受講生の声 - 遠田 鼓太郎 さん

遠田 鼓太郎 さん
工学部 環境システム学科 2年(2022年度)
2年前期 情報技法発展C
”実際に存在する企業の課題を、実際のデータを元に思考できる”
受講のきっかけ
以前受講した「情報技法基礎」では、実在する文房具専門店の売上情報を用いて、データの分析技術を学びました。その際の先生のお話が面白く、多くのことが学べる授業と気付き、受講を決めました。情報技法発展Cでは、情報技法基礎の内容を活かす方法や、今後必要になるデータサイエンスに関する能力が学べる、貴重な授業という印象を持っていました。
授業での学び「実際に存在する企業の課題を、実際のデータを元に思考できる」
授業では、売上データを提供頂いた文房具店についてZ世代からの売上を高めるためのアイデアを検討しました。アイデアは Excelを使用してデータを分析したり、カスタマージャーニーマップを作成したりして、必要な情報を可視化しながら検討しました。最終課題では、それらのアイデアを活用して文房具店の魅力を伝えるビデオとWebサイトを作成しました。実際に存在する企業の課題を、実際のデータを元に思考できることが、非常に貴重で面白かったです。自身が商品を売る立場となるので、「顧客にとってのニーズはどこにあるのか」「Z世代とはどのような人たちなのか」といった分析の大切さを実感できました。

図:制作したカスタマージャーニーマップ

図:制作したビデオとWebサイト
「分析力」や「相手を知る力」は、これから様々な場面で必要
また、この授業で鍛えられた「分析力」や「相手を知る力」は、これから様々な場面で必要となると思いました。問題が生じた際、相手を知らないと取り組むべき本質的な課題に辿り着けません。このためにも様々な観点から相手を知り、分析できる力が大切だと思います。グループワークにおいても、他者から自分とは違う視点の意見を聞き、自らのアイデアの強みや弱みを理解し思考を深めました。この授業の醍醐味であり最も努力が必要なところでしたが、新たな発想も生まれやすく刺激的な時間を過ごすことができました。
私が所属している環境システム学科においても、環境問題は一人ではなく多くの人が関わることから、この授業で学んだデータを基に分析する力や、自分とは違う視点の意見を聞いた経験が、役に立つと感じています。
「これから授業を受ける方へ」
目的の達成に向けてグループで意見を述べ合っていくので、刺激的な空間が好きな人や、データを基に分析することに興味がある人は向いていると思います。また、マーケティングなどに興味がある人も楽しめると思いますので、ぜひ受講してみてください。