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学生が考える居心地の良いキャンパスとは?─キャンパスの居住性向上ワークショップを開催─

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学生が主体となり、キャンパス改善のアイデアを創出

12月3日、有明キャンパスで「キャンパスの居住性向上ワークショップ」を開催しました。当日は、学生部長であり工学部建築デザイン学科所属の伊藤 泰彦教授、多文化共生や特別支援学校の支援などに取り組む、グローバル学部日本語コミュニケーション学科の神吉 宇一教授、留学生の職場適応や学習環境デザインなどの研究に取り組む、同学部グローバルコミュニケーション学科の島田 徳子教授のほか、公募で集まった学生20名、伊藤研究室の学生6名が参加し、全6グループに分かれてキャンパス環境改善に関する意見交換を行いました。
本ワークショップは、キャンパス環境に対する学生の意見を単に聞くだけでなく、学生自身が当事者としてキャンパス環境整備に参画することを目的としています。多様な背景をもつ学生の意見を円滑に引き出し、対話を深める観点から、建築デザイン学科の教員とコミュニケーション分野を専門とする教員が協働し、開催しました。

スチューデント・サクセス実現に向けた実践的取組み

本学では今年度より第二期中期計画において、「スチューデント・サクセス※」を実現した人材の輩出を掲げています。学生がスチューデント・サクセスを実現できるようなキャンパス環境を整えるため、学生アンケートなどで得られた意見をキャンパス整備に反映する取り組みを進めています。その一環として、今回は学生の意見交換の場となるワークショップを企画しました。 ※「スチューデント・サクセス」とは、個々の学生が目指す将来像(なりたい自分)や目標達成等の自己実現に向けて、成長実感、達成感、納得感が得られること(個としてのサクセス)、また、建学の精神に基づく本学での特色ある学びを通して、未来のウェルビーイング社会の創造及び形成に貢献するスキル、能力、マインドを修得すること(社会におけるサクセス)の2つのサクセスを実現することを意味する。

視点を広げ、実現性を探るグループワーク

ワークショップは、参加学生の自己紹介から始まり、その後、神吉教授による内容の説明と伊藤教授、島田教授よる他大学の施設事例の紹介がありました。学生たちはそれらを踏まえ、「キャンパスにあれば便利・快適な施設」をテーマに、アイデアを付箋に書き出し、発表しました。
続いて、有明キャンパスの図面(1号館2階、5号館1階学生ホール)に付箋を貼りながら、具体的な改善案を検討しました。アイデア出しには伊藤研究室の学生が制作したキャンパス模型も活用し、「屋上で運動できるスペース」や「キャンパス内の移動を便利にする移動手段の整備」「くつを脱いでくつろげる癒し空間」「オンライン受講のための個室スペース」など、多彩なアイデアが次々に出され、空間改善への強い関心が伺えました。

ワークショップに参加した学生から出た意見の例

  • 飲食・食事場所
    給水機(増設)、ドリンクバー、カフェ、キッチンカー、電子レンジ、食堂の提供時間(延長)、食事スペースの充実

  • 居場所、滞在時間
    授業の合間の睡眠/泊まれる(研究環境)、教室等の利用しやすさ(休日利用含む)、座り心地・居心地(ソファー、くつ脱ぎスペースなど)

  • アクティビティ
    カードゲーム、ダーツ、映画、茶道(場所と道具の提供)、運動・ジム、防音室、プレイルーム、パーティルーム

  • キャンパス内移動
    1号館と3号館の間に屋根、1号館にエスカレーター、13号館と5号館の間に道路上空通路(移動時間への意見)

  • 学習環境
    図書館の24時間化、Wifi環境の充実、オンライン授業を受ける個室(音などへの意見)

  • 水回り
    メイク室(コンセント・鏡・ライト・椅子)、シャワー、サウナ、足湯

  • キャンパス外移動
    駅・周辺施設に行くための自転車など

コメント

学生部長/工学部建築デザイン学科
伊藤 泰彦教授

ワークショップの参加者から、「大学のことがもっと好きになりました」「(他学科・他学年の学生と)意見交換できた/交流できた」「こんなに武蔵野大学を好きな学生がいることに気づけてよかった」「ちゃんと学生の声を聞いてくれてうれしい」との声を聞きました。ワークショップを開催し、学生の意見を聞くこと以上に、本学のことを好きでいて、考えてくれている学生たちと一緒に活動できたことが財産です。このような学生参画の機会は、大学にとって貴重なものだと実感し、継続的な取り組みにしたいと考えています。

グローバル学部日本語コミュニケーション学科 
神吉 宇一教授

学生が自由に発想を広げ、付箋に書き出す第1段階と、実際のキャンパス図面を使って「実現できるか」を考える第2段階の流れがとても面白く、空間と活動を一体で考える点に大きな可能性を感じました。 学生たちは「居場所」や「空間」に強い問題意識を持っています。だからこそ、キャンパスが変わってきたと実感できることが重要です。そうした変化を自分ごととして感じられてこそ、大学全体をより良くしていこうという意識にもつながると考えます。今回の取り組みは、まさにその第一歩だと感じています。

グローバル学部グローバルコミュニケーション学科
島田 徳子教授

学生も教職員も学部・学科や立場を超えて、リアルな大学の問題に対して、協働して具体的な解決策を真剣に考えるというワークショップは、とても刺激的で今後の可能性を感じることができる「学びの場」でした。学生も教職員も当事者意識を持って、大学の問題解決に参画でき、それが具体的な形となっていくプロセスは、まさに「個としてのサクセス」と「社会におけるサクセス」が交差する場でした。このような取り組みの積み重ねが、「スチューデント・サクセス」のみならず「ティーチャー&スタッフ・サクセス」の実現に寄与し、ウェルビーング社会の実現に繋がる一歩となると感じました。

スチューデント・サクセスを実現するキャンパスづくりへ

各グループでまとめられた意見は、今後キャンパス内に掲示され、他の学生がシールを貼って共感や賛同を示す形式で共有される予定です。多くの支持を集めた意見は、今後のキャンパス整備に活かされます。
本学は、学生が「スチューデント・サクセス」を実現できるようなキャンパス環境整備を今後も続けてまいります。

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