受講生の声 - 大坪 璃音 さん

大坪 璃音 さん
工学部 環境システム学科 1年(2021年度)
1年後期 プログラミング基礎
”海洋の研究に役立てるために”
授業を受けるきっかけ「海洋の研究に役立てるために」
私は海洋環境について興味があり、特にデータサイエンスという分野を学ぶことで、海洋に関する予測が行えるのではないかと考えていました。この授業での学びは将来ITやAIを用いた海洋環境の研究に役立つと考え、受講しました。
「プログラミングも使い方によって価値は変わることが学べた」
一番印象的だったのは、簡単なプログラミングでも組み合わせ次第で面白いものが作れることです。今回の授業では、プログラミングについてある程度知っている人と知らない人で力の差が大きかったように感じます。複雑なプログラムが作れることはもちろん凄いことですが、私が簡単なプログラムを用いて制作したジェットコースターの作品も、相互評価で高い評価を得られました。加えて、簡単なプログラムは誤りが見つけやすいため、いくらでも直しがきき、数値の変化にも対応しやすいといった利点がありました。つまり、プログラミングもツールの一つであるため、使い方によってその価値は変わることが学べました。
「論理的に考える力は、様々な場面で役立ちそう」
授業で最も苦労したのは、プログラムのフローチャートと計画書の作ることです。これらを作成するためには、プログラムを実行した時どうすればうまくいくのか論理的に考える必要がありました。一つでも間違えてしまうとプログラムは正しく動作しません。そのため、何度も試行錯誤しながら作成したので、多くの時間を要しました。特に、エージェント※の移動や範囲の指定は難しく、どうすれば自分の指定したい場所にエージェントを移動させられるのか、実際にエージェントを動かしながら作成しました。
フローチャートの作成で戸惑ったと前述しましたが、これは言い換えれば論理的に考えることを今までしてこなかったため、慣れていなかったということです。この授業を通して、図やフローチャートを作成し、自分の考えを形として記す大切さを実感しました。この授業で学んだ「論理的に考える力」は、将来も役立ちそうです。今回はプログラムの作成に用いましたが、日常の様々な場面で悩んだ時に、自分の考えを形にして判断できるという利点があります。

エージェントを動かすプログラムのフローチャート

エージェントを動かすプログラムの設計図
「これから授業を受ける方へ」
マインクラフトの経験が無い人は、ある程度授業前に操作に慣れておく必要があると思います。特に、3Dの世界を作成するので,普段ゲームをあまりしない方にとっては、最初酔ってしまったり、操作がかなり遅れてしまったりするかもしれません。Web上の記事やYouTubeを見て、どんなものであるのかある程度知っておくと良いと思います。
この授業は、初心者でも容易ではないですがこなせない難易度ではなかったので、挑戦したい人であれば誰でも積極的に受けてみてください。特に論理的に考えることが得意な人が向いていますが、実際に授業を受けていく中で、提出が必須でないアドバンス課題にも毎回取り組んでいると思考力が身につきます。論理的に考えることが苦手な人も、授業を受けることによって思考力が付くと思うので、挑戦してみてください。