海外派遣留学生の声 小川さん
留学の準備に費やした1年間
私が本格的に留学準備を始めたのは、大学1年次の終わり頃でした。
留学パンフレットで留学にかかる費用を見て、親に反対されたためはじめは留学するのを諦めようかと考えていました。しかしながら、どうしても留学したいと思い、その費用を貯めるため、また奨学金をいただくために、授業以外の時間は、ほとんど遊びに行かずアルバイトとIELTSの勉強に励みました。その甲斐あってか、学びたい分野がある大学のIELTSスコアの基準を取得でき、また奨学金が頂けるスコアと成績を取ることもできました。
3年次前期からの協定留学に応募するために、2年次の夏から、国際課の方に留学相談を始めました。自分に合った環境に行きたいと考え、留学費用のことや留学先の滞在方法・学べる分野・周りの環境を知るために、毎月相談をしていました。国際課のみなさんの協力もあり、私はオーストラリアのゴールドコーストにある、サザンクロス大学に留学することに決めました。帰国した今振り返ってみると、人生で一番有意義で充実した時間を過ごせたのでサザンクロス大学に留学して良かったと心の底から思います。
私は、美しいビーチや自然、旅行が好きだったので、海が綺麗で有名な観光地のゴールドコーストに留学しました。精神的に大変な時期も、その自然豊かな場所で定期的にリラックスできたことで乗り越えられたのではないかと考えます。かけがえのない時間を過ごすためにも、早い段階で相談をはじめ、なぜ留学したいのか、自分がどのようなことを学びたいか、どのような環境で学びたいかなど明確にし、それに合った大学を探すことがとても大切だと思います。そして何より、さまざまな要因で留学が難しいと思うかもしれません。
私は留学費用が理由で最初は諦めかけましたが、必死に英語の勉強をして奨学金をいただけたこと・アルバイトに励んだことで、留学することができました。努力や意志を持ち続けていれば留学するチャンスはやってくると思うので、留学したいという強い気持ちを忘れずにいてください。そして、留学中もその気持ちを忘れず、行動的に生活したら必ず有意義な留学になると思います。
ホームステイやシェアハウス経験を通しての学び
私は、ホームステイを二回とシェアハウスを一回体験しました。
この経験から、人の温かさや異文化理解の大切さ・難しさを学ぶことが出来ました。
一つ目の受け入れてくださったホストファミリーはマザーとファザーのみで、オーストラリアに来たばかりで緊張していたところに暖かく迎え入れてくれたことを今でも覚えています。いち早く、オーストラリアでの生活に慣れるために毎日Gold CoastやBrisbane内の様々な場所に連れて行ってくれました。慣れない新生活のなか、ファミリーが外泊するときも、連絡をくれたり精神的にもサポートしてくれました。彼らの温かさのおかげで、学校でもほかの生徒との交流ができるようになりストレスも少なく過ごせました。
次に、お世話になったホストファミリーを離れ、東南アジアの方とシェアハウスをしました。この経験で、異文化理解の難しさを痛感しました。価値観の違いから喧嘩することもありました。どちらかが相手の文化に適応するのではなく、お互いがその違いを受容・譲歩できるかが重要なのではないかと思います。さらに、日本では当たり前だと思うことが普通ではない、だれかにとって私たちの普通が普通ではないこと、自分の考えや当たり前に囚われない、またそれが正しいことであるかと考えるようになりました。
二つ目のホームステイでは、子供と中国人のフラットメイトがいました。だいたいのオーストラリアの方は、朝の六時前くらいに起きて、散歩をしたりします。そのため、毎朝六時ごろに子供たちの声で起き、子供たちの勉強を手伝ったり・遊んだりしてオーストラリアの一般的な生活を体験できました。
一か月ほど中国人のフラットメイトと二人きりだったときに、私が体調を崩すと中国のおかゆを作ってくれました。
文化の違いは時に争いを引き起こすこともあるけれど、それを乗り越えたことで、物事に対する考え方が大きく変化しました。国を越えて助け合い、その人々のあたたかさに触れて、自分が他国の厳しい環境にいる人の力になりたいと考えるきっかけになりました。
留学を振りかえって
私が留学したいと思った理由は観光について学びたい、英語力を上げたいでしたが、それ以上に自分自身の精神的な成長に影響がありました。慣れない環境や言語の中で生活したことで、忍耐力や問題解決能力がつきました。さらに、多様なナショナリティー・年齢の人とコミュニケーションをとったことで積極性や社交性が培われたと思います。
留学生活や学校の学びを通して、英語が通じないもどかしさや意見をうまく言えないことから劣等感を感じたり、価値観が合わず多国籍の友達と喧嘩したりすることもありました。その分、いろいろな人と向き合い、相手の考えや価値観を知ったことで異文化理解力が養われました。その全ての留学経験が自分の価値観や生き方に対して、良いほうに影響を与えたと思います。
日本にいたときに感じていた敷かれたレールを歩かなくてはいけない・こうでなければいけないという考えが崩れ、本当の自分とはなにか、自分が幸せを感じることはなにかを一番に考えるようになりました。
また、価値観だけでなく新しい習慣も身に付きました。例えば、朝コーヒーを飲んだり、ホストマザーから勧められて始めたトレーニングを日本でもするようになったりしました。さらに、自然のなかで息抜きしマインドセットやポジティブでいることの大切さも学び、これらが自分らしくいるための重要な一部になっていると思います。
My favorite!
留学先での忘れられないお勧めスポットや食べ物などを紹介します。
'Fish monger'
'Fish&Chips'
Burleigh Heads にあるFish monger というお店のFish&Chips が食べた中で一番おいしかったです!ボリュームたっぷりで、ビーチできれいな海とサーファーズパラダイスの景色を見ながら食べるのがとっても幸せな瞬間でした。
'Coolangatta Beach'
お気に入りの場所はCoolangatta Beachです!
ここでは、よく友達とBBQをしたりビーチボールをしたり、勉強の息抜きとしてよくここでリフレッシュしていました。一番の思い出の場所です。