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留学先輩体験談

中国

協定留学
松田啓さん
(グローバルコミュニケーション学科)
留学先大学:天津外国語大学
留学期間:一年間(3年生 前期から)

  留学しようと思ったきっかけ、留学準備で気を付けたこと、留学準備について

・きっかけ
高校時代に日系企業及び多くの国が中国に進出していることを知り、中国に関心を持った。中国語取得と中国文化や社会の背景理解が将来的に武器になると感じていた。(実際これらの経験は就活の際にとても効果的だった。)
そんな中で武蔵野大学の豊富な協定留学制度に興味を持ち入学した。数多くの協定留学先と手厚い奨学金制度がありとても魅力的に感じた。
また、学科の中国語の授業や孔子学院の講座、国際交流スペースで中国人留学生と話せる環境を通じて、より一層関心が強まった。特に孔子学院の先生方のサポートがとても手厚く、親身になって教えてくれた。時間があれば先生のもとへ行き、質問をしたり、習った中国語を練習したりしていた。また様々なイベントに参加させてもらい、中国語のインプットアウトプットを同時にできる環境があった。いわば国内留学のような感覚が味わえた。

・留学準備で気を付けたこと、留学準備について
語学面の準備として、留学前に日常会話レベル到達とHSK5級の取得を目標としていた。HSK5級取得により現地大学で学部の授業を履修することができる。実際に取得することができ、現地での生活は比較的スムーズなスタートを切れたと思う。
また、渡航するための準備として、するべき手続きが多く、しっかりと自分で順序だててやることを意識していた。Visa申請や健康診断、留学先の大学への手続きなどいろいろあった。現地での資金繰りの方法をあらかじめ調べ準備する必要もある。そのためリストアップして進行すると効率良くできると思う。
そして、三年時に一年間留学ということで、就職活動に影響がでないか心配だった。帰国後にスムーズなスタートを切るために、業界地図や四季報、SPI対策の問題集などを準備し、持参した。

  留学先での授業について、HS、寮での生活について、課外活動、努力した点や苦労した出来事

01上海キャリアフォーラム

上海careerフォーラム
・留学先での授業について
基本的には大学の語学学校の授業を受けていた。他に英語や中国文化の授業も履修をしていた。
まず語学の授業は12クラスに分かれていて、最初にテストを行いその結果に応じて、先生と面談をしてどのクラスかを決める。私の場合は、前期が准高级班(上から三番目)、後期が高级二班(一番上)のクラスで授業を受けていた。授業は基本的に中国語のみで行い、国も年齢もばらばらな授業環境であった。リスニングやリーディング、スピーキング、ライティングなどの授業があった。授業は大体午前中に終わり、午後は課題や自分の好きなことをする時間にあてることができた。

・HS、寮での生活について
私は一年間大学の寮に住んでいた。二人部屋で前期は日本人、後期は韓国人のルームメイトと住んでいた。部屋には二人分のクローゼットとベッド、勉強机があり、共有のバスルームがあった。寮の環境は中国の他大学と比べればとても綺麗なほうだと思う。個人的にはルームメイトがアジア人同士で生活リズムや文化が似ていることもあり、特に問題なく過ごせた。食事は食堂や学校付近のレストラン、出前を利用していた。物価が低く美味しいものを安くお腹いっぱい食べることができた。

・課外活動
部活動やイベント、海外インターン、ボランティア活動など様々な課外活動をしている人がいた。
印象的なイベントは「美食节」で、各国の留学生が自国の美食を作り、提供するイベントだった。その他、ステージでダンスや歌、楽器演奏などを披露していて、とても賑やかなイベントだった。

・努力した点や苦労した出来事
留学当初は、スピーキングとリスニングの能力が低く、聞き取れない伝わらないの繰り返しだった。スピーキングは、いわゆる日本人にありがちなカタカナ中国語になっていたため伝わらないことがよくあった。リスニングは、天津は北独特の巻き舌のアクセントがあり、学習してきた発音と少し違っていたため慣れるまでに少しかかった。この二つの課題を解決することが個人的に苦労したことだと思っている。
また、九月の上海careerフォーラムに向けた準備だ。上海careerフォーラムというのは、バイリンガルや留学経験のある学生向けの就活イベントである。初めての就活ということでゼロから企業研究やESの書き方、面接のポイントなどを勉強した。六社にESを提出し、四社の選考過程にのることができ、一社は最終面接までいくことができた。その時は内定には至らなかったが、帰国前に就活のやり方や雰囲気などを経験することができたのは大きな収穫だったと今思っている。

  留学を通して成長したこと、達成したこと、あなたの思う留学のメリット、今後の進路、就職活動について

02部屋からの景色

部屋からの景色
・留学を通して成長したこと、達成したこと
語学面ではHSK6級の取得と中国人との会話がスムーズにできるようになったことだ。HSK6級の取得のため自身で購入した単語帳やテキストを反復学習した。また、八割以上の得点を取りたかったため、数か月間は図書館にこもり勉強をした。自身で掲げた目標に対して貪欲に取り組んだ期間であり、成長、達成したことだと思う。
その他に、行動力が身につき、自分で深く考えて動くようになったことである。特に帰国後の就活の事や自身のキャリアについて深く考えるようになった、また今まで以上に自分自身の視野や知見を広げようと思った。そんな中で天津の滨海地区には幸運にも多くの日本企業があり、事前に電話でアポをとり、訪問したりした。その過程で自分の向き不向きであったり、将来像などが徐々に明確になった。結果的に帰国後の就活もコロナ禍ではあったが満足いく結果を残すことができた。

・今後の進路、就職活動について
私は卒業後、就職という進路を選択した。
就職活動に関して、まず上記で述べている通り、上海careerフォーラムに参加した。その際に「就活とは」をざっくりと経験し、帰国後にどう動くべきなのかを明確にすることができた。
帰国前に業界研究と企業研究、自己分析、SPIの対策を完了させるようにしていた。手順としては、まずは業界地図で各業界の動向や特徴、分析などを理解し、四季報を使い、興味のある業界の企業を研究した。そして、その業界や企業で自分のしたいことや経験、知識を活かせるかを分析した。自己分析はWordにまとめたりし、SPIは数か月かけて対策問題集を何周かした。
帰国後は積極的にフォーラムやインターンに申し込み、その業界や企業の理解を深めようとした。またインターンをすることで自分の名を残そうと考えていた。その結果二月に一社内定をもらうことができた。そこからは大手企業の選考のみに絞りチャレンジをした。三月一日の解禁日前までに自分がESを提出したい企業ごとに志望動機を書き終えておいた。ガクチカや志望動機、したいこと、将来像などは全て一貫性をもたせ、自身の経験と結び付けて臨んでいた。
その結果、世界に展開をしているグローバルな大手企業に内定をもらうことができた。
私が心配していた、「三年時に一年間留学は就活に影響がでる」ということだが、しっかりと準備をすれば問題ないと今考えると思う。

My favorite!

留学先での忘れられないお勧めスポットや食べ物などを紹介します。

お気に入りの場所

'天津 五大道 民園'
'Minyuan Square'

私のお気に入りの場所は天津の五大道にある民園という場所である。自分が欧州にいるかのような雰囲気を味わうことができ、夜はイルミネーションがとても綺麗である。気分転換がてら散歩へ行くときによく行っていた。
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