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工学部建築デザイン学科卒業生が第26回卒業設計コンクールで「埼玉県住宅供給公社賞」を受賞─世代を超えてつながりを育む住環境の可能性を提案─

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工学部建築デザイン学科2025年度卒業生の伊藤 美紀さんが埼玉建築設計監理協会主催の「第26回卒業設計コンクール」(主催:埼玉建築設計監理協会)において「埼玉県住宅供給公社賞」を受賞しました。受賞作品は、5月末頃まで埼玉県住宅供給公社本社(さいたま市浦和区)で展示されています。

地元・埼玉の魅力を再発見し、未来の建築文化へイノベーション

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本コンクールは、学生が学内の枠を超えて多様な発想やデザインを社会へ表現する場を提供し、その努力と創造性が社会から正当に評価される機会を創出することを目的としています。特に「埼玉」の地域性や歴史、自然、文化を反映しながら、新しい視点で未来の建築を提案する作品を奨励しており、地域の可能性を広げるとともに埼玉の建築文化の発展に貢献することを目指しています。テーマは「地元・埼玉」の課題を能動的に掘り起こすものとされ、学生独自の鋭い視点による自由な提案が求められます。

作品概要

流れの交差点 ―団地で構成されたまちの更新 ―

本作品は、1970年代に整備された約3,000戸に及ぶ団地・志木ニュータウンを対象とし、多世代が共存する住宅地へと変化する地域の姿を読み解き、これからの公共空間と住環境のあり方を提案したものである。駅や商店街、学校、柳瀬川の水辺が近接する生活環境の中で、かつて地域のにぎわいを担ったぺあもーる商店街と団地内に点在する円形広場に着目し、人々の動きや滞在、世代を超えた関わりを丁寧に捉えた。生活の流れの中で、誰もが自然と集う場へと更新することで、子どもから高齢者までが心地よく暮らせる、多世代共生の地域像を提示する。

コメント

工学部建築デザイン学科 2025年度卒業生
杉山 陽菜乃さん


この度は、埼玉県住宅供給公社賞をいただき、大変嬉しく思います。団地の中の商店街と広場を対象として、多世代が共に暮らす地域のあり方を見つめ直し、世代を超えてつながりを育む住環境の可能性を提案しました。長く親しまれてきた団地を、これからの暮らしへとつなげていく計画を評価していただけたことを光栄に思います。
また、地元である志木市の魅力や可能性を、多くの方に広く知ってもらえる機会となったことを大変誇りに感じています。この作品が今後多くの方々の目に触れることで、団地や地域コミュニティの未来について関心を持っていただくきっかけになればと思います。

工学部建築デザイン学科
太田 裕通准教授(指導教員)


この度、杉山さんの作品が受賞されたことを大変嬉しく思います。彼女は1年かけて、自身の地元である志木の団地周辺地域を丁寧に読み解き、その成果を見事な設計提案へと昇華させました。現在、団地やニュータウンにおいては、既存ストックの活用やハード面の更新が大きな課題となっています。本提案は、既存の商店モールを一部残しながら改修を加えることで、新しい時代に向けた前向きなビジョンを示した点が高く評価されました。今回の賞を授与された住宅供給公社は、まさにまちづくりや団地の再編を主導されている組織であり、作品のテーマが強く響き合ったのだと感じております。公社本社での展示を通じ、多くの方に作品をご覧いただける機会を得たことも、非常に意義深いことと考えています。

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