受講生の声 - 渡邊 康太 さん

渡邊 康太 さん
工学部 環境システム学科 2年(2023年度)
2年後期 メディアデザイン
”全くプログラミング経験のない自分でも一から3Dで動く制作物を作れたことへの驚きと達成感 ”
履修したきっかけ
きっかけは、副専攻コースに含まれる授業の1つであったため、シラバスを確認したことです。その中で、「基礎的なWEBアプリ開発能力を身につけることを目的とした授業」というフレーズにひかれて履修を決めました。
科目についての印象
授業で使う「playcanvas」は、計算や言語出力と違い3D模型を動かすことができる。そのため、自身でアプリを作っている感覚を他の授業より実感できました。講義を終えて最も強く感じたのは「楽しかった」「受けてよかった」という印象です。僕自身副専攻の授業をいくつか履修していますが、中でもおすすめの授業です。
授業を受けるために準備したこと
授業の最初でつまずかないように、playcanvasを事前にダウンロードして動かしたり、YouTubeで動画を見たりしました。事前に準備したかいあって、授業にはスムーズに入ることができました。しかし、講義内でも説明があったので、基本準備しなくても大丈夫だと思います。
授業で体験したこと
全7回の前半は授業スライドに沿って、playcanvasの基礎を学ぶ意味で、3D模型にイラストを張り付け動かしたり、国土地理院のサイトから得たマップから、自分が住む家の周辺を立体的なマップとして制作したりしました。
授業の後半では、それぞれが考えたテーマのミニプロジェクトをはじめました。私は、実際の色・大きさ・周期に近い、太陽系データを好きな角度に合わせて観察することができる「太陽系の3Dモデル」をテーマにしました。

スクリプト(惑星を回転させるためのプログラミングコード)

ミニプロジェクト成果物(こちらから動画をみることができます!)
授業を終えて感じたこと
授業を終えて感じたのは、全くプログラミング経験のない自分でも一から3Dで動く制作物を作れたことへの驚きと達成感です。実際に自分で作ってみることで、既存のゲームや3D映像がどのようにして作られているかイメージすることができるようになり、ユーザーとして遊ぶ時にも別視点を持つことができるようになりました。また、メディアデザインの授業の中で、最も大変だったのはミニプロジェクト制作で、その中でも特に惑星を回転させるためのプログラミングコード(スクリプト)を書くために、担当の先生やSAさんにサポートをしていただきながら、苦労して完成させることができました。
授業を通じて「将来これは役に立ちそうだ」と思ったこと
メディアデザインの授業を履修したことで、自身のイメージを形にする一つの方法を得ることができました。百聞は一見に如かずともいうように、アイデアやコンセプトを伝えたい場面で活用することができれば、今までよりも、さらに分かりやすく相手に伝えることができると思います。
授業で学んだことを所属学科での学びにどのように活かすか
私は環境システム学科なので、環境×メディアデザインを考えてみた所、知ってもらうという方面で今回の手法は役に立つと思いました。例えば、どこでどれだけCO2が排出されているかを表す3Dマップや地図といった環境に関する情報発信においては、書面で説明されるよりも興味を持ってもらいやすいため、今後活用できると思います。
これから授業を受ける方へ
ゲームや3Dモデル等の裏側がどんな処理になっているか興味がある人にはぜひ履修してもらいたい授業です!準備は特にいらないと思いますが、JavaScriptやHTMLを勉強しておくと、周りには大きな差をつけることができると思います。メディアデザインは僕が副専攻で履修してきた中でも、特に面白いと感じた授業の1つなので、ぜひ履修してみてください!