HOME教育言語聴覚士養成課程(専攻科)専攻科紹介

専攻科紹介

言語聴覚士(ST)とは

言語聴覚士(ST)は、理学療法士・作業療法士などと並ぶリハビリテーションの専門職種の一つで、言語・コミュニケーション及び摂食嚥下機能に関するエキスパートです。成人から小児までを対象に失語症・高次脳機能障害・認知症・発達障害・構音障害・吃音・聴覚障害や摂食嚥下障害をお持ちの方に対して、医療・介護・福祉・教育などさまざまな立場からリハビリテーション・サービスの提供を行います。
高齢化社会が進む現代社会では、言語に障害を抱えリハビリを必要とする方は全国で約600万人いるといわれているなか、言語聴覚士の有資格者は2016年3月末時点で27,274名。今後ますます言語聴覚士のニーズが高まり、活躍の場が求められます。

専攻科DATA

修業年限

2年

人数

収容定員数
学生数

60名
34名

キャンパス

1年2年

 

武蔵野キャンパス

 

言語聴覚士国家試験合格率(2017年2月18日実施)

受験者数17名  合格者数17名

合格率100%

※第19回 言語聴覚士国家試験(2017年2月18日実施)全国平均合格率75.9%

目指す進路

医療…病院(リハビリテーション科、耳鼻咽喉科、小児科、形成外科、口腔外科など)
介護…老人保健施設、デイケア施設など
福祉…障害者福祉センター、小児療育センター、難聴幼児通園施設など
学校…通級指導教室、特別支援学校(聴覚障害、知的障害、肢体不自由など)
保健…保健所など
養成…大学・養成校
進学・研究…大学院、研究機関など

開講科目

カリキュラム概要

専門基礎分野
医学・心理学・言語学・社会福祉学など、言語聴覚士になるために必要な基礎知識を学びます。
専門分野
「失語・高次脳機能障害学」「言語発達障害学」「発声発語障害学」「摂食嚥下障害学」「聴覚障害学」など、個々の障害を理解し、支援に必要となる評価・検査・訓練の手順について習得します。

開講科目

開講科目は、下記「履修要覧」よりご確認ください。
履修要覧

授業検索

各科目の概要や授業計画については、下記「シラバス」よりご確認ください。
シラバス

教育の特徴

1.さまざまな背景を持った学生と共に学ぶ

本学で言語聴覚士を目指す学生は出身大学・学部・社会人経験もさまざま。同じ目標を持ちながら、互いに高め合える環境があります。
入学者の出身大学・学部一覧

2.幅広い教養と専門性を兼ね備えた言語聴覚士の養成

言語聴覚士国家試験に向けた学びのみならず、総合大学という知的環境のもとで、さまざまな学問領域にアクセスすることで「人間」を深く見つめる洞察力や豊かな人間力を育みます。

3.西東京地区を中心に近隣の医療・福祉施設と連携

1年次夏以降に近隣の医療・福祉施設で見学実習を行います。

4.附属幼稚園との連携

本学の附属幼稚園とも連携し、演習を兼ねてお子様の発達評価や相談に対応。同じ学内にいながら、小児臨床の経験を積むことができます。

5.実践重視の演習

クラスを数名ずつの小グループに分け、実践に則した検査や治療手技の演習を行います。

6.施設・領域に応じた言語聴覚士の役割を学ぶ臨床実習

本学では2年生を対象に臨床実習を行います。4週間の「評価実習」と8週間の「総合実習」で2施設を経験することにより、施設・領域に応じた言語聴覚士の役割を学びます。
担当する症例は、ことばの発達に遅れのあるお子さんや脳梗塞・くも膜下出血などによる成人の失語症や摂食嚥下障害の方など、小児から高齢者まで年代はさまざま。実習を通して、座学で修得した言語聴覚療法の理論を実践に結びつけるだけでなく、ケースに対する観察・考察・記録・訓練プラン立案のスキルを身につけ、関連部門の専門職種との連携についても実践的に学びます。
臨床実習終了後に行う臨床実習報告会では、実際に担当した症例に対しての評価や訓練内容等について発表を行った後、他の学生からの積極的な質疑応答や担当教員からのアドバイスを受けることで自身の取り組みについて振り返りを行います。

7.国家試験合格実績

総合大学である本学では、さまざまな国家試験において高い合格実績を収めており、合格までの道のりを徹底的にサポートしています。
国家資格本学合格率本学受験者数本学合格者数全国合格率
言語聴覚士(第19回) 100% 17名 17名 75.9%
薬剤師(第102回)(新卒)92.37% 118名 109名(新卒) 85.06%
看護師(第106回) 100% 102名 102名 88.5%
保健師(第103回) 96.8% 31名 30名 90.8%
社会福祉士(第29回) 71.9%(新卒)89名 64名(新卒)41.4%

言語聴覚士国家試験までのサポート体制
1年次4月~専門分野の知識・技能・態度を修得
9月夏期補習
3月春期補習
2年次 10~12月模擬試験ときめ細やかな解説
1~2月国家試験直前補習
2月言語聴覚士国家試験

※ アドバイザーとの個人面談を1年次5月、9月、3月と2年次は9月以降随時実施し、きめ細かくサポートします。

8.積極的な学術活動

教育・臨床・研究の3領域にわたる成果を学外へと発信するほか、近隣関連施設の先生方や本学他学部の教員を招いての研究発表や講演会など、積極的な学術活動を行っています。
学術活動の詳細はこちらから

サポート体制

日本学生支援機構奨学金

学外奨学金として、日本学生支援機構奨学金があります。経済的理由等により修学困難な方に学資の貸与を行い、教育の機会均等を図る制度です。「第一種奨学金(無利息貸与)」「第二種奨学金(利息付貸与)」があり、本学では手続きサポートを行っています。
日本学生支援機構奨学金(JASSO)

教育訓練給付制度

本コースでは、厚生労働大臣指定の教育訓練給付制度を利用することができます。
一般教育訓練給付制度

教授インタビュー

職能教育と学問の両立を目指して

言語聴覚士の指定養成校(法第33条第5号)の中で、大学専攻科への設置は全国で2校目になりますが、一般総合大学では本学が初めてです。また、指定科目校(法第33条4号)の中で、大学院修士課程への設置も2校目ですが、指定養成校並みのカリキュラムで職能教育を行っているのは本学のみと言えます。
その背景には、設置にあたっての「職能教育と学門の両立」という理念があります。国家資格の取得が重要であることは言うまでもありませんが、「国家試験予備校」に甘んじることなく、言語聴覚障害領域に資する学問の発信を掲げて、現職言語聴覚士向けのコースも併設しているのが本学の魅力あると自負しています。また、言語聴覚士の養成を、あえて医療技術学ではなく人間学に位置付けていることも大きな特色です。幅広いリベラルアーツと豊かな人間性を備えた言語聴覚士の養成を目指します。

小嶋 知幸 教授
言語聴覚士・医学博士
埼玉大学教養学部卒業。社会福祉法人仁生社江戸川病院リハビリテーション科科長を経て、数多くの講師を兼任し、学校法人北杜学園仙台医療福祉専門学校言語聴覚学科学科長を経て現在に至る。

卒業生インタビュー

学生たちが勉強に専念できる充実した学習環境

看護師をしている母親から勧められたことをきっかけに、誰かの人生にかかわり、その人がより良く生きていくための支えになれる、言語聴覚士の仕事に魅力を感じるようになりました。
在学中は、各分野で活躍されている先生方に直接ご指導いただけたことに加え、先生が行う臨床の様子を間近で見学できたことが、とても勉強になりました。教科書などを読んでわかっていたつもりでしたが、実際にリハビリを行う様子を見ることで、その仕事内容をより深く理解できたと同時に、この資格の素晴らしさに気づけたことは大きな財産です。
国家試験に向けて、夜間や休日などに教室を開放してくれるなど、大学が学生たちに勉強の場を提供してくれたことにも、とても感謝しています。年代も、それまでの経歴も異なる学生たちが教室に集まり、それぞれが得意なことを教え合いながら一緒に学ぶことで、充実感にあふれた試験勉強をすることができました。また、武蔵野大学は歴史ある総合大学であることから、図書館には言語学や心理学、看護学をはじめ、多様な分野の資料が所蔵されています。これらの豊富な資料を自由に閲覧できたことは、非常に幅広い知識が求められる言語聴覚士の資格取得にあたって、とても助けられました。

諸田 真実 さん
明治学院大学 文学部 出身
専攻科 言語聴覚士養成課程 2016年3月卒業
杏林大学医学部付属病院 勤務

学術的な関心を追求しながら資格の取得を目指せる

学生時代に哲学を専攻しながら演劇を行っていたことから、心とからだ、声やことばについて関心がありました。そして、演劇活動の一環で特別支援学級の子どもたちと交流した際に、障害のある方々をもっと理解したいと思ったことが言語聴覚士を目指すきっかけとなりました。
資格取得のために進学するにあたり、修士号も取得できる大学院を選択しました。武蔵野大学大学院は、総合大学という知的環境で学ぶことから、さまざまな学問領域の情報を収集することができました。在学中には、仲間たちと励まし合いながら勉強に打ち込む充実した毎日を送ることができましたが、特に、2年間の集大成となる修士論文が完成したときの達成感は忘れられません。研究テーマとして取り上げたのは、会話中に無意識に生じている手やからだの動きです。学生時代の経験などをもとに、活きたコミュニケーションの現場で、心とからだ、あるいはことばがどのようにかかわり合っているのかを明らかにすることで、失語症をお持ちの方やことばが未発達な子どもたちへの理解をより深められればと考えました。

伊藤 敬市 さん
東京大学文学部 卒業
武蔵野大学大学院人間社会研究科 人間学専攻 言語聴覚コース 2016年3月卒業
武蔵野徳洲会病院 勤務

主な就職実績(2016年3月修了生)

言語聴覚士としての主な就職先
・ 大学病院
・ 総合病院
・ 小児施設
・ リハビリ専門病院
・ 保健センター
・ 介護老人保健施設
・ 障がい者福祉センター
・ 教育施設    など
主な就職先
杏林大学医学部付属病院
公立昭和病院
独立行政法人国立病院 機構村山医療センター
地方独立行政法人静岡県立病院機構
南東北グループ 医療法人財団健貢会 総合東京病院
医療法人 沖縄徳州会 武蔵野徳洲会病院
医療法人社団大成会 武南病院
医療法人社団 綱島会 厚生病院
医療法人社団 松和会 池上総合病院
医療法人社団 明芳会 横浜新都市脳神経外科病院
医療法人社団 誠馨会 千葉中央メディカルセンター
一般財団法人 竹田健康財団 竹田綜合病院
一般社団法人巨樹の会 原宿リハビリテーション病院
社会福祉法人聖テレジア会 鎌倉リハビリテーション聖テレジア病院
社会福祉法人墨田区社会福祉事業団 すみだ福祉保健センター
山梨県 あけぼの医療福祉センター
流山市 幼児ことばの相談室
茨城県厚生農業協同組合連合会
有限会社ウェルネス前田

主な実習先(2016年実績)

杏林大学医学部附属病院
都立駒込病院
武蔵野徳洲会病院
武蔵野陽和会病院
君津中央病院
永生病院
新上三川病院
新八千代病院
JR東京総合病院
南多摩病院
足利赤十字病院
土浦協同病院
宮城厚生協会泉病院
江戸川病院
佐倉厚生園病院
三宿病院
星が浦病院
赤羽リハビリテーション病院
イムス板橋リハビリテーション病院
鎌田リハビリテーション病院
小金井リハビリテーション病院
小平中央リハビリテーション病院
さがみリハビリテーション病院
みどり野リハビリテーション病院
埼玉みさと総合リハビリテーション病院
千葉みなとリハビリテーション病院
松戸リハビリテーション病院
八千代リハビリテーション病院
北原リハビリテーション病院
明生リハビリテーション病院
リハビリテーション天草病院
千葉県救急医療センター
JAとりで総合医療センター
千葉中央メディカルセンター
東京医療センター耳鼻科
のぞみ発達クリニック
千葉市療育センター療育相談所
エコー療育園

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