人間学専攻 言語聴覚コース[修士課程]
研究科概要
幅広いリベラルアーツを備えた言語聴覚士を養成
高齢化社会の中で、加齢や病気・事故の後遺症による失語症・高次脳機能障害・摂食嚥下障害などで支援を必要とする人が増加しており、言語聴覚士の人数も年々増加していますが、今後は量より質が求められる時代を迎えます。
本コースでは、建学の精神に基づき、言語聴覚療法を人間学の上に位置付け、幅広いリベラルアーツと他者と響きあい、学び合う感性を備えた言語聴覚士を目指します。医療・福祉・教育等の現場において即戦力として活躍できるスペシャリストばかりでなく、将来的に指導・研究に携わる人材を養成します。
研究科DATA
取得できる学位
修士(言語聴覚学)
入学定員
30名(人間学専攻全体)
修業年限とキャンパス
1年:武蔵野キャンパス
2年:武蔵野キャンパス
修了後の進路
大学病院/総合病院/特定機能病院/リハビリテーションセンター/介護老人保健施設/デイケアセンター/特別養護老人ホーム/デイサービスセンター/小・中学校/特別支援学校/研究施設/言語聴覚士教育機関(大学・専門学校など) など
TOPICS
言語聴覚コースは、言語聴覚士を目指す方のための課程と、既に言語聴覚士として活躍されている方を対象とした課程から構成されています。
言語聴覚士を目指す方
言語聴覚士とは「聴く」「話す」「読む」「書く」といったコミュニケーションに関する障害や摂食嚥下の障害をお持ちの方に対して、専門的な訓練・指導・助言を行うことで、その人が自分らしく生活できるよう支援するリハビリテーションのスペシャリストです。本コースでは、指定の科目を修めることで、2年間で言語聴覚士受験資格と修士の学位が取得可能です。
学部時代の基礎教育に本学での2年間の専門教育を積み上げることで幅広いリベラルアーツと他者と響きあい、学び合う感性を備えた言語聴覚士を目指します。
言語聴覚士国家試験
2023年2月実施の言語聴覚士国家試験の合格率は全国平均67.40%に対し、100%となりました。
現役言語聴覚士の方
実務経験3年以上の言語聴覚士が短期間で修士の学位を取得することを支援する1年制短期コース(3年以上の実務経験を有する方が対象、入学後も言語聴覚士として勤務することが条件)があります。1年制短期コースは平日夜間および土曜日を中心に授業を開講します。
教育訓練給付制度
2023年度現在、厚生労働大臣指定の教育訓練給付制度を利用することができます。
次年度以降の扱いについては、入学後にご案内します。
昼夜開講制
社会人の勤務形態を考慮し、働きながらでも無理なく研究を継続できるよう昼夜開講制を導入しております。
こんな方々が武蔵野大学で言語聴覚士を目指しています
![](https://www.musashino-u.ac.jp/academics/img/abm00026221.jpg)
本コースの取り組みや学校生活を発信しています。
言語聴覚士を養成・支援する3つのコース
言語聴覚コースは、言語聴覚士の受験資格を取得したい方はもちろん、すでに言語聴覚士として活躍されている方も対象としたカリキュラム構成となっています。
■ 言語聴覚士の国家資格の取得に専念したい | 言語聴覚士養成課程(専攻科) |
---|---|
■ 研究テーマがあるので、言語聴覚士の国家資格の取得に加え、修士の学位も取得したい ■ 言語聴覚士として働いているが、2年かけてじっくり修士の学位を取得したい |
大学院 言語聴覚コース(2年制) |
■ 言語聴覚士として3年以上の実務経験を有しており、短期間で修士の学位を取得したい | 大学院 言語聴覚コース(1年制) |
教授インタビュー
当コースは、教育・臨床・研究の3領域にわたり実績のある教員が充実したカリキュラムを展開し、言語聴覚士を養成・支援しています。言語聴覚士の国家試験受験資格と修士号の取得を目指す過程と、現役の言語聴覚士が修士号の取得を目指す課程で構成されています。また、総合大学という環境のもとで言語聴覚療法学を学ぶことができるのも当コースの特長です。医療技術に偏ることなく、さまざまな学問領域に主体的にアクセスしていくことや、自己を深く見つめ、他者と響きあうことで、現代の医療従事者に最も求められているリベラルアーツと豊かに他者と響きあう感性の学びを広げることができます。将来的に、日本の言語聴覚療法の発展に貢献していける人材の育成を目指しています。
北 義子 教授
言語聴覚士・リハビリテーション学修士
筑波大学社会人大学院修士課程修了 岡山大学法文学部哲学科心理学履修コース卒業。国立障害者リハビリテーションセンター学院言語聴能専門職員養成課程修了。帝京大学病院耳鼻咽喉科、埼玉県小児医療センター保健発達部、国立障害者リハビリテーションセンター学院言語聴覚学科主任教官を経て、2019年武蔵野大学准教授、2023年教授、現在に至る。
カリキュラム
カリキュラムおよび開講科目は下記の「履修要覧」よりご確認ください。
教員紹介
2024年度担当予定教員一覧(担当科目等は変更になる可能性があります)。
※職位、担当科目は2023年度時点の情報です。● : エントリーシートの「希望指導教員」欄に記入可能な教員
※担当教員等は大学院修了までに変更となる場合があります。 ※研究指導が可能な教員とその専門分野、および希望する研究内容についても相違がないことを確認するため、出願前に必ず武蔵野学部事務課(Tel. 042-468-3350)にご連絡ください。教員情報の詳細につきましては武蔵野大学 研究者情報をご覧ください。
名前 | 職位 | 担当科目 | 研究領域 | |
---|---|---|---|---|
北 義子 キタ ヨシコ |
教授 | ● | □言語発達学 □言語発達障害1 □言語発達障害学演習1 □聴覚障害2 □言語聴覚学研究 □言語発達障害演習A、B □高次脳機能障害演習B □特定課題研究演習 □臨床実習 □総合演習 |
聴覚障害、言語発達障害 |
小嶋 知幸 コジマ トモユキ |
教授 | ● | □言語聴覚学研究 □言語聴覚障害演習A、B □高次脳機能障害演習A □特定課題研究演習 |
失語症学、高次脳機能障害学、認知神経心理学 |
上間 清司 ウエマ シンジ |
講師 | □失語・高次脳機能障害1〜3 □失語・高次脳機能障害演習1〜2 □臨床実習 □総合演習 |
神経心理学、高次脳機能障害、認知神経心理学 | |
嶋田 真理子 シマダ マリコ |
助教 | □言語聴覚障害診断学 □運動障害性構音障害1〜2 □摂食嚥下障害2 □発声発語・摂食嚥下障害演習1〜2 □臨床実習 □総合演習 |
言語聴覚障害学、摂食嚥下障害学 | |
畠山 恵 ハタケヤマ メグミ |
助教 | □言語聴覚障害学概論 □運動障害性構音障害2 □摂食嚥下障害1〜2 □発声発語・摂食嚥下障害演習1〜2 □臨床実習 □総合演習 |
言語聴覚障害学、摂食嚥下障害学、認知神経心理学 | |
狐塚 順子 コヅカ ジュンコ |
客員教員 | □言語発達障害演習2 | 言語発達障害学 | |
【基礎医学】 | ||||
阿部 和穂 アベ カズホ |
教授 | □基礎医学各論(解剖・生理・病理) | ||
土方 貴雄 ヒジカタ タカオ |
教授 | □基礎医学各論(解剖・生理・病理) | ||
佐藤 幸子 サトウ ユキコ |
非常勤講師 | □医学総論 □基礎医学各論(解剖・生理・病理) |
||
【臨床医学】 | ||||
小川 雅美 オガワ マサミ |
客員教授 | □精神医学 | ||
指田 純 サシダ ジュン |
客員教授 | □臨床神経学 | ||
中牧 剛 ナカマキ ツヨシ |
客員教授 | □内科学・小児科学・リハビリテーション医学 | ||
八木 昌人 ヤギ マサト |
客員教授 | □耳鼻咽喉科学 □音声・言語・聴覚医学Ⅲ(聴覚系) |
||
吉田 仁 ヨシダ ヒトシ |
客員教授 | □内科学・小児科学・リハビリテーション医学 | ||
池田 裕一 イケダ ヒロカズ |
非常勤講師 | □内科学・小児科学・リハビリテーション医学 | ||
大西 司 オオニシ ツカサ |
非常勤講師 | □内科学・小児科学・リハビリテーション医学 | ||
川手 信行 カワテ ノブユキ |
非常勤講師 | □内科学・小児科学・リハビリテーション医学 | ||
京田 学是 キョウダ タカヨシ |
非常勤講師 | □内科学・小児科学・リハビリテーション医学 | ||
木庭 新治 コバ シンジ |
非常勤講師 | □内科学・小児科学・リハビリテーション医学 | ||
三輪 裕介 ミワ ユウスケ |
非常勤講師 | □内科学・小児科学・リハビリテーション医学 | ||
森 一将 モリ カズマサ |
非常勤講師 | □形成外科学 □臨床歯科医学・口腔外科学 |
||
山本 滋 ヤマモト シゲル |
非常勤講師 | □内科学・小児科学・リハビリテーション医学 | ||
【音声・言語・聴覚医学】 | ||||
木村 俊靖 キムラ トシヤス |
客員教授 | □音声・言語・聴覚医学Ⅰ(神経系) | ||
二藤 隆春 ニトウ タカハル |
客員准教授 | □音声・言語・聴覚医学Ⅱ(呼吸・発声系) | ||
【心理学】 | ||||
野口 普子 ノグチ ヒロコ |
准教授 | □学習・認知心理学 | ||
中山 友則 ナカヤマ トモノリ |
非常勤講師 | □心理測定法 | ||
本田 りえ ホンダ リエ |
非常勤講師 | □生涯発達心理学 | ||
望月 由紀子 モチヅキ ユキコ |
非常勤講師 | □臨床心理学 | ||
【言語学】 | ||||
佐々木 充文 ササキ ミツヤ |
非常勤講師 | □言語学 □音声学 |
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【音声学・音響学】 | ||||
大塚 翔 オオツカ ショウ |
非常勤講師 | □音声・聴覚心理学 □音声音響学 |
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【社会福祉・教育】 | ||||
益田 幸辰 マスダ コウシン |
非常勤講師 | □社会保障制度・関連法規 | ||
松田 雅弘 マツダ タダミツ |
非常勤講師 | □リハビリテーション概論 | ||
【発声発語・嚥下障害学】 | ||||
淺野 ふみ アサノ フミ |
非常勤講師 | □機能性構音障害 | ||
遠藤 俊介 エンドウ シュンスケ |
非常勤講師 | □言語発達障害3 | ||
大塚 満美子 オオツカ マミコ |
非常勤講師 | □音声障害 | ||
小杉 裕子 コスギ ユウコ |
非常勤講師 | □言語発達障害2 | ||
武井 良子 タケイ ヨシコ |
非常勤講師 | □器質性構音障害 | ||
湯川 祐子 ユカワ ユウコ |
非常勤講師 | □脳性まひ特論 | ||
吉澤 健太郎 ヨシザワ ケンタロウ |
非常勤講師 | □吃音 | ||
【聴覚障害学】 | ||||
榎本 千江子 エノモト チエコ |
非常勤講師 | □聴覚障害3 | ||
柴崎 美穂 シバサキ ミホ |
非常勤講師 | □視覚聴覚二重障害 |