受講生の声 - 高橋 桐吾さん

高橋 桐吾さん
文学部 日本文学文化学科 1年(2024年度)
1年後期 情報技法基礎
”今回の授業で得たスキルを活用して、
より説得力のある分析や資料作りをしていきたい”
授業を受けてみようと思ったきっかけ
ここ数年で、ChatGPTやGeminiなどLLMの台頭、またパナソニックが売り上げの3割をAI活用した商品にする目標を発表するなど、AIの存在感は日増しに大きくなっています。そんな中、AIを活用する為に必要なプログラミングやデータサイエンスについて学べる、副専攻AI活用エキスパートコースに興味を持っていました。そして「情報技法基礎」はAI副専攻の修了に必須だったこと、また将来のためにExcelを使いこなせるようになりたいと思ったことが理由で受講しました。
授業で取り組んだ課題について
授業では、実際の文房具店の販売データを使って、ピボットテーブルやグラフの活用方法を学ぶ傍ら、MECE分類や、ロジックツリーなどを学び論理的思考を鍛えます。そして、授業の最後には4~6人ほどのグループで、提示される条件(バレンタインデーなど)を基に、イチオシ商品をピックアップしプレゼンテーションを行います。
※ MECE分類ある事柄を細かく分解し、漏れやダブりがないように整理すること
授業で苦労したこと、努力したこと
授業で一番大変だったのはグループワークです。議論に参加する人が偏ってしまう、作業時間に現れないメンバーがいたりしたため、授業時間外での作業が思った以上に増えてしまったからです。しかし、多様な意見が集まることで、より良い物を作ることができ、実際に先生に褒められたときは達成感を覚えました。
また発表資料の作成では、より多くの人の記憶に残りやすいように「視覚的に捉えやすい」ということを念頭に作業を行いました。


授業を通じて「将来これは役に立ちそうだ」と思ったこと
ペルソナ(商品を検討する際に設定する顧客像。主に年齢、性別、家族構成、価値観などを具体的に設定したもの)から商品を選出するという経験は、将来何かを提案したい時に、どのようにプレゼンテーションをすればいいのかということに繋がるので、将来非常に役に立つと思います。
また、先に挙げたMECE分類やロジックツリーなども役立つと思います。これによって、論理的思考が鍛えられることはもちろん、一度物事を分類し、整理することで、プレゼンテーションや大学のレポートなどで非常にスッキリしたわかりやすい資料を作成することができるからです。
授業で学んだことを所属学科での学びにどのように活かすか
私は特に日本言語学を学びたいと思っています。そして言語というものは世界中の人々が使うものである、つまり約80億人のデータが存在しているわけですから、今回の授業で得たスキルを活用して、より説得力のある分析や資料作りをしていきたいと考えています。
これから授業を受ける方へ
データ分析を基に論理的に意見を説明していくので、物事の理由がはっきりわからないのが気持ち悪い! というような人には非常に合っていると思います。また、企業で行うような商品プレゼンテーションの経験は、基本的にどの業種でも役立つと思うので、進路がまだ定まっていない人も受講してみるといいと思います。
最後に、この授業ではExcelを活用します。一応、グループワークの際や先生に質問することもできますが、入学前にExcelの使い方を説明してくれる動画が配布されるのでそれを見ておくと、より授業を楽しめると思います。