このページの本文へ移動
会計ガバナンス学科

会計ガバナンス学科 教員紹介

会計ガバナンス学科教員の詳細、研究業績についてはこちらをご覧ください。

教授
学科長

船越 洋之

フナコシ ヒロユキ

会計学 / 管理会計 / 原価計算

ゼミ及び講義の内容

私の教育方針は、学生が少しでも会計に関する専門知識と専門スキルを身につけ、最終的に希望するところに就職できるようにすることです。そのため、私のゼミでは私の専門領域である管理会計・原価計算にとらわれずに、経理や財務、金融分野への就職に役立つ様々な実務的な資格取得(コンピュータ会計、税務会計、電卓等)にチャレンジしてもらっています。通常の授業でも資格取得を念頭に置いた運営を心がけています。
4年生のゼミでは、前期はゼミ生がやりたいことを選んでもらいそれに関することを勉強してもらっています。後期は卒業後に自分の資金を殖やす手段としての株式投資について学習し、チームで株式学習ゲームに参加しながら楽しく投資スキルを学ばせています。

高校生及び大学生へメッセージ

大学というところは基本的に自由です。しかし、高校までと違って自主性を尊重しますから、自分がやりたいと思わないとおそらくはつまらないし、情報は基本的に自分で探す必要があります。会計ガバナンス学科では、会計に関する様々な専門教育を学びますが、特に電卓検定や簿記検定などの資格取得を奨励しています。皆さんもまずは目標を見つけてください。そしてそれを実現するために必要な資格や学習方針を決めて、積極的にチャレンジしてください。若いときの苦労・努力は将来必ずどこかで活きてきます。

教授

池田 安生

イケダ ヤスオ

人文・社会 / 会計学 / 財務会計 / 人的資源会計

ゼミ及び講義の内容

私の専門は財務会計です。 企業は継続事業体として、利益とキャッシュを創出し続けなければなりません。その能力を判断するうえで、財務会計の知識は必須となります。
その一方で、企業に求められる社会的責任も重さを増しています。企業の社会的価値を評価するうえで、企業が発信する非財務情報を読み解く知識がそこに求められています。
私が担当する講義・ゼミでは、先ずは財務会計に軸足を置いたうえで、財務諸表を読み解く能力を身につけます。そのうえで、非財務情報を評価し企業の社会的価値を見極めるスキルと能力を身につけます。 現代の、そしてこれからの真の企業価値について、分析と議論を深めます。

高校生及び大学生へメッセージ

世の中は矛盾に満ちています。ビジネスの世界でもそれは同じです。会計学を学び論理的思考を身につけましょう。そして「何が正しいのか、何が間違っているのか」を自身で判断し主張できるようにしましょう。
5年前、3年前の自分が今の自身をつくっているように、今の自分がやっていることが、3年後、5年後の自身をつくります。矛盾に満ちたビジネスの世界で、一つ上の自分を目指しましょう。

准教授

榮田 悟志

サカエダ サトシ

人文・社会 / 会計学 / 監査論 / 財務会計

ゼミ及び講義の内容

様々な方向から多面的に考え、比較し、研究し、行動することをテーマとしています。具体的なゼミの実施内容は、専門書の輪読、あるテーマを取り上げた議論、グループワークを行い発表する、卒業論文の作成、ゼミで文化祭等のイベントへ参加をします。 専門書の輪読は、財務会計論、監査論を予定しています。不正会計については、グループワークを行い、発表し、質疑応答を通じて議論し、知識を深めます。あるテーマを取り上げた議論については社会問題全般を対象とし、学生からもテーマを受け付けます。
ゼミを通じて人間性を高めるとともに社会を生き抜く力をつけて頂きたいと考えています。

高校生及び大学生へメッセージ

周りの目を気にせずにやりたいこと見つけて納得するまで掘り下げてください。大学受験の勉強や部活動で気になったことを納得するまで考え抜いてください。
会計という技術を身につけ、高い人間性を持ち合わせ、高い夢や目標を掲げ、社会の中心で活躍し世界を幸せにして頂きたいと考えております。卒業後の進路として、公務員になる、民間企業へ就職する、資格を取得する、大学院へ進学する等になりますが、希望する人生を歩むためには学修をしなければならないという現実に目を背けずに前向きに前進しましょう。

講師

佐藤 正隆

サトウ マサタカ

人文・社会 / 会計学 / 管理会計

ゼミ及び講義の内容

管理会計の授業では、企業の業績評価と意思決定に関わる理論と計算方法について学習します。具体的には、責任センターと業績評価指標、CVP分析、差額原価収益分析、設備投資の意思決定等です。企業で実施している業績評価方法や意思決定方法は、学生の身の回りの環境でも適用できます。授業では、管理会計の考え方を身近に感じてもらうために、企業で実施されている考え方と、学生の日々の意思決定や身の回りの環境で実施される評価方法とを照らし合わせることで、学生の理解力促進のために尽力しております。

高校生及び大学生へメッセージ

誰にも負けないと自信をもてる科目や分野を作り、専門性を磨きましょう。そのためには、高校や大学で多くのことを学び、自分に適性のある科目や分野を模索する必要があります。仮にコアとなる科目や分野が見つからないとしても、努力をし続けていれば自信がつきます。入試、資格試験、スポーツの大会等の乗り越えなければならない壁は高いかもしれませんが、諦めずに努力していれば、納得のいく結果へと繋がると思います。

教授

鈴木 純一

スズキ ジュンイチ

金融 / コーポレートガバナンス

ゼミ及び講義の内容

私の研究分野は金融論と経営論にまたがる領域です。特に、社会的共通資本の考え方に共感し、地域の共生や共創につながる「人を幸せにする」金融や経営を目指して、地域活性化、事業承継、高齢者支援、介護事業などの研究をしています。
講義では、金融制度や金融リテラシー、企業ファイナンス、財務・非財務情報の役割などについて、分かりやすく解説します。
ゼミでは、学生自身がより深く考え、自分から行動を起こすきっかけになるよう、現実社会の課題を経済統計や財務データを使いながら分析するとともに、組織の経営理念やガバナンスのあり方などを議論しながら、一緒に調査研究を進めていきます。

高校生及び大学生へメッセージ

近年、世界各国において資本主義が見直されています。個人の自由な発想や企業のイノベーションが経済の成長や社会の発展をもたらす一方、地球環境への負荷や、経済面や教育面での格差が無視できない状況になっているためです。
その対策として、SDGsやESG金融の考え方が浸透しつつあり、企業においては、株主だけでなく、従業員、取引先、消費者、地域住民など様々なステークホルダーの立場を考えながら、地球全体の長期的な持続可能性を追求する時代が到来しています。
こうした時代に羽ばたいていく皆さんには、他人との「絆」を大切にして、「日日是好日」の気持ちで有意義な学生生活を送ってほしいと願っています。

教授

鷹野 宏行

タカノ ヒロユキ

人文・社会 / 会計学 / 非営利組織体の会計

ゼミ及び講義の内容

私自身の専門領域は、財務会計論であり、特に、非営利組織体の財務会計基準の研究を中心に進めている。研究のライフワークとしては、協同組合に注目している。協同組合は、株式会社と似て非なる組織、NPOとも似て非なる組織であり、数の多さに比べて研究の素材として取り上げられることが少ない非営利組織である。
ただし、ゼミナールでは、通常の企業会計領域についてまずもって学習し、そののち、ゼミ生の希望も酌んで輪読の素材を決める。また、卒業論文のテーマも学生の意思を尊重して決定する。

高校生及び大学生へメッセージ

商業高校で勉強する簿記は、普通高校では授業自体がありません。ただ、簿記はどのような組織に入っても必ず役に立つ大事な知識です。
私は高校時代、文武両道を実践してきました。何事もやはり体が資本です。勉強だけをやってきた大学生よりも、スポーツにも取り組む高校生活を送った大学生のほうが魅力を持っているように感じます。まずは体を鍛え、勉強を頑張ってください。大学を選ぶ際には、偏差値だけでなく、特徴的な教育をしている大学にも、ぜひ目を向けて研究してみてください。

准教授

髙橋 里枝

タカハシ サトエ

人文・社会 / 公法学 / 租税法

ゼミ及び講義の内容

私の研究の専門分野は、租税法です。みなさんは、「税」に対してどのような印象を持っていますか。「払いたくない」、「興味なし」、「嫌い」といったネガティブなイメージを持っているかもしれません。嫌いな食べ物は、食べなければいい。ファッションに興味がなくても、困ることはない。しかし、「税」は、嫌いだから、興味がないからといって、避けられるものではありません。「税」は、私たちの人生や企業経営に密接に関係しています。
私の担当する税に関する講義やゼミでは、様々な取引に重要な影響を及ぼす税に関する問題について、法律学の視点からだけではなく、会計学や経済学などの隣接分野と関係づけながら学びます。
また、私は、勉強やゼミ活動などについて、みなさんに「主体的」に取り組んでほしいと思っています。社会人になれば、言われたことを言われたとおりに行うことは当然であり、言われたこと以上のことをして初めて評価されます。今から、自ら調べ、自ら考え、自ら行動する練習をして下さい。

高校生及び大学生へメッセージ

「税」に対して上述したイメージ以外にも、「難しい」という意見もあるかと思います。現在の租税法令は、一読しただけでは理解できないほど複雑です。大学院へ進学する場合や税の専門家を目指すのであれば、この複雑な租税法令に向き合わなければなりません。しかし、これらはいずれも日本語で書かれた文章です。日本語を丁寧に読み解くことで理解できるようになります。

准教授

星野 雄介

ホシノ ユウスケ

人文・社会 / 経営学 /
情報通信 / 数理情報学 /

ゼミ及び講義の内容

私は、実際にデータを集め、分析し、何かを発見する、という「調査研究」に集中しています。企業の決算書や公開資料の分析にとどまらず、その矛先は、マーケティングや若者文化にまで及ぶでしょう。このような調査研究に集中する理由は、①知識は古びるため、②知識は忘れるため、です。しかし調査研究スキルは汎用的なので、これを身につけられたら、今の知識が古びた将来においても、皆さんは自分自身をアップデートさせながら活躍することができる、と信じています。

高校生及び大学生へメッセージ

何かに打ち込んでください。勉強でもいいし、勉強以外でもいいでしょう。高校卒業時に、あるいは大学卒業時に胸を張って「こんな学生生活だった」と言えるような時間を過ごして欲しいと思います。
そして、人とのかかわりを大切にしてください。1人はどこまで行っても1人です。自分を成長させてくれるのは他人です。家族や親友や恋人だけでなく、同じ学校、学科、クラス、サークル、などの様々な縁も大切してください。
あとは、他の先生方がおっしゃる通り、勉強するといいんじゃないかな。

教授

湯淺 豊生

ユアサ トヨム

人文・社会 / 公法学 / 租税法

ゼミ及び講義の内容

我が国における他の法律分野同様に租税法も外国の法律の影響を強く受けた分野です。特に、戦後の租税法の進展はアメリカの租税法の影響を抜きにして語ることはできません。実定法だけにとらわれることなく、国際的な視座から租税法を探求します。

高校生及び大学生へメッセージ

租税法学は、現在ある法律の細かい規定を暗記する学問ではありません。経済活動全般に影響を与える法律であるからこそ、経済への影響やその存在意義を忘れて些末な議論に終始するのではなく、幅広い視点から議論する準備が必要です。