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受講生の声 - 高橋 知大 さん

高橋 知大 さん

法学部 法律学科 2年(2023年度)
2年後期 データサイエンス活用2
”自分と自分が大切に思う人々の人生を豊かにしたい”

この授業を受けてみようと思った動機と事前に準備したこと

私は「自分と自分が大切に思う人々の人生を豊かにする」という人生のモットーを掲げており、これを達成するためには知的好奇心をもって様々なことをインプットし、多面的に物事を考えることが重要だと考えています。この授業の基礎となる D S 活用 1 では楽しく学習しながらより広く深い観点から物事を考えられるようになり、モットーの実現に一歩近づくことができました。この授業では 「 DSプロジェクトの事例を学び、自らも実践することを通して、分析対象に関する情報を踏まえて適切な分析結果を得るための計画立案 」を学べることをシラバスで知り、この授業を受講することでよりモットーの実現に繋がると感じたことが動機です。
この科目で学ぶ知識やスキルについて、非常に興味深く感じるともに、DX化が進む現代において非常に有用であるという印象を持っていました。授業を受けるにあたって、副専攻で学んできた手法、独学で理解を進めた部分、およびDS活用1で学んだことを復習しました。

授業では、どのような課題に取り組みましたか

「週刊少年ジャンプ」「週刊少年マガジン」「週刊少年サンデー」「週刊少年チャンピオン」の四つの週刊誌に掲載されていたマンガ作品のうち、すでにアニメ化されている作品をもとに「どんな要素があるとアニメ化されやすいか」 を分析する課題に取り組みました。分析方法とその手段としては、 第一にアニメ化に影響していそうな特徴量を考案して学習に使うデータ作成など実験環境を整え 、第二にそれらのデータをA Iに学習させたうえで評価するためのデータを挿入してアニメ化の有無について予測させた結果から混合行列を計算し、第三に「どんな要素があるとアニメ化されやすいか」を見極めるため、どの要素がアニメ化に影響を与えているのかについて具体的な仮説を立ててその検証 を行いました。

授業で努力したことは何ですか

努力したこととしては、「どんな要素があるとアニメ化されやすいか」を見極める際、学習に使うデータにおけるアニメ化すると予測された作品とアニメ化しないと予測された作品の比率が非常に偏っていたため、自分で新たに「 F1 の値」という基準を設定してその値 の変化を分析することで仮説の正誤を判断したことです。努力した理由としては、やはり妥協せずにプロジェクトに参加することが質の高いアウトプットに繋がり、それが自身の成長にもつながると考えているからです。

将来これは役に立ちそうだと思ったこと

様々な背景情報から解決すべき課題を設定し、その課題の原因について AI ツールを用いて明確化し、グループで協力して課題を解決するための提案をするという課題発見から解決までのプロセスをインプットできたことです。理由としては、「第四次産業革命」「 Society5.0 」と呼ばれて日々変化し続ける現代において、その変化を楽しみつつ様々な困難を解決し、より良い未来を創造できる人を私は理想の一つに掲げており、その理想像に一歩近づくことができるからです。

授業で学んだことを所属学科での学びにどのように活かすか

法律学科では「ルール創り教育」というテーマを掲げており、誰がいつどのような不利益を被っており、どのようなルール(法律)を創ることで解決できるのかという観点から法律を学んでいます。日々社会が変化しつつげることで発生する課題を発見し、解決に向けた道筋を立て、時には変化に対応して道筋を変更しつつ、グループで協力して課題を解決するという授業で学んだ課題発見から解決までの一連のプロセスを「ルール創り教育」に活かそうと考えています。

この授業を受ける方へのメッセージ

AIツールに読み込ませるデータを使える状態で作成する、何度もデータをAI ツールに読み込ませて仮説の検討を行う、モデルの予測結果から計算して精度を評価するなど作業が多いため、作業をすることに抵抗感がない人は向いていると思います。もっとも、向き不向きは実際にやってみるまでは分からないため、データサイエンスに興味がある人や課題発見から解決までできる人材になりたいと強く思う人ぜひ受講してみることをおすすめします。
最後まで妥協せずにプロジェクトに挑戦することが質の高いアウトプットに繋がると考えていますので、よりやりがいや達成感を得るためにも、全力で取り組んでみてください。