受講生の声 - 宮城 海鳴 さん

宮城 海鳴 さん
グローバル学部 グローバルコミュニケーション学科2年(2022年度)
2年後期 サービスデザイン
”成長のために、苦手な分野にも向き合いたい”
受講のきっかけ「成長のために、苦手な分野にも向き合いたい」
AIやプログラミング、機械学習、データサイエンスなどは最近よく聞くワードですが、具体的にそれらが何を意味しているのか知らず、パソコンの操作が得意なわけでもなかったので、「難しそう」と思っていました。高校生の時にも情報科目の授業でプログラミングなどを学びましたが、思うように学べず周囲より学ぶスピードが遅かったことがあり、情報科目に関しては苦手意識が強くありました。ですが、近年様々な業界でAIが取り入れられる中で、副専攻で学べる内容は将来どんな職業に就くとしてもこれから必須になると感じました。また、自分の苦手分野と向き合うことで成長したいという気持ちと、コースを修了した際には証明書も発行されることもあり、大学での学びにおける目標の一つに加えようと、副専攻の受講を決意しました。
副専攻では「サービスデザイン」か「メディアデザイン」どちらかの授業を選択して履修することができました。「メディアデザイン」はアプリの開発などを行う講義で、一年次から学修してきたプログラミングを活用します。一方、「サービスデザイン」は、データサイエンス等の知識も活用しながら、事業やビジネスのデザインを包括的に学びます。私は、企画の立案やサービスをデザインすることに興味があったので「サービスデザイン」を選択しました。この授業は一年次での学修をベースにした発展的な講義だったので、授業を受ける前は一年次に必修で履修した情報科目の内容を復習して受講に備えました。
授業の内容「サービスはどのように世に出るのか」
授業ではテーマに基づいて実際にサービスを検討し、実際にデータを収集・分析して、プロトタイピング(試作品の作成)を行います。プロトタイピングは全講義中2回行い、それぞれ他の学生や先生からフィードバックを貰います。実際に手を動かしてプロトタイプを作成する機会はこれまで経験がなかったことに加え、座学と合わせて行うことで楽しみながら実践的な経験が積めました。最終課題では、実際にグループで検討したサービスを、先生や他の学生にプレゼンテーションします。与えられたテーマをどのような内容にするかは全て自分が所属するグループで決めます。特に苦労したことは、なぜその内容にしたのか、グループで検討したサービスは本当に良いサービスと主張できるのか、データを示しながら証明する必要があったことです。私たちのグループでは、アンケート調査を行ったり実際にプロトタイプを利用する様子を動画に撮影したりして、乗り越えていきました。世の中のサービスがどのようにして考えられ世に出されているのか、学ぶことができました。

授業での学び「色々な視点を持って、多様なメンバーで取り組むこと」
世の中には多くのサービスがあり、私たちはそれらを日頃何気なく利用していますが、一つのサービスが出来上がるまでに、こんなにも考えに考えなければならないことにも驚きました。ただサービスを考えるといっても、本当に色々な角度からの視点が必要であり、一緒に取り組むメンバーの多様性も重要だと実感しました。私はグローバルコミュニケーション学科に所属しており、普段は英語や中国語、異文化コミュニケーションなどを学んでいます。これらと副専攻で学習していることは直接的には関係ありませんが、語学と異文化を学んでいることによって、副専攻で学習しているAI活用の幅も広げられます。AI活用は国内でも海外でも必須なスキルなので、語学力と掛け合わせて活かしていきたいです。
この授業で学んだ「サービスを考える上で必要な思考法や手順」といった一連の学びは、将来何か企画を立案したり会社のサービスを改善したりすることに役立つと思います。サービスを作ることはどの分野にも関わりがあるので、将来もさまざまな場面で活かすことができそうです。副専攻の科目で一番印象に残る授業になりました。
この授業を受ける方へ「学科では学べない分野を学ぶ、絶好のチャンス」
AIやデータサイエンス、サービスデザインなど一見難しそうに聞こえますが、先生方が一から丁寧に解説してくれますし、分からないことがあれば分かるまで教えてくれます。文系でパソコンが苦手な私でも、楽しく受講することができています。難しいところもありますが、グループワークを中心としているので友達と一緒に乗り越えられますし、学科では学ぶことのできない分野を学ぶ、絶好のチャンスです。ぜひ、副専攻でサービスデザインを受講してみてください!