管制官を志望している学生からは、航空管制官の異動の頻度についての質問など、多様な質問が寄せられました。学生からの一つ一つの質問に藤田局長は丁寧に回答してくださり、大変貴重な機会になりました。

現職公務員を招いた実践的学びを継続

「公共政策論1」及び「公共政策論2」の授業では、今後も現職の公務員の方々をゲストとしてお招きし、行政の活動や政策の実際について学生の理解を深める取組を継続していく予定です。

関連リンク

一覧に戻る