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受講生の声 - 白川 桃子 さん

白川 桃子 さん

工学部 数理工学科 2年(2022年度)
2年前期 情報技法発展B
"システムエンジニアを目指して”

授業を受けるきっかけ「システムエンジニアを目指して」

私は将来、システムエンジニアになりたいと考えています。現在、様々なシステムが私たちの暮らしをより快適・安全にしていますが、その実現には専門知識を持った多くの人の力が必要です。今まで私はその恩恵をただ受けるだけでしたが、今後は実現する側として貢献したいと思っています。
システムエンジニアを目指す上で、システムを作る人と使う人それぞれの気持ちや視点を、予め少しでも経験しておくべきと考えました。情報技法発展Bのシラバスを読み、その授業で学ぶ論理的思考は、情報分野だけでなく様々な場面で必要となってくるので、身につけておいて損はないだろうと思いました。また、様々なデータを活かしたり課題を解決に導いたりする方法について実践的に学べることを期待し、受講しました。

授業で学んだこと「大きな問題であっても細かく分析して根本の原因を導けた」

授業で学んだ「因果ネットワーク」や「ゴールツリー」を使うことで、大きな問題の要素を細かく分析し、根本となる問題点を導くことができました。問題点を明確に示すことで新たな解決策を思い付いたり、根本にある原因を一つずつ解決することで結果的に大きな問題の解決に繋がったり、非常に便利でした。実際に授業で取り組んだ際も、いつもよりスムーズに改善案を思いつくことができました。
また、授業では業務アプリをプログラミング不要で構築できる「kintone」を扱いました。その中で、業務フローを用いて実際に申請依頼や承認などの操作をしましたが、私は今まで業務フローを実行したことがなかったので貴重な経験となりました。一方、kintoneは専門知識を必要とせず大量のデータを扱うことができましたが、計算機能に制限があったり、事前に用語を理解しておいたりする必要があり、使いこなす難しさを感じました。このようなアプリ側の仕様や特徴も理解した上で活用できる力が多少必要と感じました。

図:因果ネットワークの例

図:ゴールツリーの例

図:最終課題の発表資料一部

図:最終課題の発表資料一部

「これから授業を受ける方へ」

この授業は文理様々な学科の学生が受けるAI活用エキスパートコース科目ではありますが、この分野を専門としている数理工学科の私にとっても、非常に興味深い内容でした。データの利活用や問題解決に少しでも関心のある人は、ぜひ履修してみてほしいです!!グループワークが多いので、積極的にコミュニケーションをとって授業を楽しんでください。