受講生の声 - 津留 美月 さん

津留 美月 さん
経営学部 経営学科 2年(2023年度)
2年後期 機械学習活用1
”社会ではAIを活用する仕事が増え、それに対応できるスキルが求められている”
授業を受けるきっかけ
現在、自分の身の回りには多くのAIで溢れています。毎日使っているスマートフォンをはじめ、普段から利用していた飲食店にもいつのまにかAIロボットが導入されていて、世の中はどんどん変化していることに気づかされます。そして社会ではAIを活用する仕事が増え、それに対応できるスキルが求められています。そこで、機械学習というAIツールを使った授業を受けることでパソコンのスキルや技術を学ぶことができ、将来役に立ち、自分の強みとなるのではないかと思いました。
授業を受けるにあたって準備したことは特にないのですが、私自身が納得するまで授業内容に時間をかけて理解したい性格なため、集中して講義を受けられるように日程調節をして課題に取り組める時間をあらかじめ取るようにしました。また、「Aidemy」というオンライン型プログラミング学習のアプリケーションをもとに授業を進めるということを聞いていたため、アプリのインストールや内容を先に見ていました。事前に進めておくと授業を理解しやすくなると思います。
授業で体験したこと
1〜5回目では毎週違う先生が授業をしてくださり、その授業内容に沿った課題に取り組みました。内容としては、「Data Robot」というAIによるデータ分析や数値予測ができるアプリケーションを使用し、そこに過去の顧客のデータを読み込ませ、そのデータをもとに存在しない先のことを予測し数値化したものを分析します。数あるデータから予測をする上で数値に影響のあるもの(特徴量)に焦点を当て、なぜその特徴量の影響が高いのか、その数値からどんなことが考えられるのか、を自分で考察したりまとめたりしました。また、データを組み込む際は全てを放り込むのではなく、分析に有効になるような特徴量を組み合わせて新たに作成したり、読み込みやすくするためにデータを整形したりします。
6〜7回目では、自分の気になるテーマごとにグループで別れ、前半の授業の応用のような感じで、それぞれのテーマに関するデータを「Data Robot」に読み込ませ、データの予測から考えられることをスライドにして成果物としてまとめました。私たちのグループでは4人でそれぞれ役割分担をし、「Data Robot」を使う前に影響がありそうな特徴量を予測して、その中で比較し有効そうな特徴量を選択しました。そこから、予測したデータや数値についてグループの人と話し合い考察をしていきました。
授業で苦労したこと、努力したこと
「Data Robot」というアプリケーションを初めて使ったので、1からの状態でどう動かせば上手くいくのか、どうやってデータを使えばいいのかが最初の方は分からず苦戦していたのですが、授業中にどんどん触れて試行錯誤したり、「Aidemy」を授業前に受講しておくことで理解が深まり、後半の方では徐々に感覚を掴み使えるようになりました。また、授業で新しく学ぶことが多く、頭の中が混乱してしまうため自分の中で整理整頓するため授業中では、単語や要点などをメモにまとめるなどしました。そうすることで、課題で躓いたところがあった際にすぐに見直し進めることができました。
「Data Robot」を実際に操作して、AIであっても予測をするということなので必ずしも正解ではないため、結果として出たデータが自分の思っていた結果と違かった時は、考察するのにとても苦戦しました。思った通りにはいかない結果でもなぜそうなってしまったのか追求することが大切だということを学びました。
他には、分からないところがあったらグループメンバーの方やTAの方などにすぐ質問するようにしました。グループワーク自体は2回しかないため、少しでも気になることがあれば声に出すようにしました。発表自体はグループ一つのスライドでそれぞれが1人で発表する形だったため、グループ内で解釈や理解を一致し共有し、分からないところはないようにしたり、いろいろな視点からの意見を得たりしてより深いとこまで考察し、最終発表に向けて内容を固めていくことができました。

テーマ、データセットの紹介と選択した特徴量

データセットの紹介と選択した特徴量

選択した3つの特徴量、モデルの評価

予測データの検証、考察
「将来これは役に立ちそうだ」と思ったこと
<自分からして>
今回の授業では「Data Robot」の数値結果からどのようなことが言えるかということについて考察をしたのですが、このように考える力は将来とても役に立つと思います。理由としてより深く考察することは、問題解決力につながり、新しいアイデアや解決策を生み出すことにもつながる思います。また、個人のことを深く追求していくという点では自分の弱みと強みを知ることができ成長にもつながると思います。このような多くの場面で、将来役に立つのではないかと思います。
<社会からして>
この「DataRobot」では、過去のデータをもとに未来を予測することができます。性能としては完璧に正確とはいきませんが、予測することができるAIを使うことで、誰しも簡単に企業の今後のあり方を決める判断材料になり、具体的にいうと無駄な在庫過多や経費削減につながり企業にとって、とても役に立つツールになるのではないかと思います。
授業で学んだことを所属学科での学びにどのように活かすか
経営学科では、ある企業のデータを集めどのような特徴があるのかを他の企業と比較したり、年度によって比較し分析したりするという内容の授業に触れているのですが、データの扱いや比較をするという点で機械学習活用1と似たような部分があると思いました。今回取り組んだ課題の考察のように、深くまで考え抜いて分析するということは、より説得力のある分析になるため自分の学科でも活かしていきたいと考えます。また、経営学科ではマーケティングにも触れるのですが、マーケティングでは新しいアイデアや違った視点からものを見ることが大切です。今回のより深く考えるという力は、さらに良い案を生み出すことにつながり、今後の授業でもこの経験を活かすことができるのではないかと考えます。
これから授業を受ける方へ
機械学習活用1は、将来的にプログラミング関連の仕事に携わりたい!という人はもちろんゲームが好きな人や、プログラミングに興味がある人などなど、少しでも興味があれば受講してみてください!そんな私は知識がゼロの状態で受講したのですが、先生方が毎週分かりやすく丁寧に教えてくださり、TAの方達も常に見守って下さっていたので、気になる点があればすぐに質問することができました。最初はもちろん初めましてのことばかりで、1人だと怖いと思ってしまうかもしれませんが、一緒に受講している人たちも同じなので1から成長することができます!またプログラミングが好きな人たちも集まっているので、質問すると自分の知らない知識を沢山持っていてとても学びになります!こんな私もグループの方達のおかげで、無事最後のミニプロジェクトを完成させ発表することができました。受講を終えた後には、やり抜いた達成感があり自信につながりました。この経験は確実にその人の強みになっていると思います!
是非みなさんにも機械学習活用1を選択して楽しく学んでほしいです!