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受講生の声 - 庄 則欣さん

庄 則欣さん

工学部 サステナビリティ学科 2年(2024年度)
2年後期 メディアデザイン
”動画やゲームの作成に興味がある人におすすめです”


授業を受けてみようと思った動機

この授業を受けた動機は二つあります。
一つ目は、自分がインターネットで様々な人がゲームやアニメの会社が公開した3Dモデルで制作した動画が面白いと感じたため、自分も挑戦してみたいと思ったからです。
二つ目は、文字よりも画面や音声を含むビデオの方が情報の載せる量が多く、伝える速度も速いと考えています。また、ゲームはビデオと比較して情報を伝える量と速さだけでなく、インタラクションの特性があり、良い体験を通じて人により深い印象を残すことができると思います。AI副専攻コースの中に、それと関連する授業があることに気づき、この授業を受けることにしました。
授業を受ける前に、シラバスを見て3Dモデルが必要だと分かり、インターネット上で「模之屋」や「3DEXPORT」など、無料で3Dモデルをダウンロードできるいくつかのサイトを探し、準備していました。

授業で取り組んだ課題について

まずは自分が好きな画像や「国土地理院」のサイトからダウンロードした地図の3Dモデルなどをplaycanvasで動く動画のようなものを作るという課題に取り組みました。
また、ミニプロジェクトについては、ゲーム内の料理を紹介するアプリを作りました。このアプリではゲームのように第一視点で移動し、3D地図の中で料理のモデルを選択し、それに対応する紹介文を表示したり消したりすることができます。

blender(モデル種類の転換)
3Dモデルの設置

授業で努力したこと、印象に残ったこと

最初は先生が配布したスライドと画像を使って動画を作成しました。元々は動画制作にプログラミングは不要だと考えていましたが、実際にはほぼすべて必要でした。そのため、自分は先生が配布したプログラムサンプルを参考にし、プログラム発展B(JavaScript)の授業で学んだ技術を活用して何とか完成させました。
それから、国土地理院のサイトから3Dモデルの地図をダウンロードし、立体的な動画を制作しました。このプロジェクトを進める際、先生から3Dモデルの著作権問題について説明がありました。そのおかげで著作権に対する意識がより一層強まりました。
最後に、ミニプロジェクトのテーマを決め、必要なデータを収集しプロジェクトを作成しました。作りたかったアプリはゲームのような操作性を持つもので、どこから始めればいいか初めは迷いましたが、先生から「授業で学んだことを活かして少しずつ試しながら進めるといい」というアドバイスをいただき、それらしいアプリを何とか作ることができました。

授業を通じて「将来これは役に立ちそうだ」と思ったこと

playcanvasでビデオもゲームも作れるので、今後はこれを利用して研究発表で使い、研究の手順ややり方、成功した結果を詳しく観客に伝えるつもりです。

授業で学んだことを所属学科での学びにどのように活かすか

自分はサステナビリティ学科に所属しています。この授業で学んだことを、現実の課題を解決するための対策を詳しく観客に伝えるために使います。例えば、都市の生態多様性を保全するために親水公園を建設する計画がある場合、この公園の近くに住んでいる住民は必ずこのことに関心を持ちます。そのときは、3Dゲームを通じて、公園を建設した後、この辺りの環境がどのようになるかを伝えることができます。住民たちはゲームの中でキャラクターを操作し、公園の周辺と中を散歩し、文字だけより直感的に新しい環境を体験できます。
この使い方は福祉にも応用できます。例えば、ある福祉施設を建設しようとするとき、疑問を持つ人がいるかもしれません。そういうとき、ゲームを通じて計画を実行した後の様子を直感的に展示できます。また、3Dモデルを通じて、水中の各有害物質の量を表すことや、動画で近年の各種野生動物の数の変動を表現することなど、さまざまな方法があります。

これから授業を受ける方へ

動画やゲームの作成に興味がある人におすすめです。今これが今後の勉強や仕事にどのように役に立つのかわからない、あるいは全然役に立たないと思っても大丈夫です。中国には「技不压身」(身につけた技術は多すぎることはない)という言葉があります。今は役に立たなくても、今後も役に立てないとは限りません。さらに、興味が最良の先生なので、たとえ完璧にできなくても、自分なりの収穫があると思います。何より、興味に合った授業があるのに、今興味を抑えて放棄したら、今後二度と挑戦するチャンスがないかもしれません。
また、既に授業を受けた人は、思い切ってplaycanvas以外の3Dモデルを作るアプリ(Blenderなど)を触ると良いと思います。それは3Dモデルの世界を探索するチャンスだからです。自分はこの授業を受ける前に3Dモデルで動画やゲームを作成することに興味はあったものの、実際に試す覚悟がなかったため触れていませんでした。今はこの授業のおかけで様々なことを試し、「miside」のようなゲームを作るレベルにはまだ至っていませんが、基本的な知識を得て、さまざまな動画やゲームを作るアプリを探索できるようになりました。