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受講生の声 - 河西 俊太 さん

河西 俊太 さん

グローバル学部 グローバルコミュニケーション学科 1年(2023年度)
1年後期 メディアリテラシー
”この授業で得る知識は決して無駄にならない”

授業を受けてみようと思ったきっかけや動機

私がこの授業を受けようと思った理由は、日常で使うインターネットについて正しい使い方を学びたいと考えたからです。現代社会においてインターネットは生活を豊かにしてくれるものですが、使い方を間違えれば人生さえ変わってしまうリスクがあるツールでもあります。SNSに関連したトラブルを耳にしたこともあり、自分が被害を受けないためにはどのように使えば良いのか考えることがありました。今回メディアリテラシーの授業を通じてインターネットの正しい使い方とはどのようなものか学びたいと考え、これを受講しました。

授業ではどのような課題に取り組んだか

現代社会をしなやかに生き抜くための基礎的な知識習得に挑戦しました。課題シートに記載されたキーワードを検索し、意味や具体例を通じて理解を深めました。例えば、SNSで同じ趣味の人と交流し、共感を共有することがありますが、自身の小さな価値観が世間的に正しいものであると思い込んでしまう「エコーチェンバー現象」に気をつけるべきであると学びました。メディアリテラシーという科目名ではありますが、インターネットの正しい使い方を学ぶだけではありません。課題によってはレポートを作成する上で知るべき「不正行為」について学ぶという内容もありました。

授業を受けてみて印象に残ったこと

私自身、同じ趣味の人とつながるためのSNSを利用しているのですが、いいね数が多くつくことがあります。高評価をつけた人全員が同じように考えているのかと勘違いしてしまった過去の経験を振り返り、SNSは自分を客観的に見ながら使うべきであると考えるようになりました。あくまで同じコミュニティの中で評価が多くついただけで、他の人も必ずしも同じ意見ではないと念頭に置くべきであると思いました。
レポート作成上でどのような行為が不正となるのか、どうすれば不正とみなされないレポートを作れるのかを学びました。これらの知識は大学生活を送る上で必要不可欠であると思い深く印象に残りました 。

授業を通じて「将来これは役に立ちそうだ」と思ったこと

私は授業課題である自己アピール資料を作成する上で「自分の強みを使った自己紹介」「短所を長所に言い換える」 練習をしました。この記事を読んでいる人は「自己アピールとは自分の長所を書かなければならないのか」と考えていないでしょうか?私自身そう考えていたのですが、この作業はそこまで気負う必要はありません。むしろ、将来役立つスキルを身につけられる良い機会であると考えています。グループワークにてチームメイトに個性を言い換えてもらう機会が与えられます。私自身もチームメイトたちの個性をポジティブに言い換えてそれぞれ伝えました。短所を自分以外の人に言い換えてもらう機会は、自身で行うより気分が良いものであると思いました。
人の個性をポジティブに捉える事は、人と好意的に接するために役に立つスキルであると考えています。

取り組んだ課題例

取り組んだ課題例

授業で学んだことを所属学科での学びにどのように活かすか

私はグローバルコミュニケーションを専攻しているため、異文化を受け入れるために違いを好意的に考えるスキルが重要となっています。2年次に全員がアメリカに留学する際には、アメリカ文化をポジティブに捉える機会でもあると考えられます。例えば「チップ文化」は必要以上のお金を払う面倒な行為のように見えますが、お金を多く払う事でそれだけサービスが良かったと感謝を伝える機会でもあると言えるでしょう 。主観ではネガティブに見える文化や個性でも見方を変えて考えることは、 異文化を好意的に受け取る良い練習になりました 。
今回作成した自己アピール資料は、将来就職活動を行う際に自分の強みは何なのか自己分析する上で参考として役立つと考えています。

これから授業を受ける方に向けてのメッセージ

この授業で学ぶ用語や現象名は誰もが一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。特に、自身のSNSアカウントを持っている人にはおすすめです。なぜかというと、現在普通に利用している人でもトラブルに関する知識を身につける事は将来的に役立つからです。例えば、SNS を利用する際ここで学んだ諸トラブルについて意識しながら使うという行動模範を確立する 事ができます。私は授業を通じ、メディアやSNSとの向き合い方を改めようと考えました。
自分が今までSNSやメディアをどう使っていたか振り返り、これからどのように使うか考える機会になると思います。現在自身のSNSアカウントを持っていない人でもいずれ使う事になるかもしれません。この授業で得る知識は決して無駄にならないでしょう。