人間科学科 学科の特長
多面的・科学的に人間を理解 社会で活躍できる人材を育成
「心理学・臨床心理学」「社会学」「生命・健康科学」など、総合的な視点から人間への理解を深め、コミュニケーション力やホスピタリティマインドを発揮して社会で活躍できる人材を育成します。積極的な発信力と豊かなコミュニケーション力、直面する課題を多面的・科学的に分析し解決する力を身に付けます。
公認心理師(国家資格)養成に対応
公認心理師は新しい心理職の国家資格です。公認心理師になるためには心理学の各分野を幅広く学ぶ必要がありますが、本学科および本大学院の臨床心理学コースではそのカリキュラムに対応しています。学部卒業後に大学院へ進学することで、修了とともに公認心理師受験資格を得ることができます。
公認心理師 新卒合格率72.7%(第2回)
精神保健福祉士を目指せるカリキュラム
精神保健福祉士は、精神障害のある方やメンタルヘルスの課題を抱えている方の生活問題に対する相談援助を行う専門職(国家資格)です。病院や福祉分野を中心に活動していますが、近年では学校や企業、司法などの分野にも活躍の場が広がっています。本学科では、精神保健福祉士国家試験受験資格の取得に必要なカリキュラムが用意されています。
精神保健福祉士 新卒合格率87.5%(第22回)
臨床心理士、言語聴覚士を目指し、大学院や専攻科に進学の道も
本学大学院には臨床心理士や言語聴覚士を目指すコースがあります。臨床心理学コース(修士課程)は「臨床心理士第1 種指定大学院」に認定されており、修了とともに臨床心理士受験資格を得られ、公認心理師、臨床心理士の両方の資格取得を目指すことができます。また、言語聴覚コース(修士課程)、専攻科言語聴覚士養成課程に進学して言語聴覚士を目指すことも可能です。
臨床心理士 新卒合格率100%(2019年度)
言語聴覚士 新卒合格率75.0%(第21回)
心理臨床センター
本学では、有明キャンパスに「心理臨床センター」を設置し、豊富な臨床データを学びに反映させた臨床心理士養成、大学院生の実習、教員や大学院生による研究、専門機関との連携などを行っています。大学院進学者は、充実した設備の中で大人を対象としたカウンセリングだけでなく、子どもを対象としたプレイセラピーを経験したり、臨床心理士の指導を受けられます。
学生 Voice
公認心理師・臨床心理士を目指し勉強中。
経験を積み、社会全体へ働きかけられる存在になりたい
渡部 祐希
2020年3月卒業
武蔵野大学大学院 人間社会研究科
人間学専攻 臨床心理学コース 進学
市原中央高等学校 出身
心理学だけではなく、社会学や生理学など他の学問も幅広く学べることが人間科学科の最大の特長です。授業を通して、心と体のつながり、社会と個人の結び付きといった面からも人の心理を考えることができます。学科の学びを通して、1つの物事に対してさまざまな角度から考える力が身に付いたと思います。私の卒業後の第1目標は、公認心理師・臨床心理士になること。今は大学院進学のための勉強に励んでいます。第2目標は、現場でさまざまな経験を積んだ後、世の中に対して精神疾患や虐待などへの理解を広める活動をすること。みんなが正しい知識を持つことで周囲の人や社会の偏見を取り除き、苦しを抱えている人の手助けをしたいです。