社会福祉学科 学科の特長
社会福祉士(国家資格)養成に対応 本学独自の受験対策で徹底サポート
2023年度の社会福祉士国家試験の新卒合格率は90.7%( 全国平均76.8%)でした。 教員は1年次より専門科目の教育に熱心に取り組み、少人数の学修グループを作るなど受験意欲を高める指導を進めています。教員による徹底したサポート体制、学生と教員が一丸となって受験に臨む本学独自の受験対策で、一人ひとりに合った学習法で社会福祉士の合格を目指します。
実施回 | 受験者 | 受験者数 | 合格者 | 合格率 |
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第36回(2024年2月実施) | 本学(新卒) | 107名 | 97名 | 90.7% |
全国平均(新卒) | 8,308名 | 6,381名 | 76.8% | |
第35回(2023年2月実施) | 本学(新卒) | 103名 | 77名 | 74.8% |
全国平均(新卒) | 8,447名 | 5,490名 | 65.0% | |
第34回(2022年2月実施) | 本学(新卒) | 112名 | 79名 | 70.5% |
全国平均(新卒) | 8,106名 | 4,244名 | 52.4% | |
第33回(2021年2月実施) | 本学(新卒) | 99名 | 55名 | 55.6% |
全国平均(新卒) | 8,153名 | 4,137名 | 50.7% | |
第32回(2020年2月実施) | 本学(新卒) | 100名 | 75名 | 75.0% |
全国平均(新卒) | 8,200名 | 4,596名 | 56.0% | |
第31回(2019年2月実施) | 本学(新卒) | 110名 | 74名 | 67.3% |
全国平均(新卒) | 8,795名 | 4,721名 | 53.7% | |
第30回(2018年2月実施) | 本学(新卒) | 100名 | 80名 | 80.0% |
全国平均(新卒) | 8,740名 | 4,768名 | 54.6% |
「福祉」を超える幅広い分野を学び、社会の問題を深く広く考える力を身に付ける
現代社会が抱える問題は原因が一つではなくさまざまな要因が絡み合っています。ソーシャルワーカー(社会福祉士)は、心理学、医学、社会学などの複合的な知識から問題の背景を捉えると同時に、物事の本質を鋭く見極めてアプローチしていくことが求められます。武蔵野大学では「児童」「障がい者」「高齢者」「医療」「貧困・低所得」「地域」等の枠にとどまらない幅広い分野の教員陣から学び、専門性を深めることができます。社会の不平等や不正義、人の悲しみや生きづらさの中にある“ 声なき声”に耳を傾け続け、人がその人らしく生きることに本気で向き合うソーシャルワーカーを私たちは本気で育てます。
実践力を養う充実した実習
課題に挑戦する積極性と深い洞察力、高い創造力を身に付けたソーシャルワーカー(社会福祉士)の育成を目指し、実習指導が充実しているのも、本学科の大きな強みです。最前線の学びが経験できるとともに、実習での学びをより強固に身に付けるために、実際に施設で働いている方を招いた授業も積極的に開講し、基礎学修と事前準備に多くの時間をかけています。また実習後は、報告書の記入や評価、発表を行うことによって、実習での経験を振り返り、次の学びにつなげています。
基礎学修
2年次後期ソーシャルワーク実習指導 1
ソーシャルワークの実践現場への理解を深める授業。高齢者、児童、障がい者、貧困・低所得、地域、医療の各分野における課題や利用者の特徴を理解します。
事前準備
3年次前期ソーシャルワーク実習指導 2
各福祉分野に分かれ、社会福祉実習に向けて、必要な知識・技術を修得します。自らの実習目標の設定などを行い、準備を進めます。
実習
3年次夏休み以降ソーシャルワーク実習(全240時間)
実習体験を通して大学での学びを確認し、ソーシャルワーカー(社会福祉士)の業務や支援を通してソーシャルワークの価値に基づいた知識・技術を身につけます。また、利用者との関わり方などへの理解も深めます。
振り返り
3年次後期ソーシャルワーク実習指導 3
実習全体の自己評価を行います。実習中に気付いた課題や疑問点などについて整理し、解決することも重要です。
学生 Voice
まちづくりの提案をしたことや社会問題への働きかけ方を学んだことで社会福祉士としての目標が定まりました
梶田 ちひろ
2021年3月卒業
東京高等学校 出身
私の祖父はよく、ボランティアで地域のために活動していました。住民をつなげ、地域に貢献する姿がかっこよく、私もそんなふうに働きたいと考えたときに社会福祉士という職業を知りました。フィールド・スタディーズで住みやすいまちづくりのために調査分析をして実際に提案をしたり、ゼミで社会問題への働きかけ方を学んだことで、福祉問題は個人の要因だけではなく経済や文化などのさまざまな要因が絡み合っていることを知り、幅広い分野に目を向けられるようになったと思います。地域の課題を知り、住民自らがその課題に向き合えるように働きかけることで、より良いまちづくりに携わっていける社会福祉士を目指したいです。