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受講生の声 - 三井 駿 さん

三井 駿 さん

工学部 環境システム学科 1年(2021年度)
1年後期 プログラミング基礎
”社会で求められている人材に近づく”

「きっかけは高校生の時に受けた情報の授業」

私がこの授業を受けようと思ったきっかけは、高校の情報の授業です。授業で自分のホームページを制作する機会があり、この時に文字の表示や別のページにジャンプするといった初歩的なプログラミングを経験しました。この経験を通じて「プログラミングって面白そう」と思い、大学でも似たような科目があればぜひ受けてみたいと考えていたところ、この科目を見つけ受講を決めました。

「授業での学び」

授業の難易度は、高校の授業で多少経験があったこともあり、優しめだと感じました。
この授業では、正しく動くプログラムを作るためのルールや作法などが学べることを期待して、実際に学ぶことができました。特に、動き出すための前提となる定義や宣言などを行う必要があるところは、ホームページ制作とMinecraft※のプログラミングで共通していることに気付きました。
授業を受けてみて驚いたことは、一定秒数待たないと実行できないブロックがあることです。例えば、Minecraft上で複数の文字を1秒ずつ表示したい時は、文字を1秒表示した後すぐに次の文字は表示されず、別途1秒待つ必要があります。プログラムを作る際は、ただ作れば良いだけではなく、プログラムの作成に使っている環境のことも考慮しながら作る必要があると学びました。

※ Minecraft (マインクラフト)とは 3Dのブロックで作られた世界を冒険したり、様々なブロックを使ってオリジナルの世界を作ったりして楽しめるゲームです。講義で利用するバージョンは、コントローラによる手動での操作だけではなく、プログラミングによる自動制御が可能です。この機能を用いてプログラミングを学習していきます。 

「社会で求められている人材に近づくことにも役立つ」

私は元々絵を描いたり、何かを作ったりすることが好きなのですが、プログラミングもこうしたアイデアを元に生み出すことの延長にあると思っています。また、社会では文理問わずプログラミングができる人が求められているという話も聞きました。この授業での学びは、こうした社会が求める人に近づくことにも役立つと思います。
この授業は、マインクラフトに興味のある人や、コンピューターの仕組みがどうなっているかについて少しでも知りたい人に、ぜひ受けてもらいたいです。システムやアルゴリズムについて学びたい人にもオススメです。
また、この科目だけでなく、「副専攻(AI活用エキスパートコース)」で一連の科目を学ぶことが大事だと考えています。副専攻で学ぶことができる知識やスキルは社会でも求められており、私の興味とも一致したので、2年生以降も副専攻の科目を受講していきたいと考えています。

「担当教員より」
この授業の一番の目的は、全くプログラミングをしたことのない人でも「プログラミングってこんなことができるんだ」と、プログラミングの面白さに気付いてもらうことでした。また、社会に出て仕事として行うプログラミングは、一人ではなく複数人で進めていくことが多いので、授業でもグループでプログラミングを行ってもらいました。
2年生から始まる授業では、さらに専門的な内容を学んでいきます。例えば2年生のプログラミング発展Bでは、HTMLに加えてJavaScriptという言語でインタラクティブなWebサイトを作ります。自分のアイデアを、プログラミングを利用して実現する知識やスキルを修得するために、ぜひみなさんも授業を受けてください。