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受講生の声 - 赤羽 海飛 さん

赤羽 海飛 さん

薬学部 薬学科 2年(2023年度)
2年前期 プログラミング発展A
”プログラミングという分野に対してとても自信を持てるようになった”

受講を受ける前の印象

1年次に履修していた「プログラミング基礎」で基本的なプログラミングに関する知識や考え方を学べたものの、実際のプログラミング言語にはまったく触れた事がなかったので、発展授業はとても難しいものだと考えていました。授業を受けるにあたって特別に準備したことなどはありませんでした。

授業を受けてみようと思った動機

1年次に履修した「プログラミング基礎」で自分の考えている事をプログラムで表現し、それが実行結果として形になる事がとても楽しかったので発展科目も履修しました。また自分は薬剤師を目指して薬学を学んでいるのですが、自分のスキルを薬学×プログラミングでより増やせる事がとても魅力的に感じ、将来の職場で自分のプログラミングスキルを活かすことに憧れて履修しました。

授業で体験したこと

授業ではGoogle Colaboratoryで「Python」というプログラミング言語を使って、プログラミングで使う言葉や考え方などを学びました。最初は何が何だかわかりませんでした。しかし、授業資料と外部のプログラミング学習サービスを利用して、実際にプログラムを書いて実行していくことで、できることが次々に増えていき、複雑な数字遊びや簡単なゲームのシミュレーションができるようになりました。個人的には授業資料がとてもわかりやすく、Google Colaboratoryを利用した資料の中で、実際にプログラムを書いて実行できるので、何度も挑戦し、理解を深める事ができました。
ミニプロジェクトでは、それまでの週で作成した対戦ゲームに、自分で要素を追加したり、パラメータを変更しながら勝率をつり合わせるシミュレーションを行いました。自分が思い描く勝率になるためには,どのようなプログラムを書けば良いのか、自分の検証したい事をプログラムでどのようにして検証すれば良いのかを考え、何度も失敗を重ねました。それらの失敗の中で新しい発見もあり、最終的には、複雑な作業はプログラムに任せられるまでになり、合計5千万回のシミュレーションの結果を自動でグラフ化するところまで成長しました。プログラミングに関するスキルと知識が身につき、非常に自信が持てるようになりました。

授業を受けてみて驚いたこと

授業を受けてみて、Google Colaboratoryの実行画面でグラフを作ることができる事に驚きました。またグラフを作る前では、実行結果の文字の間を「,」や「|」や改行で区切って、擬似的な表を出力することができた事にもびっくりしました。

授業で苦労したこと

プログラムの実行結果がうまくいかなかった時、長く複雑なプログラムから何が原因で上手くいかなったのかを探し出すことは非常に大変で苦労しました。それ以降は、自分用のノートにプログラムの全体像や相互関係を視覚的にわかりやすく書き出し、それを見ながらプログラムを組み立てる事で、ミスが起きそうな場所の予想や、プログラム内のごちゃごちゃした所が解消できるようになりました。

検証グラフ

「授業で苦労したこと」で述べた自分用のノート

実際に作成したコード

「将来これは役に立ちそうだ」と思ったこと

プログラミングを実際にやってみる事で、プログラミングの可能性について知ることができました。パソコンや携帯で自分で簡単なプログラムを作って、それを実装できる機能が付いていることがあり、それを利用して自分でなにか便利なツールが作れそうだと感じました。実際に挑戦する事で、何も知らなかった状態から自分のできる事がわかり、地味で面倒な作業などは、プログラミングをすることで自動化できるだろうなと感じました。

授業で学んだことを所属学科での学びにどのように活かすか

薬学部に所属しているのですが、将来薬剤師が扱う膨大なデータを自分で作ったプログラムで好きにアクセスしたり、整理できるようにしたいです。

これから授業を受ける方へ「この学習の機会を逃さずスキルを身に付けてほしい」

「プログラミング」と聞くと難しそうと思う人がほとんどだと思います。自分もその1人でした。しかし今ではプログラミングという分野に対してとても自信を持てるようになりました。授業資料では、「なぜ?」と思うところをわかりやすく追求してくれていて、実際にその場でプログラムを書いてトライアンドエラーを繰り返して成長できます。先生方もとても優しく教えてくれて、分からない所ではたくさん質問をし、何度も助けられました。授業時間は基本的に個人でコツコツ学習を進める形態です。自分で学習する意欲があるのであれば、プログラミング学習においてここまで手厚く指導して貰える場は少ないと思います。プログラミングが難しそうで一歩を踏み出せない人も、是非この学習の機会を逃さずスキルを身に付けてほしいです。