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学部

看護学部

学部の紹介

看護職者には、人々の健康や福祉の向上に貢献するという使命感とともに、人間の尊厳と権利を尊重する倫理観が求められます。また、患者さんとそのご家族はもちろん、チーム医療では、医師や薬剤師などスタッフとの円滑なコミュニケーションも不可欠です。武蔵野大学の看護学部は、看護職者としての高い専門スキルだけでなく、総合大学ならではの学びを活かし、広い視野と豊かな人間性、コミュニケーション力なども身に付け、社会のさまざまな領域で活躍できる看護職者を育成しています。現在の保健・医療・福祉・教育を取り巻く環境を理解し、「慈悲の心」を持ちながら、人々の生老病死に日々向き合える、質の高い看護職者を目指します。

看護学科

現在の保健・医療・福祉・教育を取り巻く環境を理解し、深い人間理解を基盤に、高い倫理観と看護の専門的な知識および技術を有する看護職者を育成する。

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学部長メッセージ

未来を拓く、看護の探求

中板 育美 教授

国際医療福祉大学院 博士課程修了
研究領域:公衆衛生看護学、地域看護学

武蔵野大学は、2024年に創立100周年という記念すべき節目を迎えました。本学看護学部は、2006年の開設以来、今年2025年は20年目を迎えますが、時代が求める看護教育を常に追求し続けています。

進化する看護、変わらぬ使命

本学の教育の根幹にあるのは、建学の精神である「四弘誓願(しぐぜいがん)」に基づいた人格教育です。私たちは、仏教の根本的命題である「生老病死」と真正面から向き合い、人々のWell-Beingと世界の平和に貢献することを目的としています。
看護職は、乳幼児から高齢者まで、あらゆる健康レベルにある人々の人生に寄り添う、崇高な仕事です。この職に就く者には、疾患を管理するばかりでなく、対象者の尊厳を深く理解し、病苦に苦悩する日々の中でその人が再発見したあらたな生き方を支えてゆくことが求められます。この使命を果たすためには、日進月歩の知識と技術を身に付けることはもちろん、他者に対する真摯な姿勢、豊かな人間力、そして高い倫理観の醸成が不可欠です。本学部は、これらの資質を備えた看護職者を社会に輩出することを最大の使命と考えています。

広がる活躍の場と教育の深化

今日の看護職の活躍のフィールドは、病院の急性期・慢性期病棟にとどまらず、地域包括ケア、訪問看護、医療的ケア児を支える教育/保健福祉機関、そして保健センターや保健所における公衆衛生看護活動など、多様かつ広範に拡大しつつあります。さらに、人々の多様なあり方を尊重する“ダイバーシティ”や、健康課題を持った人を誰も置き去りにはしないという決意に裏打ちされた“インクルージョン”の視点もまた、現代の看護に欠かせない要素です。
このような変化に対応するため、本学では総合大学の強みを活かした教育を展開しています。1年次には、他学部の学生や海外からの留学生との交流を通して、幅広い教養と人間性を養うフィールド・スタディーズ等の「武蔵野INITIAL」プログラムを用意しています。そして、2年次からは講義、演習、実習を体系的に重ね、実践力を高めます。

最新の学びと未来への挑戦

私たちは、時代の要請に応えるべく、教育方法にも常に革新を重ねてきました。グループワークやプレゼンテーションの修練を充実させるだけでなく、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、デジタル技術や多領域のデータを有効活用する方策の習得を通して、学びの質を向上させています。
また、多岐にわたる実習をはじめとしたさまざまな経験は、学生自身の自己洞察を深め、看護観を培い、倫理的感度を高める貴重な機会となります。本学部は、質の高い看護実践のために、常に「なぜ?」という問いを持ち続け、自らの力で解決策を見出そうとする、探究心あふれる看護職の育成を目指しています。

あなたの未来を、ともに描く

本学では、看護師に加え、保健師の国家試験受験資格も取得可能です。また養護教諭一種の教職課程もあり、卒業後のキャリア選択肢は大きく広がります。
私たちは、学生の皆さんからの「どんな看護職になりたいか」という問いかけと向き合い、自ら未来のビジョンを描けるよう、全力でサポートします。教員と学生が「何のために学ぶのか」を深く響き合わせ、将来にわたる同志となれるよう、私たち自身もこれからの研鑽を続けてまいります。
複雑化する社会の中で、看護という仕事の意味をともに考え、未来の医療と人々の幸せを支える一歩を、武蔵野大学で踏み出してみませんか。

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