このページの本文へ移動
学部

経済学部

学部の紹介

グローバル化が加速し、情報通信技術が日進月歩で進んで変動を続けている現代社会。そこには、大量生産・大量消費社会の限界、財政・金融危機、市民社会と企業活動のあり方、経済格差の拡大、地球環境問題、エネルギー資源問題、少子高齢化問題、さらに感染症問題など、さまざまな課題が存在します。
経済学部は、経済学の視点から、こうした課題の原因や背景を究明し、その改善策や解決策を提案できる能力を養成するとともに、「冷静な頭脳と温かな心」(A・マーシャル)、いいかえれば明晰な論理性と豊かな感受性の双方をもち、より良い社会作りに貢献できる人材を送り出すことを目標としています。

経済学科

経済現象を理論的・統計的・歴史的に分析する力を身に付け、高い倫理観と共生の視点から問題発見・解決ができ、グローバルな感性で国内外の企業や官公庁など幅広い分野での活躍ができる人材を育成する。

詳細を見る

学部長メッセージ

明晰な論理性と豊かな感受性をもって、より良い社会作りを考えよう

馬場 哲 教授

経済学博士(東京大学)
研究領域:西洋経済史、都市史、経済思想史

現代経済学の基本的な考え方の特徴は、個人主義、最適化、均衡といった視点から経済現象を捉えようとすることにあり、こうした考え方は、政治、教育、環境といった一見経済とは関係のないような他の問題を考えるときにも役立ちます。また、企業を対象とする経営学とは共通点も多いですが、企業だけでなく、家計や政府も経済主体として分析の対象とします。まず経済学は、家計や企業のような経済主体が取引をおこなう場としての市場の機能を重視します。しかし、限られた資源を効率的に配分するために市場はうまく機能しないこともあるため、政府が所得の再分配、公共財の供給、景気の安定や刺激策のような手段を通じて介入することもあります。このように、経済学とは、市場の機能を政府が補いながら、限りある資源の最適な配分を目指す、別の言い方をすれば、多くの人びとが幸せになれる社会を作るためにはどうすれば良いかを考える学問であるということができます。 武蔵野大学経済学部では、このような経済学の基礎から応用分野、最新の理論、歴史までを段階的・体系的に学べるようなカリキュラムを組んでいます。また、武蔵野大学は、2019年3月に武蔵野大学SDGs〔Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)〕実行宣言を発表しましたが、経済学部は、まさに経済学の目標でもあるSDGsを積極的に受け止め、各教員の専門や担当科目を、働きがい、経済成長、貧困撲滅のようなSDGsの諸目標と結びつけて研究し、実践することを目指しています。 皆さんが武蔵野大学経済学部での学びに関心を示し、自分を高める希望と意欲をもって入学される日を、心から待っています。