受講生の声 - 金井 利樹さん

金井 利樹さん
教育学部 教育学科 1年(2024年度)
1年後期 プログラミング基礎
”この授業を通して将来役立ちそうだと感じた点は、
論理的思考能力!”
授業を受けてみようと思ったきっかけや動機
私がプログラミング基礎を受けてみようと思った理由は、子どもの頃に子ども向けプログラミング番組を見ていて、いつかはプログラミングをやってみたいなと感じていたからです。それがきっかけで出会ったのが、この「プログラミング基礎」という科目でした。ちなみに、私はMicrosoft Office等は頻繁に使用していましたが、プログラミングの知識や経験は、ほとんどゼロでした。そのため、「プログラミング基礎」と聞いて、少し難しそうだと感じました。プログラミングと聞くと、よくドラマで見るような、黒い画面にコマンドを入力し、実行するものという難しい科目を学ぶ印象でした。しかし授業を受けてみると、マインクラフトを利用した内容で驚きました。特にプログラミングのやり方が、ビジュアルプログラミングというとてもわかりやすい方法でしたので、初心者の私にはとてもわかりやすくて良かったです。
授業を受けるにあたって準備したこと
授業を受けるにあたり、サブディスプレイを用意しました。ノートパソコンのモニターにマインクラフトの画面を表示し、左側に課題の資料を掲示していくことによって、作業しながら課題の内容を確認することができるのであった方が便利だと思います。
また、少し高校の「情報I」を振り返ってみても良いと思います。私たちの下の代から、「情報I」でプログラミングの授業が始まったと思います。詳しくやらなくても良いと思いますが、少しでも覚えることを楽にするためにやっておいても良いかもしれません。
授業で取り組んだ課題について
通常授業では、変数の扱い方、条件分岐、配列についての演習課題を行いました。課題の内容としては例えば、プレイヤーが歩くと、ブロックを出現させるプログラムを作ることや、5歩進んだら出現させるブロックの色を変える等のプログラムの作成を行いました。また、通常授業の課題に加えて、学んだことが本当に身についているのかを確認するために、ミニプロジェクトというプロジェクトに取り組みました。個人のミニプロジェクトでは家を作成し、グループでは商店街を作成しました。
授業で苦労したこと、印象に残ったこと
授業を受けてみて苦労したことは、やはり条件分岐のプログラムだと感じています。Excelやスプレッドシートにおけるif関数に似ているのですが、少し異なるのです。特に、計算式を用いた条件分岐を、Excelでもほかのソフトでも扱ったことがあまりなかったので苦労しました。
また、ミニプロジェクトも特に大変だったと感じています。1回目のミニプロジェクトでは家を作成しました。家を作成するにあたって 、どのように壁を作ればよいのかを試作することに苦労しました。2回目のミニプロジェクトでは班長を務めました。商店街を作るうえでお店の配置を決めたり、建物の大きさを決めたり等決定しなければいけないことが多く、それらを決めることが特に大変だったと記憶しています。自分一人ではできないことでも仲間と一緒なら取り組むことができました。ミニプロジェクトの1週間前からは、MTGの開催や連絡を頻繁にとりました。そのおかげで、2週間で良い商店街を作り上げることができました。大変でしたが良い思い出です。



授業を通じて「将来これは役に立ちそうだ」と思ったこと
この授業を通して将来役立ちそうだと感じた点は、論理的思考能力です。特にプログラミングを行うにあたっては、どこでエラーが起きているのか、なぜエラーが起きているのかを分析する必要があります。その時に、このプログラムは、このように動作するから、こうなって…みたいなことが身に付きます。今回はMicrosoftのMakeCodeという視覚的かつ直観操作ができるものでしたので、困ることはありませんでしたが、実際のプログラム制作では困ることがあるかもしれません。そのため、このプログラムはどのように動くのか、もし動かなかったらそれはなぜなのかをしっかり理解することが、将来的に役立つと感じています。
授業で学んだことを所属学科での学びにどのように活かすか
ブロックプログラミングは、将来小学校の教員になったときに教える必要があると思います。平成27年度より、小学生でもプログラミングが必修となりました。扱うプログラミング言語は違うかもしれませんが、ブロックプログラミングを使うことになるかもしれません。 そのため、教員になったときに、「プログラミングの考え方を教える」という面で役に立つと思います。
これから授業を受ける方へ
この授業に向いている人は、積極的に物事に挑戦する気持ちがある人です。この気持ちさえあれば、文系の人でも、理系の人でもどちらの人でも向いていると思います! そして、授業はマインクラフトというゲームを使って進めますので、プログラミングをやったことがない人も、比較的親しみやすいのではないでしょうか? プログラミングに挑戦することによって、パソコンがより好きになると思います。また、ミニプロジェクトでは、自分が想像している物を形にすることができますので、大きな目標をもって挑戦したいという人はぴったりなのではないでしょうか。
高校で情報の授業を受けていた人もいると思うのですが、それができればついていくのが多少楽になると思います。ぜひ挑戦してみてくださいね。皆様とAI副専攻で会えることを楽しみにしています。