受講生の声 - 宮本 佳輔 さん

宮本 佳輔 さん
薬学部 薬学科 2年(2023年度)
2年後期 メディアデザイン
”薬学の教科書の内容を実際に3Dで作成することでより理解を深めることができた”
授業を受けてみようと思ったきっかけや動機
副専攻の認定を受けるにあたって、必須科目であったため、この科目の受講を考えた。シラバスを読むと、3Dモデルに関する内容が記載されていたため、面白そうであると考え、受講を決心した。授業で使用するツールのアカウント等使用方法が不明であったため、特別準備を行ったことはない。受講前、3Dモデルの作成と記載されていたことから、一からコードを組んで3Dモデルの作成を行うものであると考えていた。また、3Dモデルを使用したデータの可視化を目的としていたことから、Excel等のデータを3Dモデルとして可視化するものであると考えていた。
授業で体験したこと
3Dモデルを用いて、既存のデータを可視化することを行った。私は薬学部に所属しているため、分子構造の3Dモデルを作製し、構造の可視化を行った。
授業で苦労したことや驚いたこと
過去使用したことのない新たなツールであったため、ツールの使用に慣れることに苦労した。しかし、使ってみると、イメージしているものを実際に3Dとして可視化することができ、薬学の教科書の内容を実際に3Dで作成することでより理解を深めることができた。3Dモデルの作成以外にも、そのモデルに動きを加えることでよりリアルに表現できることに驚いた。
「将来これは役に立ちそうだ」と思ったこと
将来薬剤師として活動することを考えると、薬がどのように反応するのか、生体内のどの構造と、薬のどの構造がどのように反応するのかなど、薬の反応を調べることに役立つであろうと考える。また、薬の血中濃度の減少速度の差がどの構造によるものなのか、どのように分解されていくのかなど、これまで二次元でのみ考えてきたことを、3Dで可視化することでより細かな分析を行うことができるため、副作用の少ない薬剤の作製に役立つと考える。
授業で学んだことを所属学科での学びにどのように活かすか
薬学部の授業において、立体的構造を平面化することが多々ある。したがって、平面に書かれた構造の立体視や立体構造の平面化を苦手とする場合、かなり致命的になる。そこで、今回学んだような3Dモデルによる可視化を行うことで、簡単に立体視を行うことができ、理解を深めることに活用できると考える。
これから授業を受ける方へ
シラバスを読み、使用するツールの使い方をある程度学んでおくことが良いと思う。AI副専攻はすべての科目において新たなツールを使用する。また、それぞれの週の積み重ねが成績に直結する面もある。そのため、ツールを早い段階で慣れる必要がある。そのためにも、授業が始まる前に、ツールの使い方をある程度学んでおく方がより効果的に授業を受けることができると考える。また、様々な連絡ツールを使用するため、どこに何の資料が保管してあるかをしっかり把握する必要がある。